キャディ_(ゴルフ)
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caddie ないし cadie と綴る「キャディ」が初めて英語に現れたのは、1634年である[6]18世紀スコットランドでは、誰であれ、荷物を運ぶために雇われた者を「キャディ」と称するようになっていた(英語版「en:Caddie (18thC Edinburgh)」を参照)。
歴史
日本大正時代の東京ゴルフ倶楽部駒沢コースのプレイ風景。日本のゴルフ草創期には少年がキャディを務めた。

日本最初のゴルフ場である神戸ゴルフ倶楽部では、キャディとして近隣の村から少年を募集していた。ゴルフ倶楽部の会員たちはこれら少年キャディにゴルフを教え、大会も開かれるようになった。また、少年キャディたちは成長してキャディマスターを務めるようになり、ゴルフ倶楽部の運営に欠かせない役割を果たすようになる。1920年に日本最初のプロゴルファーとなった福井覚治や、これに続く越道政吉、宮本留吉、中上数一など黎明期のプロゴルファーは、いずれも少年キャディとしてゴルフと出会い、コース運営と競技の技能を高めていった。「日本初の100歳プロゴルファー」として知られた内田棟(1916年 - 2019年)は、戦前に少年キャディとしてゴルフに出会い、戦後にキャディマスターを経て55歳でプロテストに合格した経歴を持つ[7][8][9]

女性がキャディを務めるようになるのは、戦時体制下で男性の人手不足が深刻化した昭和10年代で、少女がキャディーを務めるようになった[10][11]。戦後も人手不足が続いたために、もっぱらキャディーは女性の職場となった[10][11]
著名なキャディ

ブルース・エドワーズ
 (Bruce Edwards (caddy))  - トム・ワトソングレッグ・ノーマンのキャディ

脚注[脚注の使い方]
注釈^ 一般的には「キャディ」とすることが多いが、ゴルフ規則の日本語訳では「キャディー」となっている。

出典^ a b “ ⇒ゴルフ規則 第2章 用語の定義”. 公益財団法人日本ゴルフ協会. 2013年10月12日閲覧。
^ a b “ ⇒キャディに関するQ&A”. 日本ゴルフシステムズ. 2013年10月12日閲覧。
^ “ ⇒キャディをお探しのゴルフ場の方”. 日本ゴルフシステムズ. 2013年10月12日閲覧。
^ 例えば、佐々木久行は、2003年のツアーにもっぱらハウスキャディで臨んだ。“佐々木2位タイ「びっくり」 ゴルフのつるやオープン”. 朝日新聞・朝刊: p. 17. (2003年4月25日)  - 聞蔵IIビジュアル
^ “キャディの報酬はいくらが適正? クーチャーが騒動…謝罪”. ゴルフダイジェストニュース (2019年2月16日). 2019年2月19日閲覧。
^"Derivation of Golf Words Fore and Caddie or Caddy". Retrieved on 2008-12-19
^ “最高齢プロゴルファー内田棟会員 訃報”. 日本プロゴルフ協会 (2019年7月24日). 2022年5月9日閲覧。
^ “田中角栄にも指導した100歳のプロゴルファーが語る人生の真髄「一流の皆さんの共通点は…」”. 週プレNEWS. 集英社 (2017年4月2日). 2022年5月9日閲覧。
^ “いつも元気、いまも現役(最高齢プロゴルファー 内田 棟さん)”. 週プレNEWS. 健康長寿ネット (2020年2月28日). 2022年5月9日閲覧。
^ a b 福島靖 (2020年10月19日). “(2)女性キャディーの登場”. Golferweb 取材メモ・写真に見る日本のゴルフ史. 東京システムハウス. 2022年5月9日閲覧。
^ a b 福島靖 (2020年10月19日). “女性キャディーの登場”. Golferweb ゴルフ温故知新. 東京システムハウス. 2022年5月9日閲覧。

外部リンク

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