キユーピー
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2017年(平成29年)から、テレビ番組における協賛表示クレジットやCMサウンドロゴも「キユーピー」から「kewpie」に変更されている[7][注 4]

キユーピーのマークは1922年(大正11年)に日本で(第147269号)、1965年(昭和40年)にアメリカ合衆国で商標登録を行っている。

企業キャッチフレーズは「Food, for ages 0-100」「愛は食卓にある。(love around the kitchen table)」。2007年(平成19年)4月からは「愛は食卓にある。」のキャッチフレーズを加えて商標として使用している。

1998年(平成10年)、ローズ・オニール遺産財団からキューピーの日本での著作権を譲り受けた「日本キューピークラブ」の代表が、「キユーピーマヨネーズのロゴマークは著作権侵害にあたる」と裁判を起こしたが、原告の請求は棄却された[8]

東京都世田谷区の「キューピータクシー」という社名のタクシー会社を、キユーピーが商標の無断使用で裁判に訴えた。そのため、この会社は2000年(平成12年)3月1日付で、ビゲスト株式会社(Biguest=BigとGuestの合成語)に社名を変更した[9]

沿革キユーピー北京工場(北京丘比食品有限公司)

出典:キユーピー企業サイト「キユーピーの歩みと未来」

1919年大正8年)11月 - 中島董一郎が、東京府豊多摩郡中野町(現在の東京都中野区小滝町)に食品工業株式会社を設立。

1925年(大正14年)3月 - 日本初のマヨネーズ「キユーピーマヨネーズ」を発売、商標として「キユーピー」を使用。

1932年昭和7年) - 株式会社旗道園(現・アヲハタ)を設立。

1933年(昭和8年) - 東京府北多摩郡西府村(現在の東京都府中市)に西府農場を設置、マヨネーズ原料の鶏卵を生産。

1938年(昭和13年) - 現在の兵庫県伊丹市に稲野工場(現・伊丹工場)を設置。

1941年(昭和16年)- 中島董一郎が代表取締役社長に就任。

1945年(昭和20年)- 東京大空襲により、中野区の本社および工場を焼失。

1948年(昭和23年)- 戦時中に中止していたマヨネーズ製造を西府農場で再開。

1951年(昭和26年)- 東京府北多摩郡神代村(現在の東京都調布市仙川町)に仙川工場を設置(現・仙川キユーポート)[10]

1957年(昭和32年)9月 - 商号をキユーピー株式会社に変更。

1958年(昭和33年)- 日本初のドレッシング「キユーピーフレンチドレッシング(赤)」を発売。

1959年(昭和34年)- 日本初のミートソース缶詰「キユーピーミートソース」、日本初のホワイトソース缶詰「キユーピーホワイトソース」を発売。

1960年(昭和35年)- 本社を東京都調布市仙川町に移転。

1962年(昭和37年)

東京都府中市に西府産業株式会社(現・キユーピー醸造株式会社)を設立。

12月3日 - テレビ番組キユーピー3分クッキング』の放送開始。


1964年(昭和39年)- 佐賀県鳥栖市に鳥栖工場を設置(現・鳥栖キユーピー株式会社)。

1965年(昭和40年)- 日本初の醤油ベースドレッシング「キユーピー オリエンタルドレッシング」発売。

1966年(昭和41年)2月 - キユーピーの倉庫部門が分離・独立し、キユーピー倉庫株式会社として設立(現・キユーソー流通システム)。

1968年(昭和43年)3月 - 本社を東京都渋谷区に移転。

1970年(昭和45年)7月 - 東京証券取引所第2部に上場。

1972年(昭和47年)- キユーピー製造商品の販売を中島董商店からキユーピーに移管。

1973年(昭和48年)

4月 - 東京証券取引所第1部に上場。

12月19日 - 創業者の中島董一郎が死去。

12月 - キユーピー株式会社、中島董商店の販売部門を継承。


1977年(昭和52年)- 東京都府中市の中河原工場が仙川工場から独立。

1988年(昭和63年)- 中河原工場の分工場として、青森県三戸郡に階上工場を設置(現・階上キユーピー株式会社)

1993年平成5年)- 中華人民共和国に北京丘比食品有限公司を設立。

1998年(平成11年)- 日本初の家庭用介護食を発売。翌年、ユニバーサルデザインフード「キユーピー やさしい献立」を発売。

1999年(平成12年)

2月 - 東京都府中市住吉町に、株式会社サラダクラブを三菱商事との合弁会社として設立(2013年10月、仙川キユーポートへ本社移転)[11]

4月 - サラダクラブ中河原工場(キユーピー中河原工場内)でパッケージサラダ5品の製造販売を開始[11]


2013年(平成25年)

9月1日 - 連結子会社の株式会社菜華(生鮮野菜の加工・販売業)[注 5]を吸収合併[12]

10月15日

渋谷の本社社屋の建て替え工事に伴い、本社を旧仙川工場跡地に完成した仙川キユーポートへ仮移転。中島董商店などグループ4社の社屋・事務所、労働組合企業年金の事務所もそれぞれ仮移転[10][13]

東京都府中市のキユーピー醸造(宮町1丁目40)、サラダクラブ(住吉町5丁目13-1)の本社を仙川キユーポートへ移転。



2014年(平成26年)12月 - 会社分割によりアヲハタにパン周り商品の販売事業を移管し、これに伴う株式取得でアヲハタを連結子会社[14]

2015年(平成27年) - 中河原工場の敷地内に、キユーピーグループ研修センター「みらいたまご」を開設。

2016年(平成28年)1月18日 - 渋谷董友ビル(新本社ビル)竣工に伴い、本社が渋谷区渋谷に再移転[15]

2018年(平成30年) - 中華人民共和国に広州丘比食品有限公司、フィリピンにKewpie Philippines, Inc. 設立。

2021年(令和3年)

6月30日 - 保有していた富士吉田キユーピー株式会社全株式をはくばくへ譲渡[16]

7月27日 - 挙母工場について2023年末までに生産を終了すると発表した[17]


工場・事業所
工場

階上工場(
青森県三戸郡階上町

五霞工場(茨城県猿島郡五霞町

中河原工場(東京都府中市

挙母工場(愛知県豊田市) - 1958年設立、敷地3万8000平方キロメートル、2023年末までに生産を終了し、閉鎖する予定[17]

伊丹工場(兵庫県伊丹市[注 6]


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