ギルバート・ケイス・チェスタートン
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「意思の行為はことごとく自己限定の行為である。ある行動を望むとは、すなわちある限定を望むことなのだ。(中略)何物かを選ぶことは、他の一切を捨てることである。」

「孤立した傲慢な思考は白痴に終わる。」

「人々はローマが偉大であるからローマを愛したのではない。ローマは人々がローマを愛したから偉大となったのだ。」

自殺は単に一つの罪であるばかりではない。自殺はまさに罪の中の罪である。究極の悪、絶対の悪であって、生命の存在そのものに関心を持とうとせぬ態度にほかならぬ。」

「キリスト教徒は世界を逃れて宇宙に入るのであるが、仏教徒は世界ばかりかむしろ宇宙から逃れることを願うのである。これら二つのものに比べられるものは、他に地上には殆ど無い。そしてキリストの頂に登らぬ者は、仏陀の奈落に落ちるのである。」

主な著作

『―』内は主な邦題 List of books by G. K. Chestertonも参照

評論・評伝・エッセーの日本語訳は「チェスタトン著作集」(春秋社 全15巻、ピーター・ミルワード編)が出版

評論ほか
文明・文化論


1905年 『異端者の群れ』(Heretics)別宮貞徳訳(春秋社)一部は新版再刊、以下略

1909年正統とは何か』(Orthodoxy)安西徹雄訳(新版1995年、2009年、2019年)

1925年 『人間と永遠』(The Everlasting Man)別宮貞徳訳

1926年 『正気と狂気の間』(The Outline of Sanity)上杉明訳(新版1999年)

1929年 『ローマの復活』(The Resurrection of Rome)別宮貞徳訳

評伝


1906年チャールズ・ディケンズ』(Charles Dickens)小池滋・金山亮太訳

1909年ジョージ・バーナード・ショー』(George Bernard Shaw)安西徹雄訳

1910年ウィリアム・ブレイク ロバート・ブラウニング』(William Blake)中野記偉訳

1923年久遠の聖者 アッシジの聖フランチェスコ』(St. Francis of Assisi)「久遠の聖者」生地竹郎

1927年ロバート・ルイス・スティーヴンソン』 (Robert Louis Stevenson)別宮貞徳・柴田裕之訳

1932年チョーサー』(Chaucer)渡部昇一・福士直子訳

1933年 『聖トマス・アクィナス』(St. Thomas Aquinas)「久遠の聖者」生地竹郎訳、新版・ちくま学芸文庫、2023年

エッセー・回想


1909年 『棒大なる針小』(Tremendous Trifles) 別宮貞徳・安西徹雄訳、新版1999年 - 文学論・随筆集

1936年 『自叙伝』(Autobiography) 吉田健一訳、新版1999年 -『正統とは何か』と対をなす評論風自伝

1938年 『色とりどりの国』(The Coloured Lands)、尾崎安・山形和美訳(教文館、1987年)- キリスト教論集

『求む、有能でないひと』、阿部薫訳(国書刊行会、2004年)- 本邦初訳の時事コラム集

長編小説

1904年 『新ナポレオン奇譚』(The Napoleon of Notting Hill)

高橋康也・成田久美子訳 (春秋社、1984年/ちくま文庫、2010年)


1905年木曜の男』 (The Man Who Was Thursday)

吉田健一訳、創元推理文庫、旧版は東京創元社「世界推理小説全集」

南條竹則訳 『木曜日だった男』(光文社古典新訳文庫、2008年)


1912年 『マンアライヴ』(Manalive)

つずみ綾訳(論創社論創海外ミステリ〉、2006年)

南條竹則訳(創元推理文庫、2023年)


短編集

1905年 『奇商クラブ
』(The Club of Queer Trades)

『奇商クラブ』(福田恆存訳、創元推理文庫:東京創元社、1977年)


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