クオリア
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^ 詳細は「クオリア#解析とデータ化」を参照2019年の土谷および西郷の論文によれば、「意識」という主観的概念を《科学で扱ったり観測したりすることはできない》と論じる哲学者・心理学者・認知科学者は今でも多い[3]。デネットやスローマンやスタノヴィッチのような哲学者は、そもそも「意識」という概念は定義不可能であると論じている[3]

しかし土谷と西郷によれば、実践的な研究は以前から主観的意識を扱っており、それは二種類に大別されている[3]。一つは、主に臨床で使われる「意識レベル」( 「意識の量」)であり、もう一つは「意識の中身」( 「クオリア」・「意識の質」)である[3]。土谷と西郷は、それらの意味での「意識」を「数学的に厳密に定義できるか」について研究し[3]、数学の「圏論」を使うことで意識やクオリアを定義している[8]。「意識の」の例としては、「意識レベルの圏」と「意識の中身の圏」がある[8]。「圏論の数学的ツールをつかった主観意識の研究が枠組みとして定着すれば … 大きなブレイクスルーにつながると著者〔土谷・西郷〕は考えている」という[9]
^ 以下、2009年のトノーニとバルドゥッツィによる学術論文の原文の引用[12]。Qualia space for a system of 4 elements is 16-dimensional (with an axis for each of the 24 possible states of the complex); the axes are flattened onto the page. Upon entering state x1 = 1000, the complex generates a quale or shape in Q-space.[12]
^ 原文では“qualia are a likely outcome of the processing of information in local cortical networks”[6].
^ 茂木いわく、《心的表象はニューロン活動の随伴現象である》ということを言い換えれば、《ある心的表象を指定するのに必要十分な情報は、物質的過程(ニューロン活動)の時空間パターンの中に含まれている》となる[16]
^ 茂木はシュレディンガー方程式を

i ℏ d ψ d t = H ^ ψ {\displaystyle i\hbar {\frac {d\psi }{dt}}={\hat {H}}\psi \,} と表記している[21]
^ こうした枚挙的な例示は様々な文献で見られるが、ここでの例示はチャーマーズの「Conscious Mind」中での記述と、SEPにおける説明を基にしている[要出典]。

出典^ a b c d e f 土谷 2016, p. 「クオリア」.
^ 新村 2018, p. 819.
^ a b c d e f 土谷 & 西郷 2019, p. 463.
^ 三村 2013, p. 24.
^ a b Tononi & Balduzzi 2009, p. 1.
^ a b c Orpwood 2017, p. 1.
^ a b Chalas et al. 2018, p. 10 (2).
^ a b 土谷 & 西郷 2019, p. 464.
^ 土谷 & 西郷 2019, p. 474.


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