国家体制として共和制・議院内閣制を採用している。 大統領が国家元首として儀礼的な責務にあたる。大統領は任期5年で議会により選出される。 現大統領は2020年3月13日に就任したカテリナ・サケラロプル。行政府の長である首相は議会によって選出され大統領により任命される。閣僚は首相の指名に基づき大統領が任命する。「ギリシャの大統領」および「ギリシャの首相」も参照 立法府たるギリシャ議会(Vouli ton Ellinon)は一院制で、300議席、任期4年。比例代表制によって選出される。 70年代の民主化以降、中道右派の新民主主義党(ND)と中道左派の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)が二大政党として交代で政権を担当する期間が続いた。財政危機を受けた2012年の選挙では、二大政党は得票を落とし、極左の急進左派連合(SYRIZA)とギリシャ共産党 (KKE)、中道右派の独立ギリシャ人(ANEL)、極右の黄金の夜明けが伸長した。2015年の選挙で緊縮受け入れに反対した極左のSYRIZAが第一党となり、ツィプラス政権が誕生した。しかし、SYRIZAは公約違反を繰り返したため支持率は下落し、2019年7月の選挙では,今まで最大野党であった中道右派の新民主主義党(ND)が39.9%の得票で、単独過半数となる158議席を獲得した。NDのミツォタキス党首が新首相に就任し、SYRIZAは下野した。 失業率が世界的に見ても極めて高く、常に50%を超えている。また、政界における腐敗の問題も指摘されている。「ギリシャ政府債務危機
行政
立法
政党詳細は「ギリシャの政党」を参照
司法詳細は「ギリシャの司法(英語版
その他
国際関係詳細は「ギリシャの国際関係(英語版)」を参照
周辺国との関係では、キプロスの帰属問題でトルコとは対立関係にある。2010年代半ば以降、ヨーロッパを目指すシリアやアフガニスタン、イラクなどから移民や難民がトルコ経由で押し寄せることから、国境安全保障上の観点でトルコとの国境沿いに長さ40キロにも及ぶ壁を建設、2021年8月工事が完了した[15]。
ギリシャ民族の国家であったマケドニア王国やギリシャ国内のマケドニア地方と同じ名を名乗るスラヴ系のマケドニア共和国とも対立状態にあったが、マケドニア共和国が国名を北マケドニア共和国に変更したため、両国の対立状態は薄れている。
日本との関係詳細は「日本とギリシャの関係」を参照
2021年現在、371人のギリシャ人が日本に住んでいる。詳細は在日ギリシャ人を参照。
駐日ギリシャ大使館
詳細は「駐日ギリシャ大使館」を参照
住所:東京都港区西麻布三丁目16-30
アクセス:東京メトロ日比谷線広尾駅3番出口
ギリシャ大使館全景
ギリシャ大使館正面玄関
ギリシャ大使館表札
在ギリシャ日本国大使館
この節には内容がありません。加筆して下さる協力者を求めています。
国家安全保障詳細は「ギリシャ軍」を参照
ギリシャ軍(ギリシャぐん、ギリシア語: Eλληνικ?? ?νοπλε? Δυν?μει?)は、ギリシャ陸軍、ギリシャ海軍、ギリシャ空軍の3軍で構成されるギリシャ共和国の軍隊。管理・運営はギリシャ国防省が担当している。ギリシャは欧州連合(EU)および北大西洋条約機構(NATO)の加盟国であり、アフガニスタンのISAF、ボスニアとチャドのEUFOR、コソボのKFORなど国際平和維持活動にも積極的に参加している。
地理ギリシャ最高峰および神話上のオリュンポス十二神の居所であるオリンポス山詳細は「ギリシャの地理(英語版)」を参照
ギリシャの国土は4つの地方に分かれる。
まず、国土の約2割を占めるエーゲ海を中心とした島嶼である(ギリシャの島の一覧参照)。最大の島はエーゲ海南方に浮かぶクレタ島(8,336km2)、次いでエーゲ海西部と本土の間に横たわるエヴィア島(3,670km2)である。
次にコリンティアコス湾とコリントス運河によってほかの地域と区別できる南部のペロポネソス半島である。
国土の西海岸線に沿った形で南北に伸びるギリシャ最大の山脈ピンドス山脈は湿潤な西部と乾燥した東部を分かつ。最高峰はスモリカス山(2,637メートル) 。
最後に、古代の都市国家を含む中央ギリシャである。
ギリシャの国土は山がちである。ピンドス山脈には2,000メートルを超える峰がいくつもあり、北東のブルガリア国境にはロドピ山脈が東西に伸びる。ギリシャの最高峰オリンポス山(2,917メートル)はどちらの山脈にも属さず、東西、南北とも15キロにわたって広がる独立した山塊となっている。平原からそびえ立ち、山頂に雪を帯びたオリンポス山の姿は古代から神聖視されてきた。 ほぼ全土がケッペンの気候区分でいう地中海性気候(Cs)に区分される。したがって、温暖で湿潤な冬季と乾燥し高温の夏季にはっきり分かれる。首都アテネの平均気温は、冬季の1月が10.1°C、夏季の7月では28.0°Cである。年平均降水量は383.8ミリで、これは同じ地中海性気候に分類されるローマの約2分の1と少ない。なお、最北部は山岳地帯であり、冬季に気温が下がる温暖湿潤気候(Cfa)に分類される。
気候
地方行政区分詳細は「ギリシャの地方行政区画」を参照ギリシャのペリフェリア