キン肉スグル
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超人のチャンピオンを決める超人オリンピックが開催されることになり、前チャンピオン・ロビンマスクの粋な計らいによって日本代表になり、運良くまたキン骨マンらの妨害にもめげず決勝トーナメントに進む。残虐超人の集中したBブロックに入るも持ち前の運とまだ世間も自分自身も気付いていない実力でカレクックラーメンマンを破り[注 4]、決勝戦へ進出。戦いの中で生まれたラーメンマンの友情の激励、テリーマンのセコンド、火事場のクソ力を駆使しロビンマスクを破り優勝する。超人オリンピック覇者は世界遠征が義務付けられているため、ミートと共に世界へ旅立った。
ザ・マシンガンズ結成

最初の遠征地・ハワイで後に師匠となるプリンス・カメハメに出会い、完敗した後に48の殺人技を伝授され、鋼のような肉体を得る。そしてハワイチャンピオンのジェシー・メイビアを48の殺人技の3つ目となる風林火山で破り、世界超人協会会長ドーロ・フレアースのいるアメリカ本土へと渡る。

しかし、アメリカはWSC(超人評議会)、WSF(超人同盟)の2つの団体の領地が占めており、WSA(超人協会)の領地はほぼ無に等しかった。さらにWSCとWSFは手を組み、WSAを滅亡させようとしていた。そこで、キン肉マンは姿を変えてアフリカの残虐超人「ザ・シャネルマン」を名乗り、試合後や試合前を狙い、ニューヨークでのビューティー・ローデスを皮切りにWSCの各地区チャンピオンたちから倒していった。こうすることで、団体の仲間割れを図ったが、両団体ともシャネルマンの正体を知っていた。

WSFのスカル・ボーズにオリンピック覇者というところに目をつけられ、仲間に迎え入れられる。そして、WSF開催のランバージャックショーでロビンマスクと再会した際にシャネルマンの正体がバレる。その3日後、ロビンとオリンピックタイトルを賭けグランドキャニオンで再戦するが、キン骨マンらと結託したスカル・ボーズの策略でリングを爆破され、キン肉マンは運良く助かったが、ロビンは谷底へ転落する。その後WSCの超人たちが現れ、抜け駆けは許さないとばかりに乱闘が起こり、現れた各団体の会長たちの師匠ゴッド・フォン・エリックにより乱闘が制止され、タッグリーグ戦で決着をつけるようにと説かれる。

こうして3団体+怪人チームでタッグリーグ戦が行われることになり、キン肉マンはテキサスに行き、左足を失ったテリーマンに対し義足をつけて再び戦うよう説得し、ザ・マシンガンズを結成する。WSA代表として出場し、テリーマンとのコンビプレーを次第に完成させて行き優勝する。

その後、次の遠征地に行こうとしたところに日本で怪獣ブルゴラスが現れ、急遽帰還して退治するが制限時間内に戻れず超人オリンピックのタイトルを剥奪される。

日本に戻ったキン肉マンは、以前と同じく怪獣退治をしていた。また、キン肉星に里帰りをしている最中に将来の妃となる、ビビンバと初めて出会い、彼女と同棲生活(といってもビビンバが勝手にすみついているだけだが)をすることになった。この時期、ビーンズマンの求めに応じてラッカ星に乗り込み、宇宙野武士を退治している[注 5]

アニメでは超人評議会と超人同盟は一つにまとめられて、超人同盟のみが敵として登場。テリーマンとタッグを組む展開がなくなっており、超人同盟の刺客と一対一の対決で倒していき、最後にロビンマスクと戦い、これが超人同盟との決着となっている。
第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイト編

第21回超人オリンピック ザ・ビッグファイトが開催。本来なら日本代表はウルフマン(アニメではリキシマン)だったが、前チャンピオンということで特別に出場が許された。

再び持ち前の運と火事場のクソ力で決勝トーナメントへ進出。Bブロック1回戦でキングコブラを、2回戦ではベンキマンを破り、準決勝ではウルフマン[注 6]を自分に不利な相撲ルールにもかかわらず、逆転勝ちをおさめた。

一方Aブロックでは、ソ連のロボ超人ウォーズマンのベアークローでラーメンマンが再起不能になる事態になる。それを見たキン肉マンは、決勝戦前に逃走。しかし廃人になりながらも自分を応援してくれるラーメンマンに心打たれ、ラーメンマンとの友情を胸に決勝のリングへと上がった。

決勝戦では両者はマスク超人のため、ウォーズマンのセコンド・バラクーダ(正体はロビンマスク)の提案で“覆面はぎデスマッチ”という特別ルールが設けられた。ウォーズマンに苦戦しながらも陰で応援するラーメンマンの存在もあって、30分以上戦うとショートする相手の弱点を突き、48の殺人技の1つであり、後にキン肉マンの代名詞となった必殺技キン肉バスターでウォーズマンを破り、父キン肉真弓と共に史上初の親子2代のV2の偉業を達成する。

アニメでは、この頃からマリがメインヒロインとして再登場。彼女が引き取った病魔に蝕まれる少年ケンジの存在によって2人は急接近。手術の成功を祈って試合に必ず勝つことを述べ、苦戦の末キングコブラに勝利。ケンジの手術もうまくいき、マリのキン肉マンに対する評価が大きく変化することになった。その後、ウォーズマンに敗北したラーメンマンの仇を討つべく、ブロッケンJr.、テリーマンらと特訓に励む。この際にキン肉バスターを披露しており、ウォーズマンとの戦いでも使用したがそれでもまだKOできず、互いに死力を振り絞った戦いの末、ウォーズマンを風林火山によってKOした。原作では敗北したウォーズマンに悪態をつき、自分の手でキン肉マンを倒すことを誓うロビンマスクだったが、こちらでは2人の戦いを見届けて、ようやく自らの敗北を受け入れられたとキン肉マンとウォーズマンに感謝を述べた。
7人の悪魔超人編

超人オリンピックV2を果たし、名実ともにチャンピオンになったキン肉マンの前にかつて超人オリンピック出場を禁止され宇宙に追放されていた7人の悪魔超人が、(偶然ではあるが)キン肉マンのせいで開放され、キン肉マンに挑戦状を叩きつける。キン肉マンは悪魔超人たちに怖気付きそれを拒否したが、首領格であるバッファローマンによりミートをバラバラにされる、しかもそれは10日以内に7人全員を倒し、ミートを元に戻さなければ二度とミートは元には戻らないという制限付きだった。このことでキン肉マンの心に炎が灯り、悪魔超人の挑戦を受け入れた。

ステカセキングブラックホールを連戦で破り、ミートの上半身と右手を奪い返すことに成功するが、体はすでに限界を超えておりまともに戦えない状態となる。そのことを察知し、テリーマン、ロビンマスク、ウォーズマン、ブロッケンJr.、ウルフマンの5人のアイドル超人がキン肉マンに加勢し、代わりに残りの悪魔超人に挑むことになる。5人の闘いが終わった後、キン肉マンはロビンマスクを破ったアトランティスを、霊界ポケットで悪魔霊術を破る救世主モンゴルマンの協力もあってキン肉バスターで破り[注 7]、ミートの右足を取り戻した。アトランティス戦での出血多量によるダメージが深く、救世主によって無理やり休養をとらされ、丸1日眠り続けたが、残るバッファローマンとスプリングマンとの戦いはミート救出リミット残り1時間の間となる。不利な状況ながらも1人で戦おうとするキン肉マンの前にモンゴルマンが現れ、2対2のタッグマッチを要求する。悪魔超人側はこれを承諾するが、キン肉マンは休養をとらされる際に受けた襲撃と、この時点での不利な状況を呪うあまり、モンゴルマンを敵だと思い信用していなかった。しかし、モンゴルマンが身を挺してミートのパーツを守ったことにより仲間として認め、それぞれシングルマッチの体勢で闘うことになる。モンゴルマンがスプリングマンを破り、残るはキン肉マンとバッファローマンの1対1となった。バッファローマンはそれまで絶対的な強さを誇っていたキン肉バスターを、“6を返すと9になる”という戦法で破り、キン肉マンに絶望を味わわせた。しかしキン肉マンは持ち前の火事場のクソ力と、着地地点をリングから大屋根に変える新キン肉バスターを駆使し、最後はダブルキン肉バスターで死闘の末にバッファローマンを破った。闘いの中改心したバッファローマンと、悪魔の制裁に打ち勝ち戻ってきたら正義超人の仲間に入れるという約束を交わし、ミートを無事取り戻すことに成功した。

アニメではマリとの恋仲が大きく進展しており、早くも結婚の話やキスなどを受け入れるようになっていた。
黄金のマスク編

黄金のマスク編では全ての超人のエネルギー源である、黄金のマスクと銀のマスクのうち、黄金のマスクが7人の悪魔超人の上位である悪魔六騎士に盗まれた。その結果、すべての正義超人の超人パワーが奪われたが、最初に銀のマスクを手にしたキン肉マンと、他にはミートだけがパワーを奪われなかった。正義超人を救うべく、キン肉マンと悪魔六騎士の戦いが始まった。

最初の刺客スニゲーターを破るも、超人パワーを吸い取られ死亡。だが、ウルフマンの犠牲により蘇る。続く第二の刺客プラネットマンとの闘いではテリーマンたちが人面祖により人質になるが、ウォーズマンの犠牲によりこれを撃破する。その後、残りの悪魔騎士が機能停止となったウォーズマンの体内に入り込み、ウォーズマンを救うため、プラネットマンのパワーを吸収し復活したテリーマン、ロビンマスク、ブロッケンJr.と、新しく参戦したジェロニモとともに悪魔騎士が用意したリサイクル・ゾーンを通ってウォーズマンの体内へと入り込む。

アイドル超人が悪魔騎士を破ったが、六騎士の持つ黄金のマスクはすべて偽物だったことが判明する。ウォーズマンの身体機能を蘇生させた直後に最後の刺客・悪魔将軍が現れ、リサイクル・ゾーンを塞がれた。キン肉マンたちはジェロニモの犠牲によりウォーズマンの体内から脱出することに成功し、悪魔将軍とアシュラマンに挑むことになった。

キン肉マンはアシュラマンとの闘いの中、キン肉バスターを破られるものの、新技・キン肉ドライバーのヒントを得る。そこで復活したバッファローマンが時間を稼いでくれることになり、テリーマンとともに新技キン肉ドライバーの特訓に励み会得する。特訓を終え、リングに戻ってきたキン肉マンを待っていたものはバッファローマンを無傷でKOした悪魔将軍であった。こうして正義超人と悪魔超人の最後の戦いが始まり、モンゴルマンがレフェリーとして立ち会った。

悪魔将軍の膝を壊し地獄の断頭台の失敗を誘うが、悪魔将軍は悪魔六騎士の力を最大限に開放し6倍にパワーアップする。さらには苦労して会得したキン肉ドライバーも悪魔将軍の超軟体の前では通用しないことが判明した。闘いの中、悪魔将軍の正体は黄金のマスクことゴールドマンであり、弟である銀のマスクことシルバーマンへの復讐の念に憑りつかれる頭部のみのゴールドマンが大魔王サタンと契約し、サタンの分身である悪魔六騎士のパワーと合わさり肉体を持った存在であることが判明。


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