キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
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キングはアーネストに命じ、犯罪者のエイシーを使ってモリーの妹リタとその夫のビルの家を爆破して殺させる。キングの差し金で、数々の事件の捜査は進まない。モリーは家族のすべての受益権を手にし、糖尿病にもかかわらずにワシントンD.C.に旅し、大統領に殺人事件の調査を直訴する。キングはアーネストに命じ、モリーのインシュリンに弱い毒を入れさせる。モリーへの愛とおじキングの命令の間で引き裂かれたアーネストは、自らも毒を飲んで弱る。

モリーの直訴の結果、司法省捜査局のトム・ホワイトとその助手たちがオクラホマの居留地を訪れて捜査を始める。キングは自らの関与を隠すため、自分の使った殺し屋を始末する。だがホワイトはアーネストとキングを逮捕する。モリーを診察した医師は毒を盛られていたことを発見する。アーネストはホワイトに説得されて政府側の証人となる。キングの弁護士ハミルトンの働きかけで一度は変心するも、子供の一人を失ったのちには家族といっしょの時を過ごすために叔父の罪を暴く証言をする。だが毒を盛られたことを知ったモリーはアーネストと別れる。

数年後のラジオドラマで後日談が語られる。毒をアーネストに与えたショーン兄弟は証拠不十分で不起訴となり、バイロンは審議不成立で無罪となり、キングとアーネストはともに終身刑となるも早期仮釈放となる。モリーは再婚した後に50歳で糖尿病で亡くなり、家族と同じ墓に葬られる。
キャスト

※括弧内は日本語吹替。

アーネスト・バークハート
(英語版) - レオナルド・ディカプリオ加瀬康之):戦争帰りの白人の男

ウィリアム・ヘイル(英語版) (キング) - ロバート・デ・ニーロ樋浦勉): アーネストのおじで、保安官代理、農場主で地元の有力者

モリー・カイル(英語版) (モリー・バークハート) - リリー・グラッドストーン岡田恵): アーネストの妻になるオセージ族の女性

トム・ホワイト - ジェシー・プレモンス前田一世): 司法省捜査局の捜査官

W・S・ハミルトン - ブレンダン・フレイザーかぬか光明): キングの弁護士

リジー・Q - タントゥー・カーディナル(英語版) : モリーの母

ケルシー・モリソン - ルイス・キャンセルミ(英語版) : キングの知人で共犯者

ビル・スミス - ジェイソン・イズベル(英語版): ミニー、のちにリタの夫

アナ・ブラウン - カーラ・ジェイド・メイヤーズ(枝元萌): モリーの姉

リタ - ジャネー・コリンズ(武田華): モリーの妹

ミニー - ジリアン・ディオン : モリーの妹

ヘンリー・ローン - ウィリアム・ベロー(辻井健吾): モリーの最初の夫のオセージ族

ヘンリー・グラマー - スタージル・シンプソン : キングの手下

ジョン・レン - タタンカ・ミーンズ(英語版): 司法省捜査局のインディアンの捜査官

フランク・スミス - マイケル・アボット・Jr : 司法省捜査局の捜査官

ジョン・バーガー - パット・ヒーリー

バイロン・バークハート - スコット・シェパード(英語版)(北田理道): アーネストの弟

ウィリアム・J・バーンズ - ゲイリー・バサラバ : モリーの雇う私立探偵

ポラック判事 - スティーヴ・イースティン(英語版): キングの裁判を執り行う

リーワード検察官 - ジョン・リスゴー福田信昭): 裁判でキングを追及する

タートン - バリー・コービン: 街の葬儀屋

ラジオ番組のプロデューサー - マーティン・スコセッシ御友公喜

製作
企画

2016年3月10日、インペラティヴ・エンターテインメントは入札競争の末、デヴィッド・グラン(英語版)の『花殺し月の殺人 インディアン連続怪死事件とFBIの誕生』の映画化権を500万ドルで購入し、同スタジオのダン・フリードキン(英語版)とブラッドリー・トーマスが映画の製作を務めることが決定した[4]。2017年4月、マーティン・スコセッシレオナルド・ディカプリオロバート・デ・ニーロが、エリック・ロスの脚色の上で、本作への関与を検討していることが明らかになった[5]。7月、プロダクション・デザイナーのダンテ・フェレッティは、スコセッシが監督し、ディカプリオが主演を務め、2018年の初めに撮影が開始することを明らかにした[6]


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