ギャング・オブ・ニューヨーク
[Wikipedia|▼Menu]
美術:ダンテ・フェレッティ

音楽:ハワード・ショア

主題歌:U2 / The Hands that Built America

字幕翻訳:戸田奈津子

キャスト
アムステルダム・ヴァロン
演 -
レオナルド・ディカプリオ本作の主人公で、幼少の頃に目の前で父親・ヴァロン神父を殺され、ビル・ザ・ブッチャーに復讐を誓う。アイルランド移民。復讐に使おうとしているナイフは、ビルがヴァロン神父を刺し殺したナイフである。
ジェニー・エヴァディーン
演 - キャメロン・ディアス自身の美貌で男を誑かし、巧みに金品を掠め取り、ファイブ・ポインツでしたたかに生き延びる女スリ師。アムステルダムと出会い、互いに惹かれ合っていく。
ビル・"ザ・ブッチャー"・カッティング
演 - ダニエル・デイ=ルイスレックス・ラング(一部の声)本名:ウィリアム・カッティング。かつてアムステルダムの父親を殺し、今はファイブ・ポインツを牛耳るギャング団"ネイティブ・アメリカンズ"のリーダー。ブッチャーの通称の通り、肉屋としての顔もあり、包丁や投げナイフなど刃物の扱いに通じている。左眼が義眼であり、アメリカ人であることを誇りとしているWASP。また、トゥイード(後述)らWASP上流階級とも対立し、甘言を一蹴するなど、悪党ながら意外に気骨のある人物。
ヴァロン神父
演 - リーアム・ニーソンアムステルダムの父でアイルランド移民団"デッド・ラビッツ"のリーダー。神父ながら先頭に立って戦う事も厭わぬ勇猛な人間だったが、ビルとの戦いの果て殺される。
ウィリアム・"ボス"・トゥイード
演 - ジム・ブロードベントファイブ・ポインツを治める実在の政治家。WASP上流階級の象徴でもあり、自分たちの利益のために"ネイティブ・アメリカンズ"とアイルランド移民双方を利用しようとする。
ジョニー・シロッコ
演 - ヘンリー・トーマス"ネイティブ・アメリカンズ"の一味で、アムステルダムの幼馴染。
ウォルター・"モンク"・マクギン
演 - ブレンダン・グリーソンビルの支配に屈する事無く戦う男。棍棒を武器に闘い、相手を倒すごとにその人数を棒に刻み込んでいる。
ハッピー・ジャック・マルラニー
演 - ジョン・C・ライリーヴァロン神父亡き後、ビルの軍門に下った警察官
マックグロイン
演 - ゲイリー・ルイスヴァロン神父亡き後、ビルの軍門に下り、右腕として活躍する男。
日本語吹き替え

役名俳優日本語吹き替え
ソフト版
日本テレビ
アムステルダム・ヴァロンレオナルド・ディカプリオ森川智之高橋広樹
ジェニー・エヴァディーンキャメロン・ディアス魏涼子林真里花
ビル・"ザ・ブッチャー"・カッティングダニエル・デイ=ルイス玄田哲章牛山茂
ヴァロン神父リーアム・ニーソン津嘉山正種佐々木勝彦
ウィリアム・"ボス"・トゥイードジム・ブロードベント池田勝稲垣隆史
ジョニー・シロッコヘンリー・トーマス村治学矢崎文也
ウォルター・"モンク"・マクギンブレンダン・グリーソン塩屋浩三福田信昭
ハッピー・ジャック・マルラニージョン・C・ライリー廣田行生宝亀克寿
マックグロインゲイリー・ルイス辻親八岩崎ひろし
シャングスティーヴン・グレアム上田燿司
キローランエディ・マーサン
ラレー師アレック・マッコーエン
スキャマホーン卿デヴィッド・ヘミングス
ジミー・スポイルズローレンス・ギリアード・Jr新垣樽助
ヘル=キャット・マギーカーラ・シーモア
P・T・バーナムロジャー・アシュトン=グリフィス宝亀克寿
スキャマホーン夫人バルバラ・ブーシェ
ホレス・グリーリーマイケル・バーン
その他中博史
西村知道
藤本譲
相沢まさき
沢城みゆき
市川まゆ美
村竹あおい
田中一永
仮屋昌伸
吉田浩二
京井幸谷田真吾
佐々木誠二
天田益男
村上想太
斎藤志郎
内山昂輝
佐藤淳
平勝伊
高橋耕次郎
小室正幸
桝谷裕
楠見尚己
関貴昭
浅井晴美
横堀悦夫
永田博丈
松永麻里
大門真紀
島宗りつこ
日本語版制作スタッフ
演出安江誠壺井正
翻訳徐賀世子平田勝茂
調整藤樫衛飯塚秀保
効果リレーション
制作松竹株式会社グロービジョン



日本テレビ版:初回放送2005年3月25日『金曜ロードショー』(21:03?23:34)[4]

製作

マーティン・スコセッシがハーバート・アズベリーのノンフィクション『ギャング・オブ・ニューヨーク』に感銘を受け、古きニューヨークに生きた犯罪者やギャング、移民などのアメリカのルーツを描く作品を撮りたいと思い始めたのは1970年ごろであったという[5]。この想いを友人でもあった脚本家ジェイ・コックスに打ち明け、意気投合したことから『ギャング・オブ・ニューヨーク』映画化という具体的な企画が立ち上がった。コックスは主人公となるアムステルダム・ヴァロンというキャラクターを生み出すに当たって、ブルース・スプリングスティーンの歌詞に非常に強いインスピレーションを受けたと語っている。

着想からさらに20年以上にわたり、スコセッシはコツコツとシナリオを書き続け、スティーヴン・ザイリアンやケネス・ロナガンらも交え、推敲を重ねながら作られていた。主役となるレオナルド・ディカプリオも1991年ごろからこの企画に参加し、スコセッシと共同でビル役にと目をつけたダニエル・デイ=ルイスの説得にあたる[6]などしていた。

配役が決まった後、1863年のニューヨークを完全再現するという作業に取り掛かることになった。これはちょうどその頃、ニューヨーク・マンハッタンで発掘作業を行っていた建築家によって発掘された当時の皿や櫛といった85万点というアイテムを借り受けることで実現可能となった[7]。スタジオが決まり、それぞれのセットが決まると数ヶ月という異例のスピードでローマ・チネチッタスタジオに1846年及び1863年のニューヨークが再現された。

チネチッタでの撮影は127日間にわたり、2001年3月30日に終了した。
背景
アズベリーの著書

1928年に出版されたハーバート・アズベリーの『ギャング・オブ・ニューヨーク』は、19世紀初頭から約100年間に渡るニューヨークのギャングたちの社会を書き綴った歴史書である。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:43 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef