小型の鯨類は水族館で飼育することも多く、また知能が高いイルカやシャチを訓練してイルカショーを行うところも多い[49]。
1980年代後半以降、クジラの生態を観察するホエールウォッチングが世界各地で急速に人気を集めるようになり、エコツーリズムの観点からも、また多くの観光客が押し寄せることによる経済的・社会的観点からも期待され、経済的効果を上げている[50]。一方で、船を出し直接近くに寄って観察を行うことは鯨類に大きな負担をかける行為であり、短期的にも長期的にも影響が大きいため、法律や自主規制によってある程度のルールが形作られているところも存在する[51][52]。
脚注[脚注の使い方]^ CITES, Appendices I, II and III