役名俳優日本語吹き替え
ソフト版日本テレビ版
アムステルダム・ヴァロンレオナルド・ディカプリオ森川智之高橋広樹
ジェニー・エヴァディーンキャメロン・ディアス魏涼子林真里花
ビル・"ザ・ブッチャー"・カッティングダニエル・デイ=ルイス玄田哲章牛山茂
ヴァロン神父リーアム・ニーソン津嘉山正種佐々木勝彦
ウィリアム・"ボス"・トゥイードジム・ブロードベント池田勝稲垣隆史
ジョニー・シロッコヘンリー・トーマス村治学矢崎文也
ウォルター・"モンク"・マクギンブレンダン・グリーソン塩屋浩三福田信昭
ハッピー・ジャック・マルラニージョン・C・ライリー廣田行生宝亀克寿
マックグロインゲイリー・ルイス辻親八岩崎ひろし
シャングスティーヴン・グレアム上田燿司
キローランエディ・マーサン
ラレー師アレック・マッコーエン
スキャマホーン卿デヴィッド・ヘミングス
ジミー・スポイルズローレンス・ギリアード・Jr新垣樽助
ヘル=キャット・マギーカーラ・シーモア
P・T・バーナムロジャー・アシュトン=グリフィス
マーティン・スコセッシがハーバート・アズベリーのノンフィクション『ギャング・オブ・ニューヨーク』に感銘を受け、古きニューヨークに生きた犯罪者やギャング、移民などのアメリカのルーツを描く作品を撮りたいと思い始めたのは1970年ごろであったという[5]。この想いを友人でもあった脚本家ジェイ・コックスに打ち明け、意気投合したことから『ギャング・オブ・ニューヨーク』映画化という具体的な企画が立ち上がった。コックスは主人公となるアムステルダム・ヴァロンというキャラクターを生み出すに当たって、ブルース・スプリングスティーンの歌詞に非常に強いインスピレーションを受けたと語っている。
着想からさらに20年以上にわたり、スコセッシはコツコツとシナリオを書き続け、スティーヴン・ザイリアンやケネス・ロナガンらも交え、推敲を重ねながら作られていた。主役となるレオナルド・ディカプリオも1991年ごろからこの企画に参加し、スコセッシと共同でビル役にと目をつけたダニエル・デイ=ルイスの説得にあたる[6]などしていた。
配役が決まった後、1863年のニューヨークを完全再現するという作業に取り掛かることになった。これはちょうどその頃、ニューヨーク・マンハッタンで発掘作業を行っていた建築家によって発掘された当時の皿や櫛といった85万点というアイテムを借り受けることで実現可能となった[7]。スタジオが決まり、それぞれのセットが決まると数ヶ月という異例のスピードでローマ・チネチッタスタジオに1846年及び1863年のニューヨークが再現された。
チネチッタでの撮影は127日間にわたり、2001年3月30日に終了した。 1928年に出版されたハーバート・アズベリーの『ギャング・オブ・ニューヨーク』は、19世紀初頭から約100年間に渡るニューヨークのギャングたちの社会を書き綴った歴史書である。
背景
アズベリーの著書