キング・アーサー_(2004年の映画)
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敵役のサクソン王の設定は、イングランド王家の始祖とも言える、初代ウェセックスセルディックである。
ストーリー

15年にわたる兵役を終え、アーサー円卓の騎士たち(ランスロットボースガラハッドガウェイントリスタンダゴネット)はようやく自由になる日を迎える。ところが、アーサーらはハドリアヌスの城壁の北で暮らしているローマ人貴族マリウスの息子アレクトを救出するよう命じられる。そこはウォード(ブリトン人の反乱軍)やサクソン軍という残虐な敵に囲まれた危険な地で、生きて帰れる保証などなかった。しかし、この命令に従わなければ退役ができないことから、アーサーらは仕方なく命令に従うことにする。

ウォードに襲われ危機に陥ったものの、ウォードを率いるマーリンによって見逃されたアーサーらは何とかマリウスの屋敷に辿り着く。そこでマリウスがキリスト教に改宗しない者たちを拷問にかけていたことを知ったアーサーらは、監禁されていた女性グウィネヴィアらを救出する。また、サクソン人の攻撃が迫っていたことから、アーサーらは目的のアレクトだけでなく、そこに暮らしていた人々をも引き連れて必死の逃走をはかることになる。そして、追いついたサクソン軍を氷結した湖におびき寄せ、湖の下に沈ませることに成功するが、決死の覚悟で氷を割ったダゴネットが命を落とす。

アレクトらを無事にハドリアヌスの城壁に送り届け、命令を全うしたアーサーらはようやく退役が認められ、自由の身となる。しかし、自分がローマに対して抱いていた理想が幻想に過ぎなかったことを知ったアーサーは思い悩む。そんなアーサーとグウィネヴィアは激しく愛し合う。アーサーは仲間を見送り、サクソン軍と戦うために城壁に残る。そこにサクソン軍が迫ると、マーリン率いるウォードがアーサーに合流、弓の達人であるグウィネヴィアも共に戦うことになる。また、一旦は自由な生活のために城壁を後にした円卓の騎士たちも、アーサーと共に戦うことを決める。

激しい戦闘の中、サクソン軍を率いるセルディックにトリスタンが殺され、ランスロットがセルディックの息子シンリックと相打ちで命を落とす。そして、アーサーとセルディックの一騎討ちとなり、激しい戦いの末にアーサーはセルディックを倒し、勝利を収める。

その後、アーサーはグウィネヴィアと結婚し、ブリトンの王となる。
キャスト

※括弧内は日本語吹替

アーサー - クライヴ・オーウェン東地宏樹

グウィネヴィア - キーラ・ナイトレイ弓場沙織

ランスロット - ヨアン・グリフィズ畠中洋

ボース - レイ・ウィンストン斎藤志郎

ガラハッド - ヒュー・ダンシー竹若拓磨

ガウェイン - ジョエル・エドガートン坂詰貴之

トリスタン - マッツ・ミケルセン高川裕也

ダゴネット - レイ・スティーヴンソン西凛太朗

少年期のアーサー - シェーン・マレー=コーコラン(内山昂輝

少年期のランスロット - エリオット・ヘンダーソン=ボイル(入野自由

セルディック - ステラン・スカルスガルド勝部演之

シンリック - ティル・シュヴァイガー神奈延年

マーリン - スティーヴン・ディレイン野沢那智

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