作品公開日監督原案脚本製作配給会社
キング・コング1933年3月2日メリアン・C・クーパー
アーネスト・B・シュードサックジェームズ・クリールマン
1932年12月に映画の撮影が終了した後、クーパーは友人のデロス・ラヴレス(英語版)にマーケティングの一環として映画のノベライズを依頼した。ラヴレスは依頼を引き受け、1932年12月27日にグロセット&ダンラップ社(英語版)から小説を出版した[41]。この小説は「ジェームズ・クリールマン(英語版)とルース・ローズの脚本に忠実」と評価された。表紙には「メリアン・C・クーパーとエドガー・ウォーレスによる創造」と書かれているが、ウォーレスは小説には関わっていない。作家のジョー・デヴィト(英語版)は以下のように指摘している[42]。私が知っているものから、著名な作家であるエドガー・ウォーレスは脚本執筆の初期段階で死去しました。キングコングはクーパーの創造物であり、彼の作ったファンタジーだが、ウォーレスの名前は販売可能性のために残されました。これまでに多くの人が触れたように、クーパーはカール・デナムです。デナムの功績はインディアナ・ジョーンズに匹敵します。
ウォーレスの貢献についての議論は、オリヴィル・ゴールナーとジョージ・E・ターナーが『The Making of King Kong』で検証している。ウォーレスは1932年2月に糖尿病で死去し、クーパーは彼の死後に「実際、エドガー・ウォーレスはコングのために何も書きませんでした………私は彼にクレジットを約束したので、私は約束を守った」と語ったという[43]。
1965年、クーパーはバンタム・ブック(英語版)から小説を再版した。その後、著作権が失効したため、小説はパブリックドメインになったため、多くの出版社から再版されることになった[44]。2005年にブラックストーン・オーディオはステファン・ラドニックが朗読したオーディオブックを製作し、2017年にはスターワープ・コンセプトから新規イラスト6枚を追加したイーブックが発売された[45]。1933年には、ミステリー・マガジンからウォルター・F・リッパージャーが書いた小説が連載された[46]。この小説は、2月と3月の雑誌に掲載された。1977年にはエース・ブックスから1976年版の小説が出版され、1994年にはアンソニー・ブラウンが「Anthony Browne's King Kong」と呼ばれる小説を執筆した。この小説は「エドガー・ウォレスとメリアン・C・クーパーが作った物語」と書かれ、ターナー出版社(英語版)から出版された。
2005年には、ジャクソンのリメイク映画の公開に合わせてジャクソン、フラン・ウォルシュ、フィリッパ・ボウエンの脚本のノベライズ版がクリストファー・ゴールデン(英語版)によって執筆され、マット・コステロが書いた前日譚『King Kong: The Island of the Skull』が、それぞれPocket Books(英語版)から出版された。この他にも様々な小説や解説本が出版されている。2017年には『髑髏島の巨神』の公開に合わせて、ティム・リボーンが執筆したノベライズ版が出版され、同時にシモン・ワード監修の『The Art and Making of Kong: Skull Island』が発売された[47]。 キングコング
アニメ作品
The King Kong Show
アニメ:世界の王者 キングコング大会
原作籏野義文(原作・企画)
監督芹川有吾(演出)
脚本上野登史郎
音楽小林亜星
アニメーション制作東映動画
製作東映動画、ビデオクラフト(英語版)
放送局NET(現テレビ朝日)系列
放送期間1966年12月31日 -
話数全1話
アニメ:キングコング
製作ビデオクラフト、東映動画
放送局日本教育テレビ(NET)系列
放送期間1967年4月5日 - 1967年10月4日
話数全52話(2話×26回)
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ
『世界の王者 キングコング大会』(1966)(英語版)による日米合作。1966年12月31日(土曜) 20:00 - 20:56 (日本標準時)に大塚製薬の一社提供で放送されたが、同社がスポンサーを務めたのはこの回のみであり、その後のテレビシリーズには参入しなかった(テレビシリーズは複数社提供で放送)。