キミキス_pure_rouge
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過去にエンターブレインが発売した恋愛シミュレーションゲームソフト『トゥルー・ラブストーリー』シリーズのスタッフが制作に携わっており、同シリーズとの類似性や関連性が見られる。2008年には、改良廉価版である『エビコレ+(プラス)[注 1] キミキス』が発売された。広告展開におけるキャッチコピーは、オリジナルであるフルプライス版が「キス…でしか伝わらない想い…」、エビコレ+版が「この想い、もっと伝えたい…」。

本作の設定においては、次作の『アマガミ』と共通している部分がある。

『キミキス』の舞台は「輝日南(きびな)」、『アマガミ』は「輝日東(きびと)」という架空の街である。「輝日南」と「輝日東」は隣接地という設定。

『キミキス』登場人物に酷似した者が、『アマガミ』でも似たような名前で数名登場している。ただし、同一人物ではない。

次作を挟み、ゲーム発売から後年となる2017年には、世界観や一部スタッフが共通するアニメオリジナル作品『セイレン』も放送された。
あらすじ

主人公(デフォルト名は相原光一)は高校2年生の少年。今日から新学期。まだキスどころか恋愛の経験もなく、高校生活も残り半分過ぎてしまったことに気付く。このままではいけないと思った彼は、積極的に行動を起こそうと誓う。少年は様々な女の子と出会い、一つ一つの行動を選んで付き合いを深めた末に、勇気を出せば、きっと想いが通じるはず……。
システム

一日の最初に、訪問先となる、13のエリアに分けられた各校内施設を選択する。訪問時間帯は、

休み時間1・休み時間2・昼休み・放課後

の4つに分けられており、訪問エリアを決定すると、後は各時間帯に沿って自動的に移動していく。食堂は昼休みと放課後のみ選択可能。これらの場所でヒロインと遭遇した際に会話(マッチング会話)を行ったり、イベントが発生することで好感度が上昇していく。ヒロインとの親密度は、LV0 - 4の5段階に分かれた恋愛LVによって表される。各段階において好感度ゲージを最大まで伸ばし、アタックに成功すると次の段階へと昇格する仕組みである。各ヒロインとのエンディングを迎える為には、最高レベルで好感度ゲージを最大まで伸ばした上で、アタックを成功させる必要がある。
マッチング会話

各場所において遭遇したヒロインと会話を行うイベント。本作のゲームシステムの中心であり、『トゥルー・ラブストーリー』シリーズの下校会話に相当する。
話題袋

任意で編集可能な、16個の話題を入れる袋。マッチング会話時にはこの中から5つが現れ、それを選択することで会話を行う。話題を1つ消費するごとに、新たに袋から1つずつ補充される。話題の登場順は編集時の並べ方に従い、会話時での変更はできない。編集は一日の終わりに自室にて行う。複数の同じ話題を、所持数の限界まで袋に入れることもできる。あらかじめ話題が組まれた固定袋が6種類用意されており、それ以外として、中身を自由に編集可能なフリー袋が14存在する。

話題にはカテゴリが存在し、更にテーマ別で分けられている。以下はその代表例。

学校生活カテゴリ

部活:部活の活動内容や、部活に所属しない理由などを話す。

制服:会話相手が制服が似合っている、などと褒めることが多い。

先生:部活顧問や川田について話すことが多い。


食べ物カテゴリ

食事:好きな食べ物や、朝食を摂ることの有無などについて話す。

甘いもの:和菓子と洋菓子のどちらが好きか、または好きなこれらの菓子について話す。

ドリンク:好きな飲み物について。

話題袋に収納可能な話題には、それぞれ所持数が設けられている。初期では基本的な話題を1つずつしか所持していないが、イベントの発生やゲームクリアにより同じ話題を複数所持したり、新しい話題を入手することもできる。ヒロインごとに、話題への好き嫌いが存在し、その嗜好はイベントや恋愛レベルで変化する。
ルート

各ヒロインと遭遇後の初期段階 (LV0) で獲得した好感度パラメータ比率により、ヒロインごとのメインストーリーは2種類のルート分岐[注 2]が決定される。
スキルート 【LV0にてハートマークの方を多く取得した場合のLV1以降】
ヒロインとの恋愛模様を中心とした物語が展開される。
ナカヨシルート 【LV0にて音符マークの方を多く取得した場合のLV1以降】
ヒロインとの恋愛物語であるが、コメディタッチの傾向が強い。また、スキルートと比較し、該当ヒロインが他のキャラクターと絡むエピソードが多い。

エンディングはルートにより内容が若干異なる。使用されるグラフィックは同じであるが、台詞がルートに則したものとなる。
登場人物

輝日南(きびな)高校とその周辺地域を舞台に、以下のキャラクター達が登場する。

声優はゲーム版・ドラマCD版・テレビアニメ版共通。ゲーム版は主人公の声なし。
メインキャラクター
相原 光一(あいはら こういち)
[注 3]
声 - 水島大宙(ドラマCD版)クラス:2年A組主人公。一人称は「僕」。高校2年の夏を終えて一念発起し、新学期から積極的になろうと決意。約1ヶ月後の学園祭を、好きな女の子と一緒に周ることを目標とする。
星乃 結美(ほしの ゆうみ)
声 - 小清水亜美「内気なヒロイン」[2]クラス:2年A組 / 身長:160cm[3] / スリーサイズ:B83 (D) /W57/H84 / 血液型:A型 / 誕生日:1月12日 / 星座:山羊座好きな事:読書・お掃除・整理整頓苦手な事:人前で話すこと・目立つこと主人公の呼び方[注 4]:あなた主人公のクラスメイト。物静かで引っ込み思案ながら、掃除や片付けなど目立たないところで皆に貢献する心優しい少女。本が好きで、図書委員を務めている。得意料理は煮物。吹き出物が出来てしまうので、ナッツ類は嫌い。公式サイトでの人気投票では第3位。
里仲 なるみ(さとなか なるみ)
声 - 水橋かおり「かわいい下級生」[2]クラス:1年A組 / 身長:147cm[3] / スリーサイズ:B75 (B) /W56/H78 / 血液型:B型 / 誕生日:4月8日 / 星座:牡羊座好きな事:うどん・先輩(主人公)・マンガ苦手な事:じっとしていること・くら?い雰囲気主人公の呼び方[注 4]:先輩主人公に憧れる、ひとつ年下の後輩。いつも明るく元気いっぱいで、失敗してもクヨクヨしない。実家が讃岐うどん屋。うどん娘。将来お店を手伝いたいと思っている。公式サイトでの人気投票では第9位で、メインヒロインの中で唯一人6位には届かなかった。
水澤 摩央(みずさわ まお)
声 - 池澤春菜「年上の幼なじみ」[2]クラス:3年C組 / 身長:162cm[3] / スリーサイズ:B89 (F) /W58/H87 / 血液型:O型 / 誕生日:2月27日 / 星座:魚座好きな事:おしゃべり・ファッション苦手な事:勉強主人公の呼び方[注 4]:あなた(文章上では下の名前が表示)主人公の幼馴染で、高校3年生。中学生までは「超」が付くほどのガリ勉だったが、受験失敗を機に行動が一変、流行やファッションを熱心に追いかけるようになった。受験失敗の後遺症で勉強アレルギーを発症しており、教科書に触るだけでジンマシンが出る。好物はカニ。公式サイトでの人気投票では第2位。
咲野 明日夏(さきの あすか)
声 - 広橋涼「スポーツ大好きサッカー娘」[2]クラス:2年C組 / 身長:164cm[3] / スリーサイズ:B88 (E) /W58/H88 / 血液型:B型 / 誕生日:8月9日 / 星座:獅子座好きな事:サッカー・スポーツ全般苦手な事:勉強や読書・うじうじしたこと・オフサイド主人公の呼び方[注 4]:あなた主人公と同学年で、サッカーを始めとしたスポーツ大好き少女。輝日南高校には女子サッカー部が無いため、試合へは出場できないのを承知の上で、男子サッカー部に所属している。恋愛と勉強は苦手。公式サイトでの人気投票では第4位。
二見 瑛理子(ふたみ えりこ)
声 - 田中理恵「冷たい天才」[2]クラス:2年B組 / 身長:162cm[3] / スリーサイズ:B78 (B) /W55/H79 / 血液型:AB型 / 誕生日:11月1日 / 星座:蠍座好きな事:ひとりでいること・実験・考えごと・ジャンクフード苦手な事:おせっかい・人混み主人公の呼び方[注 4]:あなた主人公と同学年で、IQ190以上の天才少女。その頭脳ゆえに幼少時から親から過保護にされ、活発な遊びをさせてもらえなかった。そうした生い立ちから孤独を好むようになり、心を閉ざしているところがある。左利き。公式サイトでの人気投票では第1位。
祇条 深月(しじょう みつき)
声 - 能登麻美子「従順なお嬢様」[2]クラス:2年B組 / 身長:158cm[3] / スリーサイズ:B77 (B) /W55/H78 / 血液型:A型 / 誕生日:10月19日 / 星座:天秤座好きな事:好きな人に尽くすこと・伝統のあるもの苦手な事:嘘・間違った行い主人公と同学年で、本物の「深窓の令嬢」。ピアノやバレエ等、幼い頃から様々な英才教育を受けている。毎朝家のリムジンで登校するが、駐車迷惑となるので、下校時は徒歩と決めている。街の郊外に位置する、広大なきびな池の周囲半分及びきびな公園の大部分は祇条家の敷地となっている。産まれる前から親に定められた婚約者がおり、出会える日を心待ちにしている。前述の習い事も、婚約者と結ばれた時に家の名に恥無い良き妻となるため。ちなみに婚約者の名は主人公(デフォルトで相原光一)の名に似ているらしい。ささいなきっかけから主人公を婚約者と勘違いしてしまうが、その際呼称を『ご主人様』とするなど、一般とは少しずれた感性を持っている。普段はおとなしいが、芯は強い。父親にあまり男と会話しないように言いつけられている。公式サイトでの人気投票では第5位。CVを担当した能登麻美子は役として『ご主人様』と言ったのは初めてだったようで、台本を読んだ際には驚いたようである。


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