ギニュー
[Wikipedia|▼Menu]
また、隊員には他の星へ降り立った際は技の試し撃ちをするように注意している[注釈 7]。アニメ『Z』と『改』では常にキャラメルを持ち歩いている。

登場した当初は、リクーム同様ベジータを「ちゃん」付けで呼び完全に見下している(アニメでは「ベジちゃん」とも)。他の隊員の例に洩れずユニークな一面が強調されており、リクームの台詞によれば、ファイティングポーズを考えるのも彼である。フリーザがドラゴンボールを全て手に入れたときには「喜びのダンス」を踊ろうとしたが、フリーザには「またの機会に」と婉曲に断られた[注釈 8]。また、作中で彼オリジナルの「ウルトラファイティングポーズ」も披露している[注釈 9]。アニメではジースが仲間の敗北を報告に来るまで、残っていた兵士たちにファイティングポーズの指導をしていた。グルド、リクーム、バータらが戦死したとジースから聞いた際、「自分たちより強い者はフリーザ様しか存在しない」と隊員たちの死を否定した。

界王拳を発動してギニューの戦闘力を大幅に超えた悟空(ギニューが120,000に対し、悟空は180,000以上)に大きく慄くが同時に嬉しがり、自分の体にわざと重傷を負わせたうえで、ボディチェンジを行い悟空の体を手に入れることに成功する。しかし、ギニューは界王拳を使えない上に慣れない体のためその戦闘力をうまく引き出すことができず、戦闘力23,000[13]とチェンジ前を大きく下回る戦闘力しか出せなかったため、本来ならば格下であるはずの悟飯やクリリンに予想外の苦戦を強いられる。アニメでは、2人との戦いを通じて少しずつ悟空の体に慣れていき、徐々に戦闘力を引き出せるようになっていく(悟空もギニューの体に慣れていき戦闘に協力した)。その後ジースを撃破したベジータに闘いを挑まれ応戦するが、敵わず痛め付けられて地面に叩き落とされる。そしてベジータがトドメを刺そうと上空から突進してきたところにボディチェンジを仕掛けるが、元の体に戻れる好機と判断した悟空が間に割って入ったことで悟空とギニューの体は元に戻る。今度こそベジータの体を手に入れるためにベジータに向けて再度ボディチェンジを放つが、悟空がとっさに放り投げたカエルのような生物と入れ替わる。カエルの体では言葉を話せないためボディチェンジができず、戦闘力も失ったため無力な存在となった。直後にベジータに踏み潰されそうになるが、悟空に制止され、ベジータもこれからカエルとして生きることになったギニューに同情したことで命を助けられ、そのままどこかへ逃亡する。アニメではベジータの肉体を乗っ取る際にわざと攻撃を受けて肉体を痛めつける形で戦闘シーンが追加されている。

原作ではその後登場しないが、アニメでは出番が大幅に追加されている。暇を持て余していたブルマから翻訳機を渡されたため、言葉を話すことができるようになり、うまく騙して体を入れ替えフリーザと悟空の対決の場へ向かう。さらにピッコロの体を乗っ取ろうとするが、悟飯の機転で結局カエルに戻る[注釈 10]。その後はドラゴンボールによって地球に転送された[注釈 11]。最初はブルマに蹴飛ばされたが、逃亡せずにそのままブルマの家の温室に住み着いた。カエルとなって力は失われても、ファイティングポーズをとったり身のこなしなどはそれなりにでき、温室に住む他の生物にスペシャルファイティングポーズを披露している場面がある。ナメック星人が他の星へ移った時も、ベジータやピッコロと同様に地球に留まり、以後も何度か姿を見せている。それらの登場シーンではとくに悪事を企んでいるような描写は無く、セルゲーム直前に悟空の家の庭に現れたり、第209話では魔人ブウ出現前の天下一武道会会場で悟飯に拾われたりと、行動範囲もかなり広い。また、かつてのギニューの肉体を得たカエルも地球にいる。

アニメ『ドラゴンボール超』では、ソルベが地球にやってきた際にカエルの姿で登場しており、ドラゴンボールで復活したフリーザが地球に来た際にたまたま現場に居合わせ、突如乱入してきた超ゴテンクスに股間めがけて頭突きされて悶絶していたタゴマの前で筆談で「チェンジ」と書いて、それをタゴマが読んで喋ったことによってボディチェンジが発動し、タゴマの体を得て復活する。フリーザはかつてエリート集団のリーダーのギニューが生きていたと知った時は「嬉しい誤算」と語る。一方で相変わらず独特のパフォーマンスには冷や汗をかかされており「あの性格だけは何とかならないんですかね」とぼやいていた。悟空の時とは違い、タゴマのパワーを引き出して悟飯、クリリン、ピッコロ、天津飯亀仙人の5人を圧倒しフリーザから手放しで称賛されるが、超サイヤ人となった悟飯の前には為す術なく敗れる。そこへフリーザと同じく因縁のある悟空とベジータが現れ、かつてカエルとボディチェンジされたことを逆恨みするも、ベジータから「カエルのままだったら死ぬことはなかったと思うぜ」と皮肉られ、ベジータが放つエネルギー波を受け消滅した。

テーマソング「参上!!ギニュー特戦隊!!」の歌詞ではカエル嫌いと語られている。

名前の由来は牛乳[3]


ボディチェンジ
両腕を広げて「チェンジ!!」と叫び、向かい合った相手と肉体を入れ替える技。自分より強い相手にも有効であるため、自身の体をわざと痛めつけた後に、この技を使って形勢を逆転させることが可能。だが悟空の体は、奪った直後に体を上手く使いこなせず、その戦闘力の全てを引き出せないことに気付き、このような体とチェンジしたのはギニュー自身初めての経験で困惑していた。悟空からは「精神と肉体を一致させないと力を引き出せない」と警告を受けていた。アニメでは、悟飯とクリリンの2人と戦ううちに徐々に悟空の体に慣れていき、戦闘力を引き出せるようになっていった。また、技の途中で第三者による妨害(ギニューと対象者との間に割って入る、生物を投げ入れられるなど)を受けると、意図しないその第三者と肉体を入れ替えることになるという危険性がある。言葉を話すことができない生物と肉体が入れ替わった場合には、技そのものが使用できなくなる。体は入れ替わっても気の性質自体は変化せず、悟空の体となったギニューの気を察知したクリリンからは「邪悪な気」と評されている。アニメでは、他者の体と取り替えても声はチェンジする前のままである。これは後のゲーム版にも反映されている。アニメ『Z』と『改』では、ピッコロとチェンジを試みた時に、この技のターゲットにされた者は、一時的に身動きがとれなくなり技を避けられなくなる効果が見られた。アニメ『超』では、ギニューがカエルの姿になって喋れなくても、筆談で「チェンジ」と書き、目の前の対象者に「チェンジ」と言わせることができればボディチェンジが発動するようになっている。また本作では、最初こそ「この体に慣れていませんが」と語っていたがすぐさま奪った体のパワーを引き出し本人以上に使いこなして見せ、戦闘力をパワーアップさせた。ギニュー自身そのことを喜びはするも、驚いてはおらず、それを見ていた銀河パトロールのジャコも、ギニューが奪った体のパワーを引き出す特性を持つ存在ではと推測しており、『Z』でも相性が悪かった悟空の体に少しずつ慣れ始めていた描写が追加されている。ゲーム作品では基本的に対戦相手と体力や気力など含め全て入れ替える技として登場しているが、『ドラゴンボールZ Sparking! NEO』など一部のゲームでは対戦相手ではなく、悟空などにカラダを入れ替えて体力を全回復する[注釈 12]仕様になっているほか、『ドラゴンボール レジェンズ』では対戦相手と肉体を入れ替えた直後に入れ替わった肉体で自分の胸を突いた後、すぐさま元の肉体に戻るという技になっている。また、『ドラゴンボール ザ ブレイカーズ』では、当てたサバイバーのチェンジパワーを1にして強制的にダウンさせる。ギニュー自身は当てたサバイバーのレベル4の姿になる。
ホルスタインショック[14] / 自害[15]
ボディチェンジの際に相手を弱らせるため、自分の胸を突き、体力を減らす技。前述したように『レジェンズ』では技名こそ無いもののボディチェンジ使用後に使い、敵にダメージを与える技となっている。
ストロングジャージー[16]
突進しての肘撃ち。悟空との闘いの先制攻撃に使用。
ギニューメガブラスト[17] / テラスマッシュ[18] / ミルキーキャノン[19] / ダイナマイトプレッシャー[20] / 強力エネルギーは(波)[21] / ミルキーボンバー[22]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:108 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef