キョウチクトウ
キョウチクトウ
(2022年7月10日)
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類(APG III)
キョウチクトウ(夾竹桃[5]、学名: Nerium oleander var. indicum)は、キョウチクトウ科キョウチクトウ属の常緑低木もしくは常緑小高木。庭園樹や街路樹に使われるが、中毒事例がある危険な有毒植物としても知られており、強力な毒成分(強心配糖体のオレアンドリンなど)が含まれ、キョウチクトウを植えた周りの土壌や燃やして出た煙にも毒性が残る(参照:#毒性、#薬用)。 中国名は夾竹桃[2]。和名のキョウチクトウは、漢名の「夾竹桃」を音読みにしたのが語源で、漢名は葉がタケのように細く似ていること、花がモモに似ていると中国人が思ったことに由来する[6][5]。属名の Nerium は、ギリシア語で「湿った」を意味し、この木が湿気を好むと考えられたことに由来し[5][注 1]、もともとは近縁のセイヨウキョウチクトウ(学名: N. oleander)が湿地に生えることからきている[6]。 インド原産[7]。日本へは、中国を経て江戸時代中期の享保年間(1716 - 1736年)、あるいは寛政年間(1789 - 1801年)に渡来したといわれる[7][6][5]。暑さや乾燥に強く、世界中では乾燥地で繁茂していて、大面積を占有して大きな藪をつくる[5]。原産のインドでは、河原や道路脇などに生えている[6]。 常緑広葉樹の低木[7]。高さは数メートルになり、枝分かれが多い[8]。葉は互生[5]あるいは3枚が輪生し[7]、針状の葉が重なり合って枝を覆うように生える[5]。
名称
分布
特徴
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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