クイーン・エメラルダス_(架空の人物)
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テレビアニメ版では版権の問題からエメラルダスの名前が使えなかったとされ[2]、彼女に相当するキャラクターとしてエメラーダが登場。トチローとの出会いから、一人娘のまゆの出産、トチローの宇宙葬の後を追って宇宙へ消えていったことがハーロックの回想という形で描かれた。
ニーベルングの指環
若き日のハーロック、トチロー、エメラルダス、メーテルを描いた作品であり、幼い頃は999号によってメーテルとともに旅をしていたことも明かされている。OVA『ハーロック・サーガ ニーベルングの指環』として映像化。
わが青春のアルカディア - わが青春のアルカディア 無限軌道SSX
若き日のハーロック、トチロー、エメラルダスを描いた作品であり、彼らが海賊になった理由も描かれている。また、顔にできた傷のいきさつが『エメラルダス』とは異なる。『無限軌道SSX』では、X-00001というコードナンバーで呼ばれる反逆者。
メーテルレジェンド
若き日のメーテル、エメラルダスを描いたOVA作品で、惑星ラーメタルが機械化され、機械化人との戦いを決意したメーテルとエメラルダスの姉妹が999号で旅立つまでを描いている。
宇宙交響詩メーテル 銀河鉄道999外伝
若き日のメーテル、エメラルダスを描いたTVアニメ作品で、前作『メーテルレジェンド』から2年後の設定である。前作とともに『新竹取物語 1000年女王』と『999』を繋ぐ作品であるため、メーテルとプロメシュームを描いた描写が多く、メーテルほどは描写されていない。
コスモウォーリアー零
ハーロックを追う零を軸に人間と機械化人との共存をテーマにした作品。クイーンエメラルダス号とともに登場。
松本零士999 ?Story of Galaxy Express 999?
PS(プレイステーション)用ゲーム。本作ではトチローの形見となった戦士の銃をとりもどすため単身「明日の星」にいくという、彼女を主人公にしたシナリオがある。この星でエメラルダスは宝田緑(たからだ みどり)を名乗り、顔の傷を隠して一般人の姿に変装している
キャプテンハーロック?次元航海?
原作『キャプテンハーロック』を様々な松本作品とリンクさせた世界観で描いたリブート作品。本作ではまゆと昇太の二児の母親として登場する。
銀河鉄道999 ANOTHER STORY アルティメットジャーニー
原作エターナル編を劇場版旧二作の続編としてリブートさせた派生作品。本作では明確にメーテルの双子の姉として描かれており、エメラルダスが亡きプロメシュームに花を手向けたり、エメラルダス自身が鉄郎にメーテルと双子であることを説明するシーンも登場する。
名前

名前の由来はエスメラルダ(esmeralda、エメラルドを意味するスペイン語及びポルトガル語)からであり、松本がエメラルドを赤い宝石と勘違い[注釈 6]していたため、赤を重視したデザインとなっている。なお、『エメラルダス』のコンビニブック版及び1990年頃に発売された愛蔵版ではそのことが語られるとともに、松本は「宇宙なら赤いエメラルドもありえると言われたので、このデザインにしてよかったと思っている」とも答えている。

『エメラルダス』劇中では「クイーン・エメラルダス」「クイーンエメラルダス」といった呼称は彼女の名前がついた宇宙船クイーン・エメラルダス号に使用され、主人公エメラルダスは単に「エメラルダス」と呼ばれ、本人もそのようにしか名乗っていない。ただし『999』劇場版1作目では、ラストでエメラルダス号が去っていく場面において、鉄郎が「ありがとう クイーン・エメラルダス」というシーンがあるほか、エメラルダスがゲスト出演する『999』TV版第22話と、劇場アニメ『わが青春のアルカディア』でのクレジット表記では「クイーン・エメラルダス」となっている。

キャプテンハーロックの「キャプテン」は船長、艦長といった敬称であるが、クイーン・エメラルダスの「クイーン」は「女王」の敬称ではなく、クイーンも含めて彼女の名前である。これを裏付けるものとして『無限軌道SSX』の脚本を担当した山浦弘靖による小説版1巻に本名:クイーン・エメラルダスとの記述がある。

作者の松本零士も「Web新潮」掲載『松本零士が語る ワーグナーとインターネットの世界』の中で、「少女時代のクイーン・エメラルダス」という発言をしていることから、「クイーン・エメラルダス」はエメラルダス自身および所有の船の双方を指すようである。

『銀河鉄道999 ANOTHER STORY アルティメットジャーニー』では、本来なら長女のエメラルダスがプロメシュームの名を継いで「クイーン・エメラルダス・プロメシュームIII世」を名乗るはずだったという描写が登場する。同作ではエメラルダスと対の関係となる機械化首都惑星「エスメラルダ」も登場する。
声優

田島令子(『銀河鉄道999』劇場版2作品、TVスペシャル『永遠の旅人エメラルダス』『わが青春のアルカディア』『わが青春のアルカディア 無限軌道SSX』、漫画『クイーン・エメラルダス』を原作としたOVAとラジオドラマ作品全般、プレイステーション(PS)用ゲーム『松本零士999 ?Story of Galaxy Express 999?』)ラジオドラマで初めてエメラルダスの声を当てて以来、その声を最も多く担当している。『999』TV版のエピソード「海賊船クイーン・エメラルダス」を元に製作されたTVスペシャルでは、エメラルダスの声がTV版の谷から田島に変更されている。松本は『エメラルダス』文庫版1巻のあとがきで、声を担当した田島に感謝のメッセージを送っている。また、田島も文庫版1巻にコメントを寄せている。

谷育子(『銀河鉄道999』TV版 「海賊船クイーン・エメラルダス」登場時)「エメラルダス」として、アニメ作品で初めて声を当てた。

勝生真沙子(1998年のラジオドラマ『銀河鉄道999』、OVA『ハーロック・サーガ ニーベルングの指環』、PS用ゲーム『コスモウォーリアー零』)

榎本温子(OVA『メーテルレジェンド』)少女期のエメラルダスを演じる。

井上喜久子(OVA『宇宙交響詩メーテル』、TV『コスモウォーリアー零』、OVA『ヤングハーロックを追え! コスモウォーリアー零外伝』)先述のゲーム『コスモウォリアー零』の世界観を基にしたアニメ作品など、近年の松本作品でメーテルの姉として登場するエメラルダスの声を演じる。なお井上は、『999』のリメイク版を作るのであれば、メーテルを演じて欲しいとの評もある[3]

笠原弘子(WEBドラマ『ユマの物語?シンフォニーNo.V』)

エメラーダとして登場


吉田理保子(『宇宙海賊キャプテンハーロック』TV版)『ハーロック』アニメ版では、彼女に相当するキャラクターとしてエメラーダが登場。その声を当てていたのが吉田である。

※このほかに『999』劇場版1作目の予告編では、北浜晴子が声を当てている。
補足

『プリンセス』の読切版では、ハーハーという名の
トリさんに似た鳥を飼っている。


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