マースク海運の協力を得られることになり、撮影に使えるコンテナ船を探したが、コンテナ船は1年間ずっと貨物を運ぶために運行されているため難しいと思われたが、マースク海運から利用されていないコンテナ船がマルタ沖に停泊していると知らされ、撮影期間のうち9週間は、コンテナ船マースク・アレクサンダー号上で行うことができた[29][30][18]。また、駆逐艦も軍事に備えているため、撮影に使うことは簡単ではなかったが、海軍の全面協力を得られ、実際の救出に使われたアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦ベインブリッジの姉妹艦で、修理したてで2ヶ月のならし航海を必要としていたトラクスタンを任務の一環として撮影に使わせてもらえることになり、トラクスタンの乗組員も撮影に協力した[30][31][18]。軍艦は、港から7マイル離れて航行しなければならないため、港に出入りすることが難しく、スタッフは小さなボート7、8隻に15人から20人が乗って、海上に停泊した軍艦に乗船した[18]。
今までのハンクスの演技の中で最高と言われるラスト10分間のシーンは[23][32]、リアリティを出すためグリーングラス監督の即断で撮影を行い、ハンクスはアドリブで演技し、さらに実際の駆逐艦乗組員を参加させた[22][25][11][32]。
また、フィリップス船長と海賊たちが初めて船上で顔を合わせるシーンの撮影では、リアルな緊張感を出すべく、演じる俳優陣は撮影時まで顔を会わせることは無かった[33]。 映画音楽はヘンリー・ジャックマンが作曲した[34]。アル・クレイとジャック・ドルマンが追加の音楽を作曲し、同様にハンス・ジマーと映画音楽会社のリモート・コントロール・プロダクションの作曲家も参加したが、ハンス・ジマーはクレジットされなかった[35]。サウンドトラック・アルバムは2013年10月15日にヴァレーズ・サラバンド・レコーズより発売される[36]。 そのほかに下記の楽曲が使用された[37]。
音楽
エリック・クラプトン 『ワンダフル・トゥナイト』
KOVAS 『Up In Here』
ジョン・パウエル 『The End』
Musa Hanhan 『Hilm B Hilm』