下記にIUCN(国際自然保護連合)が作成した2006年版レッドリストに記載されている主な鯨類を示す。括弧内は分類された年で、「」内はIUCN日本委員会の訳語である。
「絶滅寸前」 (CR:Critically Endangered) 2種
コガシラネズミイルカ Phocoena sinus (1996年)
ヨウスコウカワイルカ Lipotes vexillifer (2005年)
「絶滅危機」 (EN:Endangered) 7種
イワシクジラ Balaenoptera borealis (Sei Whale
下記に絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(ワシントン条約)の附属書に掲げられた鯨目の種を示す。
附属書I
セミクジラ科
ホッキョククジラ
セミクジラ属全種
ナガスクジラ科
ミンククジラ
ミナミミンククジラ(クロミンククジラ)
イワシクジラ
ニタリクジラ
シロナガスクジラ
ナガスクジラ
ザトウクジラ
マイルカ科
カワゴンドウ
コビトイルカ属全種
ウスイロイルカ全種
コククジラ科
コククジラ
アマゾンカワイルカ科
ヨウスコウカワイルカ
コセミクジラ科
コセミクジラ
ネズミイルカ科
スナメリ
コガシラネズミイルカ
マッコウクジラ科
マッコウクジラ
カワイルカ科
カワイルカ属全種
アカボウイルカ科
人類は古くから鯨類全般を食用としており、日本においてもすでに縄文時代前期に能登半島の真脇遺跡において多数のイルカの骨が出土していることから、すでにイルカ漁が始まっていたと考えられている[38]。