今までのハンクスの演技の中で最高と言われるラスト10分間のシーンは[23][32]、リアリティを出すためグリーングラス監督の即断で撮影を行い、ハンクスはアドリブで演技し、さらに実際の駆逐艦乗組員を参加させた[22][25][11][32]。
また、フィリップス船長と海賊たちが初めて船上で顔を合わせるシーンの撮影では、リアルな緊張感を出すべく、演じる俳優陣は撮影時まで顔を会わせることは無かった[33]。 映画音楽はヘンリー・ジャックマンが作曲した[34]。アル・クレイとジャック・ドルマンが追加の音楽を作曲し、同様にハンス・ジマーと映画音楽会社のリモート・コントロール・プロダクションの作曲家も参加したが、ハンス・ジマーはクレジットされなかった[35]。サウンドトラック・アルバムは2013年10月15日にヴァレーズ・サラバンド・レコーズより発売される[36]。 そのほかに下記の楽曲が使用された[37]。 映画批評集積サイトのRotten Tomatoesでは、2013年12月17日現在、220件の批評家レビューがあり、支持率は95%、平均点は10点満点中8.3点となり「フレッシュ認定」され、「スマートかつ力強い演技、そして非常に強烈で、キャプテン・フィリップスは正しいハリウッド伝記映画と、また一つ華麗な演技を披露したトム・ハンクスを映画ファンに提供する」と総意が出された[38]。Metacriticでは、48件のレビューがあり、加重平均値は83/100点となっている[39]。 9月28日より開催された2013年度のニューヨーク映画祭のオープニング作品として上映され、批評家からは称賛された。中でも監督、脚本、撮影、そして出演俳優ではトム・ハンクスとバーカッド・アブディの演技は評価が高かった。多くの批評家が「本作でのトム・ハンクスの演技は『キャスト・アウェイ』以来の最高のものだ。」と評価している[40][26]。 音楽ジャーナリストの沢田太陽 マースク・アラバマ号の乗組員の中には、本作においてフィリップス船長が英雄のように描かれていることに不満を持っているものがいる[42]。
音楽
エリック・クラプトン 『ワンダフル・トゥナイト』
KOVAS 『Up In Here』
ジョン・パウエル 『The End』
Musa Hanhan 『Hilm B Hilm』
評価
批評家の反応
マースク・アラバマ号乗組員の反応