キリスト教
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イングランド国教会の系統の教会は日本などでは聖公会と称する[117]。その後プロテスタントの教会は分裂・分離を重ねて多くの様々な教派が現れた。すなわちルーテル教会改革派教会会衆派教会メソジスト教会バプテスト教会アナバプテストペンテコステ派セブンスデー・アドベンチストなどである。西方教会・宗教改革諸派の系統概略図
関連項目

世界教会協議会

信徒数「キリスト教徒」も参照
世界全体.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .tmulti .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .tmulti .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .tmulti .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .tmulti .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .tmulti .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .tmulti .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow>.thumbcaption{text-align:center}}世界各国の信徒数の割合(2012年)[118]。青が濃いほど信徒の割合が高い。キリスト教を国教にしている国()

キリスト教は世界で最大の信者を擁する宗教である。2013年現在、世界に約23億人の信者がいて、世界総人口の約33パーセントすなわち世界の約3人に1人はキリスト教徒である[119]。その内カトリック教会の信者は約12億人、プロテスタント諸派の信者は約5億人、正教会の信者は約3億人である[119]。その他にユニテリアン末日聖徒イエス・キリスト教会エホバの証人の信者など自称を含めたキリスト教諸派の信者が約4億人いる[119]。なお、キリスト教以外の宗教では、イスラム教の信者は約16億人で世界総人口の約23パーセント、ヒンドゥー教の信者は約10億人で世界総人口の約14パーセント、仏教の信者は約5億人で世界総人口の約7パーセントである[119]
アジア地域

韓国・フィリピン・東ティモール等を除くと、アジア諸国では、仏教、道教、ヒンドゥー教、イスラム教のいずれかの信徒が多数派を構成していて、キリスト教の信徒は少数派であるところが多い。詳細は「アジアにおけるキリスト教(英語版)」を参照

  

中国:無宗教が多数派とみられ、それ以外では歴史的にも道教・仏教が主であって、キリスト教の信徒数は極めて少ないと推定されていた。しかし、近年キリスト教徒の数が急増し、公式統計で約3000万人、内訳はプロテスタントが約2300万人、カトリックが600万人、ロシア正教会が約100万人とされている。さらに、アメリカの複数の機関は、実際のキリスト教徒の人口は6700万人?1億3000万人と推定しており、これは人口の10%近くになる[120]。しかし人口の10%にしては影響力が感じられないため水増しではないかとも言われる[121]

韓国:第二次世界大戦後にキリスト教徒の数が急増した。信仰を持つ宗教人口は国民の53.1%を示し、うち仏教が42.9%、プロテスタントが34.5%、カトリックが20.6%、その他が2.0%となっている[122]

タイ:公式統計は不詳だが、カトリックが主な宗派であり、カトリック信徒数は388,468人、人口の0.58%を占めている[123]。地域的には北部に多い[124]
中国のキリスト教」、「韓国のキリスト教」、および「タイのカトリック」も参照

フィリピン:カトリック83%、それ以外のキリスト教10%、イスラム教5%となっている[125]

ベトナム:仏教徒が80%[126]で、カトリック信徒が少数だけ存在する。

中央アジア正教会西アジアでは東方諸教会の信徒が少ない割合で存在している。「中央アジアにおけるキリスト教の歴史(ロシア語版) 」も参照

日本におけるキリスト教詳細は「日本のキリスト教史」を参照

日本ではフランシスコ・ザビエル室町時代宣教師として来日し、宣教を始めたのが日本キリストの始まりである。江戸時代にヨーロッパに、キリスト教ではない日本人が奴隷として連れ去られているなどとして豊臣秀吉バテレン追放令を発布し、その後の江戸幕府禁教鎖国を行い、以後日本では公にキリスト教を信仰することが不可能となった。

しかし、幕府に隠れてキリストの信仰を守った人が後に隠れキリシタンと呼ばれるようになる。江戸幕府の禁教以降、日本ではキリスト教を信仰する人が少なくなり、一般民衆も邪宗門と信じてきたキリスト教への恐怖から解禁に反対する声が上がったため、日本政府は一切解禁しようとしなかった。

明治維新以降も国家神道から度々排斥され、大衆の西欧化が進んだ第一次世界大戦前後や第二次世界大戦後の民主化後も、一般大衆では日蓮系宗教団体、インテリでは社会主義運動などの急拡大に対して増加をみなかった。増えない理由の考察としては、

中流階級以上のインテリで留まって庶民に入らなかった[121][127][128]

一神教が八百万の神の信仰と合わない[127][128]

浄土真宗日蓮系新宗教などと競合した[127][128]

西欧に占領されなかった[129]

などがあるが、定説は無い。

1970年代以降になると、韓国人宣教師の来日が相次いで統一協会摂理などが社会問題化するほか、正統派の教会では韓国人宣教師によるセクハラ裁判などの冤罪事件が起きているが「いろんなルートで宣教師たちが入ってくるので、信頼できる人なのかをこちら側で見極めるのは難しい」(日本福音同盟中島秀一理事長)という状況となっている[130]

しかし、20世紀に入り増加したミッションスクールや、1980年代の半ばから庶民にも流行したキリスト教会の結婚式[131]クリスマスハロウィンなどは、ファッションや商業主義的な要素が強いものの人気を集めて、非キリスト教徒の間にも定着している。

文化庁が公表した2019年版の『宗教年鑑』によると日本のキリスト教人口は約192万で、2019年12月時点の日本の総人口約1億2600万[132]の約1.5 %に当たるが、これは『宗教年鑑』が「キリスト教系」と分類した宗教団体の総信者数で、一般にキリスト教として非正統的と目される[133]ものみの塔聖書冊子協会(エホバの証人)の信者約21万、末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教)の信者約13万、世界平和統一家庭連合(統一教会)の信者約56万[132]を除いた総信徒数は約102万で日本の総人口の約0.8 %となり1 %を下回る[132][注釈 34]


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