クオリア
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^ カラーフィルターなどのスペクトルはこの波長とは、性格が異なり一致しないのが普通である[要出典]。
^ 以下は、2016年の『脳科学辞典』で土谷尚嗣が執筆した項「クオリア」からの引用[1]。 クオリアは、我々の意識にのぼってくる感覚意識やそれにともなう経験のことである。脳科学では、クオリアはなんらかの脳活動によって生み出されていると考える。 …

 クオリアとは、ラテン語 qualiaで、単数形は a quale であり、我々が意識的に主観的に感じたり経験したりする「」のことを指す。日本語では感覚質とも呼ばれる[註 1] 。一般に、夕焼けの赤い感じ、虫歯の痛み、などの比喩を使って説明されることが多い。 …


註釈
1. ↑ クオリアは「質感」と呼ばれることもある。しかし、材料の表面の触った感じ、見た目の感じ、のテクスチャのことを特に「質感」と呼ぶことが多く、混乱を招くので、この項では質感という語は使わない。[1]
^ 詳細は「クオリア#解析とデータ化」を参照2019年の土谷および西郷の論文によれば、「意識」という主観的概念を《科学で扱ったり観測したりすることはできない》と論じる哲学者・心理学者・認知科学者は今でも多い[3]。デネットやスローマンやスタノヴィッチのような哲学者は、そもそも「意識」という概念は定義不可能であると論じている[3]

しかし土谷と西郷によれば、実践的な研究は以前から主観的意識を扱っており、それは二種類に大別されている[3]。一つは、主に臨床で使われる「意識レベル」( 「意識の量」)であり、もう一つは「意識の中身」( 「クオリア」・「意識の質」)である[3]。土谷と西郷は、それらの意味での「意識」を「数学的に厳密に定義できるか」について研究し[3]、数学の「圏論」を使うことで意識やクオリアを定義している[8]。「意識の」の例としては、「意識レベルの圏」と「意識の中身の圏」がある[8]。「圏論の数学的ツールをつかった主観意識の研究が枠組みとして定着すれば … 大きなブレイクスルーにつながると著者〔土谷・西郷〕は考えている」という[9]
^ 以下、2009年のトノーニとバルドゥッツィによる学術論文の原文の引用[12]。Qualia space for a system of 4 elements is 16-dimensional (with an axis for each of the 24 possible states of the complex); the axes are flattened onto the page. Upon entering state x1 = 1000, the complex generates a quale or shape in Q-space.[12]
^ 原文では“qualia are a likely outcome of the processing of information in local cortical networks”[6].
^ 茂木いわく、《心的表象はニューロン活動の随伴現象である》ということを言い換えれば、《ある心的表象を指定するのに必要十分な情報は、物質的過程(ニューロン活動)の時空間パターンの中に含まれている》となる[16]
^ 茂木はシュレディンガー方程式を

i ℏ d ψ d t = H ^ ψ {\displaystyle i\hbar {\frac {d\psi }{dt}}={\hat {H}}\psi \,} と表記している[21]
^ こうした枚挙的な例示は様々な文献で見られるが、ここでの例示はチャーマーズの「Conscious Mind」中での記述と、SEPにおける説明を基にしている[要出典]。

出典^ a b c d e f 土谷 2016, p. 「クオリア」.
^ 新村 2018, p. 819.
^ a b c d e f 土谷 & 西郷 2019, p. 463.


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