キリンホールディングス
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2009年7月13日、複数のマスメディアにより、サントリーホールディングスとの経営統合に向け交渉している事が報道された[12][13]。狙いは日本が市場として縮小する中で、海外に商機を拡大するのが目的とされている。しかし統合比率などで両社の隔たりが大きすぎたことから、2010年2月8日に交渉中止を発表した[14]

2013年1月1日に、国内での飲料事業を統括するための新会社として、キリン株式会社が設立(キリングループオフィス株式会社の事業内容と社名を変更)され、主要子会社である麒麟麦酒株式会社、キリンビバレッジ株式会社、メルシャン株式会社の全株式を同社に移管した。さらに2019年7月1日にキリン株式会社はキリンホールディングスに吸収合併されている。

2019年2月5日、取締役会を開き、孫会社にあたる協和発酵バイオ子会社化を決定した。子会社の協和発酵キリン(現・協和キリン)から、株式95%を約1280億円で取得する[15]
沿革

1870年 - スプリング・バレー・ブルワリー開設。

1907年 - 麒麟麦酒株式会社設立。

1923年 - 東洋醸造株式会社を合併。

1933年 - 販売協定を結ぶため「麦酒共同販売会社」を設立。

1941年

8月 - 原酉自動車運輸株式会社(現・キリングループロジスティクス株式会社)設立。

10月 - 有限会社麟鳳商会(現・キリンエコー株式会社)設立。


1963年 - 自動販売サービス株式会社(現・キリンビバレッジ株式会社)設立。

1965年 - 本店を東京都中央区京橋に移転。

1972年 - キリン・シーグラム株式会社(現・キリンディスティラリー株式会社)設立。

1976年 - 小岩井農牧社(三菱グループ)との共同出資で「小岩井乳業株式会社」設立。

1977年 - 本店を東京都渋谷区神宮前に移転。

1995年 - 本社を東京都中央区新川に移転

2007年

7月1日 - 麒麟麦酒株式会社をキリンホールディングスに商号変更し、純粋持株会社に移行。

持株会社の準備会社として運営されていた旧・キリンホールディングスを事業子会社の麒麟麦酒株式会社(新)に商号変更。国内酒類事業(ビール系飲料、RTD)を同社に移管し、さらに、子会社のメルシャンからは、RTD、焼酎、梅酒、洋酒(一部商品を除く)、合成清酒の販売が麒麟麦酒株式会社(新)に移管され、逆に麒麟麦酒株式会社(旧)のワイン販売事業をメルシャンへ移管した。


10月22日 - 協和?酵工業の友好的買収を公表。TOBと傘下の医薬品事業子会社キリンファーマとの統合により、協和?酵工業を子会社化する。

12月28日 - 豪州最大手の乳製品・果汁飲料会社ナショナルフーズ社を、現地法人を介して買収・完全子会社化。


2008年4月1日 - 協和?酵工業が株式交換によりキリンファーマを完全子会社化、協和?酵工業を連結子会社とする。

2009年

4月1日 - キリンヤクルトネクストステージをヤクルトに完全移管(株式売却)し「ヤクルトヘルスフーズ」となりグループから離脱する。協和発酵フーズ株式会社とキリンフードテック株式会社が合併し、「キリン協和フーズ株式会社」が発足。

5月22日 - フィリピン・サンミゲル社の全保有株式(約20%)を売却。代わってサンミゲルのビール事業をスピンオフしたサンミゲルビール社の株式約48%を取得し連結子会社化。

10月21日 - 1998年から出資していた豪州ビール大手ライオンネイサン社の全株式を取得・完全子会社化。23日にはナショナルフーズを傘下に置く現地法人に株式を譲渡。


2011年11月4日 - ブラジルのビール大手スキンカリオール(後のブラジルキリン → ハイネケンブラジル)を完全子会社化すると発表。

2013年

1月1日 - 麒麟麦酒・キリンビバレッジ・メルシャン3社の全株式を子会社のキリングループオフィス(旧・キリンビジネスエキスパート)に譲渡、キリングループオフィスは「キリン株式会社」に商号変更。また信州ビバレッジをキリンビバレッジに譲渡。

4月・5月 - グループ会社を含め本社機能を東京都中野区の中野新都心地区(中野四季の都市)にある「中野セントラルパークサウス」に移転[16]


2015年

12月期の決算で、ブラジル子会社で1100億円の減損が発生し、上場来初の赤字(473億円)決算となった[17]


2017年 - ミャンマーのビール大手、マンダレー・ブルワリーの買収を発表。同時にブラジルキリンの全株式をオランダのハイネケングループに売却。

2019年

2月5日 - 孫会社にあたる協和発酵バイオの子会社化[15]

7月1日 - 中間持株会社のキリン株式会社を吸収合併し、麒麟麦酒・キリンビバレッジ・メルシャンの3社を直接子会社化[18]

9月6日 - ファンケルと資本業務提携。


2021年12月31日 - 子会社の協和発酵バイオから健康食品などの通信販売事業を譲受、「キリン 協和発酵バイオ通販」として事業を開始[19]

2023年

1月23日 - ミャンマー・ブルワリーの全株式を同社に売却。ミャンマーから撤退[20]

3月6日 - 当社開発の独自素材であるプラズマ乳酸菌を日本コカ・コーラに供給した上で同社から「プラズマ乳酸菌 免疫ケアシリーズ」として、一部地域限定で発売[21]

11月28日 - 日用品メーカーの花王との共創により、同社の飲料ブランド「ヘルシア」も冠したダブルブランドのサプリメント「iMUSE 免疫ケア・ヘルシア内臓脂肪ダウン」を発売[22]。その4日後にはプラズマ乳酸菌を同社に供給した上で同社から「ヘルシア緑茶プラス 免疫ケア」として店舗・数量限定で発売された[23]

12月28日 - 名古屋証券取引所プレミア市場、福岡証券取引所本則市場、札幌証券取引所本則市場の上場を廃止[24]


歴代社長

加藤壹康:2007年 - 2010年

三宅占二:2010年 - 2015年

磯崎功典:2015年 - 2024年

南方健志:2024年 -

主要事業子会社

※特記無きものは全て株式会社である。
国内綜合飲料事業

麒麟麦酒

キリンビバレッジ

メルシャン

麒麟(中国)投資有限公司 - 中国における酒類事業の統括や新たな投資先の探索などの事業開発、長江デルタ地域におけるキリンブランドの販売を行う。

キリンビジネスエキスパート - 2011年1月に(旧)キリンビジネスエキスパートから標準定型サービスと専門サービス機能を譲り受けて事業を開始した機能分担会社。

キリンビジネスシステム - グループ内における情報システムに関連した事業を行う機能分担会社。

海外綜合飲料事業


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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