キリンビバレッジ
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2008年3月末から、キリンビバレッジが筆頭スポンサーの番組にキリンビールも合流、筆頭スポンサーが実質キリングループとなった。スポンサー紹介時は、キリングループ統一スローガン「おいしさを笑顔に KIRIN」を表示して両社の社名を読み上げる。ただし、「午後の紅茶」など一部CMではサウンドロゴが割愛されている場合がある。

2010年2月8日、本社機能を千代田区神田和泉町から渋谷区神宮前キリン原宿本社ビルに移転。同ビルにはキリンビールが2009年8月31日付で中央区新川(キリンホールディングスと同住所)から本社機能を移しており、共有スペースやオープンミーティングスペースの設置・共通部署の同一フロア配置などの施策によって両社の協力体制強化を図る。

2011年江崎グリコと業務提携を締結。トロピカーナファイアなどといった、一部の紙パック製品(冷蔵品)の販売を同社に委託している[3][4]

2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響で、キリングループ全社は同年3月末まで一切の広告活動を自粛したが、同年4月からは、CM冒頭の「おいしさを笑顔に KIRIN」の部分の「キリン!」のサウンドロゴが無音になったバージョンに差し替えられ、2013年12月末まで使用していた。

2013年1月1日、キリンホールディングスが保有する全株式が、傘下のキリンビール・メルシャンとともに、この日発足した国内の飲料事業を統括する中間持株会社キリン株式会社に譲渡された。

2013年3月から6月にかけて、本社がキリン原宿ビルから中野区中野の中野セントラルパークサウスに再移転した。

2014年1月にグループ内のTVCMで使用するサウンドロゴを5年ぶりに全面リニューアルして再びCMの最後に挿入され、約2年9ヶ月ぶりに音入りとなった(新バージョンではアニメーションの後に「KIRIN」ロゴのみが表示される仕様となる)。当社ではメッツ コーラ「パーティーの季節」篇を皮切りに、すでに放映中のTVCMも順次、新サウンドロゴ仕様に変更される。なお、このサウンドロゴは2017年7月以降に開始されたCMでは使用されない。

2016年1月15日ダイドードリンコ自動販売機事業で業務提携を結び、同年4月から、キリン側の自動販売機で「ダイドーブレンドコーヒー」、ダイドー側の自動販売機で「キリン 午後の紅茶シリーズ」の相互販売を開始した。

2019年7月1日、親会社のキリン株式会社がキリンホールディングス株式会社に吸収合併されたことに伴い、キリンホールディングスの直接子会社となる。

販売ラインナップ
現在販売している商品

キリンレモン(1928年 - ) - 炭酸飲料のロングセラーブランド。無果汁。ペットボトル・缶製品は天然水使用などリニューアルを重ねてきたが、主に飲食店向けに流通している200 ml入りの瓶製品のみが1950年代後半以降の味を現在も守っている。姉妹商品に「大人のキリンレモン(2010年4月6日? )」がある。なお、200 ml入りの瓶製品のみがJAS規格(清涼飲料検)認定商品となっている。販売数減少のため、2020年12月末にてキリンレモン瓶入りは生産の終了が発表された。

Mets(キリンメッツ)(1979年8月 - ) - 炭酸飲料のブランド。元々はグレープフルーツフレーバー(発売開始から2003年5月までは果汁10%未満、2003年5月から2009年5月までは無果汁、2009年5月からは果汁1%、2011年5月からは無果汁)のみ。2015年3月に「グレープ」と「オレンジ」を発売開始し、フルーツフレーバーを主軸とした炭酸飲料としてリニューアル。同年5月19日には、2010年7月6日から独立ブランドとして主に自動販売機で発売されていた「アルギニンV パワフルエナジー」が「メッツ」ブランドに統合し、「メッツ アルギニンV パワフルエナジー」としてリニューアル発売し、同年6月30日には「グレープフルーツ(当初は既存のメッツシリーズの全ラインアップ中、唯一のJAS規格(清涼飲料検)認定商品となっていた)」をリニューアル。サイズラインナップが刷新され、190 ml缶・1.5 Lペットボトル及び自動販売機用の400 mlペットボトルを新設し、500 mlペットボトルは「メッツ」の他のフレーバーと同じ形状に変更して480 mlに減容。また、「グレープフルーツ」のリニューアルに先立って、従来品と同仕様の製品を500 mlロング缶の「オリジナル グレープフルーツ」として発売。2016年3月8日には「レモン」を発売し、「グレープフルーツ」はリニューアルを行い、「オリジナル グレープフルーツ」として発売されていた500 mlロング缶を「グレープフルーツ」に統合した。2017年4月25日に「グレープフルーツ」と「レモン」をリニューアル(「レモン」はリニューアルに伴いペットボトルのみの設定となる)し、新フレーバーの「アップル」を発売。さらに、2015年4月21日に発売し、2016年5月17日にリニューアルによって再発売された「ライチ」が同じ日に再々発売。今回は自動販売機専売製品となった。なお、リニューアルに伴い、「グレープフルーツ」・「レモン」・「アップル」の1.5 Lペットボトルは胴径を縮小し、肩部形状を変更した新型容器となった(「キリンレモン」シリーズと「メッツ コーラ」も2017年3月以降、1.5 Lペットボトルを新型容器に切替)。また、2015年3月の全面刷新以降、コンスタントに新製品が登場している。これまでに、オレンジ(2015年3月3日 - 2016年2月)、グレープ(2015年3月3日 - 2017年4月)、ピーチ(2015年5月19日 - 同年8月)、アセロラ(2015年7月14日 - 同年9月)、グリーンアップル(2015年9月8日 - 同年11月)、レッドフォース(「スター・ウォーズ フォースの覚醒」とタイアップした唐辛子フレーバー・2015年11月10日 - 2016年2月)、ブルーフォース(「スター・ウォーズ フォースの覚醒」とタイアップした青葉フレーバー・2015年11月10日 - 2016年2月)、ブラック(自動販売機限定のコーラ・2016年5月10日 - 2017年4月)、マンゴー(2016年7月12日 - 同年9月)、和梨(2016年9月13日 - 同年11月)、ピンクジンジャーエール(2016年11月22日 - 2017年1月)が発売されている。

メッツ コーラ【特定保健用食品】(2012年4月24日?) - 難消化性デキストリンにより、食事の際に脂肪の吸収を抑える特定保健用食品史上初のコーラ系飲料。当初、年間販売目標は100万ケースに設定されていたが、発売2週間で100万ケースを達成し、2ヶ月後には年間販売目標の2倍に相当する200万ケースを突破するほどの大ヒットとなったため、同年7月に年間販売目標を当初の6倍に相当する600万ケースに上方修正されたが、同年10月に1.5Lを追加発売すると同時に年間販売目標を700万ケースに再度上方修正された。また、同年11月には「日本人間ドック健診協会」の推薦商品となった。2013年4月には自動販売機向けに480 ml缶(2013年12月製造終了)が追加発売され、グループ横断ブランド「キリン プラス-アイ」の一製品となり、「キリン プラス-アイ」ロゴを入れるなどの仕様変更を行った。2014年4月8日には全面改良を実施し、カロリーゼロ化を実現した(当初は同年3月4日にリニューアルされた予定だったが、発売日前日になり、特定保健用食品のパッケージに記載すべき日本語商品名の記載漏れが判明[5] し、修正作業が必要になったため、当初予定から約1ヶ月遅れのリニューアルとなった)。同年11月4日に再リニューアルを行い、480 mlペットボトルの手売り用はボトル下部にくびれを付けた形状に変更した。発売当初、CMキャラクターに「あしたのジョー」の矢吹ジョーが起用されていたが、2013年3月からは俳優のオーランド・ブルームが起用され、同年12月からは嵐の大野智・相葉雅紀を起用している。2016年4月、2017年3月にもリニューアルを行っており、2017年3月のリニューアル時に新容量の270 mlペットボトルを発売。270 mlペットボトルについては、2016年4月から開始している自動販売機におけるダイドードリンコとの主力商品の相互販売に基づき、同社が管轄する自動販売機でも販売される。

メッツ プラス【機能性表示食品】(2015年8月4日 - ) - 難消化性デキストリンを機能性表示成分として配合した「メッツ」シリーズの派生製品。強炭酸設計の炭酸水「スパークリングウォーター」と強炭酸・カロリーゼロ設計の「レモンスカッシュ」の2種類。2016年4月に「レモンスカッシュ」をパッケージリニューアルし、新たに自動販売機用を設定。なお、「スパークリングウォーター」は同年3月をもって製造を終了した。2017年4月にリニューアルし、パッケージデザインがシンプルとなった。


キリンガラナ(2003年 - ) - 北海道限定ガラナ飲料。かつてはMetsブランドだった。

午後の紅茶(1986年7月14日 - ) - 日本初のペットボトル入り紅茶飲料として発売。紅茶飲料として高い知名度と市場シェアを誇るキリンビバレッジの旗艦商品である。中国・台湾・タイでも発売。過去に多くの芸能人が起用されており、2016年5月現在のCMキャラクターは西内まりや、松本潤(松本は「おいしい無糖」のみの出演)である。一時期は「午後の紅茶」独自のサウンドロゴの導入もあった(30秒バージョンのみ)。

ボルヴィック(1986年9月 - ) - フランス産のミネラルウォーター。2013年1月1日に体制が見直され、当社が販売及びマーケティングを担当することとなった。

トロピカーナ(1991年 - ) - 米・トロピカーナプロダクツ社との合弁会社であるキリン・トロピカーナ社のライセンス生産。

力水(1994年 - ) - DHAを配合した炭酸飲料。「今世紀最後の」「試験にでる」など奇抜なフレーズが商品名の頭につけられることもあった。発売当初は瓶入りで発売され、一旦製造を終了したが、2008年4月15日に300 mlボトル缶として復活し、2011年5月までの約3年間発売されていた。その後、2013年4月2日に約2年ぶりに再々発売した。

サプリ(1997年3月 - 2011年3月、2014年12月2日 - ) - 元々は機能性飲料のブランドで、「おなかの調子を整える健康飲料」として厚生労働省から特定保健用食品(特保)の認可を受けていた。2014年12月に「プラズマ乳酸菌」を配合した乳性飲料「まもるチカラのサプリ」シリーズとして「サプリ」のブランドを復活した。

キリン アルカリイオンの水(1999年 - ) - 一部商品の製造元はキリンディスティラリーが担当する。2011年頃より、日本記念日協会より3月6日9月6日はスマートストックの日と制定されている。スマートストックとは災害が起こった時に備え、必要な時に必要なものを備蓄する事を指す[6]

FIRE(1999年7月14日 - ) - コーヒー飲料。FIRE全シリーズのほとんどが直火焙煎による製法を採用している。2012年10月現在のCMキャラクターは江口洋介。前回まではくりぃむしちゅーで、過去には岡田准一V6)・松井秀喜ジェロ大泉洋反町隆史木村拓哉 (SMAP)・星野仙一福山雅治らもCMキャラクターを務めていた。
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