施設は7つの建物群から構成されている。キャナルシティ・オーパビルが中央部に位置し、それを扇状に拡げる形でシアタービル、福岡ワシントンホテルビル、ビジネスセンタービル、アミューズメントビル、メガストアビル、オーパビルの対向にグランドハイアット福岡ビルが置かれている。4階以下ではシアタービル、福岡ワシントンホテルが入居するビル、アミューズメントビル、メガストアビルはキャナルシティ・オーパビルを介して一体となっており、地下1階・1階・3階でその他のビルと連絡している。
英語で「運河」を意味する「キャナル (canal) 」の名前の通り、地下1階には疑似運河が流れている。ほとんどの施設は運河の東にあり、「グランドハイアット福岡」のみ運河の西にある。施設中央の運河沿いにはサンプラザステージがあり、ほぼ毎日マジックショーなどの様々なイベントが行われており、週末を中心に音楽ライブや地元テレビ局の番組収録なども頻繁に行われている。
クリスタルキャニオン南側のガラス壁面にはビデオアートのアーティスト、ナム・ジュン・パイクによる180台のブラウン管モニターを敷き詰めた作品「Fuku/Luck,Fuku=Luck,Matrix」が開業時より設置されている。設置から20年以上経過しモニターの故障が相次いだため、2019年に一旦映像放映を停止し、修繕作業を経て2021年8月より放映を再開した[3]。
なお、キャナルシティ博多の西側近隣は九州最大の歓楽街・中洲の南端に位置する南新地であり、水商売、風俗店やラブホテル等のビル・店舗が西方周辺すぐ近くに林立している。
2023年3月27日にキャナルシティのすぐ前に福岡市地下鉄七隈線の櫛田神社前駅が開業。イーストビル直結の出入口も整備される[4]。 キャナルシティ博多イーストビル
沿革
1996年(平成8年)4月20日 - オープン
1996年(平成8年)5月19日 - 福岡シティ劇場(現・キャナルシティ劇場)がオープン
2005年(平成17年) - AMCキャナルシティ13が「ユナイテッド・シネマキャナルシティ13」に改称
2011年(平成23年)9月30日 - キャナルシティ博多イーストビル(第2キャナル)グランドオープン
主要施設グランドハイアット福岡
劇場・シネマコンプレックス
キャナルシティ劇場(ノースビル)
旧称は劇団四季専用の「福岡シティ劇場」、2010年(平成22年)5月に四季が福岡定期公演事業の撤退に伴い、通常の演劇用途の劇場に改装し、2010年(平成22年)11月に改称。
ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13(センターウォーク)
シネマコンプレックスチェーン。デジタルIMAX設備有り。当初はAMCだったが経営権が異動し改装。ユナイテッド・シネマでは全国では当館だけの食事をしながら映画を鑑賞できる「プレミアム・ダイニング・シネマ」[5] がある。
ホテル
グランドハイアット福岡
キャナルシティ商業施設の対岸にある。
キャナルシティ・福岡ワシントンホテル
フロントのみ1階で、客室は5階以上のフロア。
「博多」ではなく「福岡」と名乗っているのは、近隣にあるワシントンホテル社運営の博多ワシントンホテル(現・博多中洲ワシントンホテルプラザ)との混同を避けるためである。
主なテナント(物販・飲食)
ノースビル
MUJI - 銀座松坂屋、東京ミッドタウン、新宿についで全国で4店舗目(西日本では初)、「MUJI」名称のフラッグシップストア
カービィカフェ HAKATA
センターウォーク
ラーメンスタジアム(フードテーマパーク)
ゲームセンター タイトーステーション
サウスビル
ニトリ
Alpen FUKUOKA(1F-3F、西日本地区旗艦店、2023年9月15日開業)
THE GUNDAM BASE FUKUOKA
バンダイナムコ Cross Store
キャナルシティオーパ
アパレルブランドショップ・雑貨
ファーストフード・カフェ
土産物店
キャラクターショップ
「どんぐり共和国」、「ジャンプショップ」、「ディズニーストア」、「ウルトラマンワールドM78」など。
キャナルシティ博多イーストビル
East Canal
店舗概要
所在地福岡県福岡市博多区祇園町9番2号
座標北緯33度35分25.7秒 東経130度24分42.9秒 / 北緯33.590472度 東経130.411917度 / 33.590472; 130.411917 (キャナルシティ博多イーストビル(第2キャナル))
開業日2011年(平成23年)9月30日
施設所有者福岡地所株式会社
施設管理者福岡地所株式会社
敷地面積8,800 m²
延床面積18,000 m²
商業施設面積12,000 m²
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キャナルシティ博多イーストビルはキャナルシティ博多のうち2011年(平成23年)9月30日に開業した部分。計画段階では第2キャナルと呼ばれた。九州新幹線全線開業に合わせ商業施設の増設が計画され、当初は10階程度のビルを建設し核テナントとしてディズニー関連施設が入る計画だったが[6]、世界同時不況に伴い計画は撤回され、核テナントとして、九州初出店となるスウェーデン発のカジュアルファッションブランドH&M、国内最大規模となるZARAやインテリア雑貨Francfranc、九州最大級ユニクロなど計16店舗が入居しグランドオープンした。
「緑」と「癒し」をコンセプトに設計されており壁面には、国内最大規模(面積約3,000 m2)のユニット型壁面緑化を施し、緑化の樹種に排気ガスの吸着分解に優れる常緑ツル性植物などを採用。中央部にはシンボルツリーとして、常緑広葉樹のシマトネリコを配置されている。また、既存棟とは空中回廊ブリッジで繋がれており、イーストビルとは回遊性が保たれている。
当初は、2023年(令和5年)5月 までにイーストビルを解体したのち当面は駐車場として活用される見通し[7] [8]だった。2023年3月24日に詳細が発表され、2023年5月にイーストビルの営業を終了した後解体、その後2024年夏から工事着工開始までの間期間限定広場として運用した後、商業施設やハイクラス賃貸レジデンス、短期から長期滞在までを担うサービスアパートメントを擁した新イーストビル(仮称)として工事を始める[9]。
主なテナント
H&M
ZARA - 国内最大級
HAKATA Francfranc
ユニクロ - 九州最大級
Bershka(ベルシュカ)
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