ギター
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特許「弦楽器[27]
その他

制作における技術上・構造上の問題から、各音程について理想とするものから周波数がずれる場合があり、厳密な意味では最適なチューニングは難しい。通常は開放弦の音でチューニングされるが、弦を押さえることで弦に張力(テンション)がかかるためである。エレクトリック・ギターでは各弦の長さ、高さを容易に調整できるため、一般的に、アコースティックギターよりは若干細かいチューニングが可能である。フレットの項目も参照。なお、張力による音程の変化を逆手に取る演奏技術もある。詳しくは後述。
構え方や奏法
基本の構え方

まず演奏時の基本姿勢やギターの保持の方法は、音楽のジャンルやギターの種類などにより異なる。

クラシックギターでは椅子に座って左足を踏み台に乗せ、脚の位置を高くしてボディ側面のくぼみを左脚の太股に乗せ、ギターを体全体で抱えるような姿勢で演奏をする。クラシック以外では、座る場合でも、踏み台は使わず、右脚の太股に、脚を組みギター側面のくぼみ[注釈 3]を乗せて演奏をする場合と、脚を組まずにギターのくぼみを脚に載せる場合がある。(なおジャズギタリストは座って演奏することが多かった。また1970年代日本のフォークシンガーも座って演奏することが多かった。)ハイスツール(座面の高い椅子)を用意し、そこに尻を載せて演奏する方法もある。

立って演奏する場合、フォークギターなどではギターストラップをギターのネック部分とギターのボトム(尻)のとめ金にかけ肩にかける方法があり、エレキギターではギターストラップの片方をギターのボトム(尻)の止め金にかけるのは同じだがもう片方はボディの止め金にかける(ギターのネックにかけない)。ラテン音楽のギターなどではギターのサウンドホールにひっかけるフックを利用し首から吊る方法などがある。@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .mod-gallery{width:100%!important}}.mw-parser-output .mod-gallery{display:table}.mw-parser-output .mod-gallery-default{background:transparent;margin-top:.3em}.mw-parser-output .mod-gallery-center{margin-left:auto;margin-right:auto}.mw-parser-output .mod-gallery-left{float:left;margin-right:1em}.mw-parser-output .mod-gallery-right{float:right}.mw-parser-output .mod-gallery-none{float:none}.mw-parser-output .mod-gallery-collapsible{width:100%}.mw-parser-output .mod-gallery .title,.mw-parser-output .mod-gallery .main,.mw-parser-output .mod-gallery .footer{display:table-row}.mw-parser-output .mod-gallery .title>div{display:table-cell;text-align:center;font-weight:bold}.mw-parser-output .mod-gallery .main>div{display:table-cell}.mw-parser-output .mod-gallery .gallery{line-height:1.35em}.mw-parser-output .mod-gallery .footer>div{display:table-cell;text-align:right;font-size:80%;line-height:1em}.mw-parser-output .mod-gallery .title>div *,.mw-parser-output .mod-gallery .footer>div *{overflow:visible}.mw-parser-output .mod-gallery .gallerybox img{background:none!important}.mw-parser-output .mod-gallery .bordered-images .thumb img{outline:solid #eaecf0 1px;border:none}.mw-parser-output .mod-gallery .whitebg .thumb{background:#fff!important}

クラシック音楽のギターの構え方。ギタリストは椅子にすわり、《足台》に片足をのせ[注釈 4]、高くなった脚の上にギター(のくびれ)を置き、ギターをやや縦に構え、ギターのネックが顔の横あたりにくる。

脚を組んでギターのくぼみを載せる構え

(エレキギターの試奏や、ブルースなど)椅子に座ってリラックスして演奏する方法。「脚のつけ根」あたりにギターを載せる。この他、ネックの位置を少し上げたい場合は、ブルースやロックでも足を組む方法がある[注釈 4]

ストリートでアコギ類を座って演奏する場合

ハイスツールを使う方法

ラテンアメリカの音楽で立って演奏する場合のギターの構え方。

フォークミュージックやポピュラーミュージックを街頭で立って演奏する場合の構え方。《ギター ストラップ》を使い、ギターを肩にかける方法。ストラップの片端をネックに縛りつけているパターン。クラシック音楽のギターの構え方に比べると、ギターは水平に近い。

エレキギターを立って演奏する場合の一例。ストラップを使うが、ストラップの両端をボディの止め金にかける。エレキギターの位置は、近年では、フォークギターの場合と比べて低いことが一般的。

エリック・クラプトンストラトキャスターを立って演奏する場合の構え

ロックミュージック系のエレキギターの奏者がステージで立ち姿勢で演奏していて、スポットライトを浴びて《速弾き》をしたり派手な演奏をする時の構え方

右利きの場合

右利き用のギターを使う。左手でネックを持って弦を押さえ、右手で弦を弾く。
左利きの場合

いくつかの方法がある。

右利き用のギターを使い、右利きの人と同じように左手でネックを持ち右手で弦を弾く方法
この方法のメリットは、右利き用のギターが入手しやすいことで、他人から右利き用のギターを借りたり譲ってもらったりすることで練習ができる。レッスンの際にも右利きの動作をそのままコピーすれば良く、流通している右利き用の教科書やタブ譜もそのまま使える。この持ち方をするプレーヤーの例としてはビリー・コーガン[28]ロバート・フリップ[29][30]マーク・ノップラー[29]などが挙げられる。

左利き用のギターを使い、右手でネックを持ち弦を押さえ、左手で弦を弾く方法
右利きの先生から教えてもらう場合は、常に「鏡写し」の動作をすればよい。左利き用のギターの販売数は右利き用と比べて少なく、小さな店舗では販売されていないことも多いのが難点。この持ち方をするプレーヤーの例としてはトニー・アイオミ[31]ポール・マッカートニー[28]などが挙げられる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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