キディ・グレイド
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地球人、またはごく少数に限られた純血の地球人のこと。いわゆる支配階級で、数は10万人にも満たないものの、政治、経済、さらには戦争すらも影で操っているとされる。
登場人物
主人公
エクレール(Eclair)
- 永田亮子主人公。明るい性格のCクラスESメンバー。ブラウンの髪と瞳を持つ。普段はエクレール・モンタギュー[2]と名のり、GOTT本局の受付嬢を担当している。本局勤務時は、遅刻しそうになりながら近所のカフェに寄って出勤する日常である(第10話)。特務遂行時は赤を基調とした服装が多い。銃器は、GOTTからの支給装備を、闇のガンスミスで実体弾拳銃と交換してから出動する(ジャミングなどを受けにくいため)[3]。常に携行している口紅は、壁などに描いた線を鞭状の武器に変えるなど、様々な効果を持つ特別製。特務時以外は、能力を抑えるリミッターとなる[4]。外見は16歳だが、実際は遙かに永い時を生き続け、様々な事柄に関わってきた過去を持つ。現在のGOTT長官の育ての母として、穏やかに過ごしていた時期もあった。ある日、その永すぎる人生に耐え切れず記憶喪失になり、現在に至る。リュミエールとは初期の頃からのパートナーであり、その後にエクリプスと出会い、チームを組んだ。徐々に本来のGクラスの力と記憶を取り戻した後、GOTTのやり方に反発して本部を襲撃。アールヴたちに敗北するも、後に新しい身体を得て復活する。一時は過去の記憶が蘇った事でその記憶に苛まれるが、過去を受け入れ現在を生きていく事を決め真のGクラス能力に目覚める。エピローグでは更に新しい体を得ており、続編『キディ・ガーランド』ではこの姿で登場する。[XXIV]Aパート終了後のアイキャッチではこれまで彼女が得てきた姿が全て描かれている。名前は仏語で「稲妻」のこと。登場時などに「ぢゃっぢゃ?ん。[5]」と言う癖があり、リュミエールにその度に窘められている。なお、この癖は自ら記憶を封じた後に取るようになったものでそれ以前の彼女には見られない。
能力「パワー」[6](Power)
口紅を塗ることを精神的スイッチとして発動し、超人的な身体能力(力とスピード)を発揮する。真の力はゲージ粒子を操ることで、力弾(フォースショット)による遠距離攻撃も可能。覚醒すれば、自然界の四大力電磁気力重力強い力弱い力)を操れる[7]
リュミエール(Lumiere)
声 - 平野綾エクレールのパートナー。落ち着いた性格のCクラスESメンバー。OP・EDや番宣などでは長い銀髪をよく右頭部分でカールに結っているのが見られる。瞳の色も銀色。エクレールと同じく、普段はGOTT本局の受付嬢を担当している。ぶどうジュースが大好物。常に携行しているジュースボトルは、様々な機能を備えた特別製。外見は10歳だが、実際は遙かに永い時を生き続け、銀河系での様々な事柄に関わってきた過去を持つ。それまではスラムのような地域で孤独だったが、エクレールに拾われてパートナーとなった。その後にエクリプスとも出会い、チームを組んだ。本来はGクラスの能力を持っている。エクレールと共にGOTT本部を襲撃した際にはアールヴたちに敗北するも、後に新しい身体を得て復活する。復活直後は膨大な記憶の量に体がついて行けずに拒絶反応まで引き起こしかけたが、デュカリオンとの決戦時に成長した姿となり真のGクラス能力に目覚める。エピローグでは更に新しい体を得ており、続編『キディ・ガーランド』ではこの姿で登場する。[XXIV]Bパート開始時のアイキャッチではこれまで彼女が得てきた姿が全て描かれている。女性としてのあるべき立ち居振る舞いに絶対の矜持を持っており、事ある毎に「女の子はエレガントに。」と溢している。名前は仏語で「光」のこと。
能力「パペット」」[6](Puppet)
電子機器を自由に操れる。
能力「パーティクル」(Particle)
電子に限らずあらゆる粒子を操ることができる。強力すぎるゆえ、身体には多大な負担が掛かる。
GOTT
長官・局長
シュバリエ・ドートリッシュ(Chevalier d'Autriche)
声 -
若本規夫三浦祥朗(中学生)、大前茜(6歳)GOTTの長官。エクレールに育てられたが、自身がノーヴルズの家系であったために彼女と引き離されてしまい、ノーヴルズを嫌悪している。エクレールとの再会と、彼女をノーヴルズの支配から救うことだけを望みに、現在の地位まで上り詰めた。後にGOTTの裏で行なわれてきた悪事と、ノーヴルズが画策していたデュカリオンを使っての銀河脱出の計画を暴露。直後にアールヴの不意打ちを食らって重傷を負い、エクレールに看取られながら息を引き取った。エピローグにおいて、シュウの名を持つエクレールの息子として新生する事となる。
エクリプス(Eclipse)
声 - 土井美加GOTT本局局長。外見は40代前後に見えるが、実際はそれよりも遙かに長い時を生き続け、銀河系での様々な事柄に関わってきた過去を持つ。当初はエクレールやリュミエールと対立していたが、後に仲間となってチームを組んだ。エクレールの起こしたGOTT本局への襲撃の際にアールヴに銃撃されて行方をくらますが、後にエクレールたちへ新しい身体を与え、アンオウとエイオウの協力を得て、GOTTを乗っ取ったアールヴたちを撃退。その後も、デュカリオンと一体化したアールヴを倒すために奮闘する。名前は英語もしくは仏語で月食日食のこと。
クヴァント(Quant)
量子を操る能力。Gクラスに相当する。この能力でをも量子化し、ESメンバーの延命(肉体の入れ替え)を行なってきた。
SクラスESメンバー

アニメ本編に登場する全てのクラスのESメンバーはライトニングとティンクルを除いてOP時点では既に第1話([I])より登場している。
トゥイードゥルディ(Tweedledee)
声 -
桑谷夏子漆黒の長髪の持ち主で瞳の色はブラウン。白いチャイナ服を纏っている女性。パートナーであるトゥイードゥルダムは二卵性の双子の弟[8]。似た力を持つリュミエールとは仲が良い。名前の由来は、『マザー・グース』や『鏡の国のアリス』に登場する双子の名前。
能力「シュトローム」[8](Strom)
電子を操る力。弟の能力と相互干渉させることによって、電磁誘導による強大な力場を作り出す[9]ヴィントシュトース(Windstoss)という技を使える。
トゥイードゥルダム(Tweedledum)
声 - 福山潤姉とお揃いの格好をしていて瞳も同じ色をしているが髪は短め。旧地球時代中央大陸東端文化圏の末裔で、幼少時はノーブルズとして育った[8]。幼い頃から2人で生きてきたためもあり、重度のシスコン。名前の由来は姉と同じ。
能力「マグネートフェルト」[8](Magnetfeld)
周囲の磁界を操る能力。姉の力と重合させることも可能。
アンオウ(吽王)
声 - 石田彰過去の傭兵時代にエクレールと敵対していたことがあり、現在も彼女へのライバル心を持っている[10]女装好きで皮肉屋。GOTTを離反したエクレールたちを粛清に向かうも、同じく離反して姿をくらました後、エクリプスのサポートへ回る。名前は金剛力士(仁王)の吽形から。
能力「アメイジング」[10](Amazing)
たとえ真空中であっても、あらゆるものが聴こえる超聴力。
エイオウ(阿王)
声 - 稲田徹黒い肌の大男。アンオウと同じく元傭兵で現在のパートナー。外見に似合わぬ甘味党[10]。離反したエクレールたちを粛清に向かうも、同じく離反。アンオウと共に、エクリプスのサポートへ回る。名前は金剛力士(仁王)の阿形から。
能力「アンプリファイア」[10](Amplifiers)
超視力で、「」の流れを見ることができる能力。また「気」を操ることで身体能力を上げることも可能。
アールヴ(Alv)
声 - 井上喜久子銀色のショートヘアで瞳の色は緑がかった青。苛烈かつ高圧的な性格で、他のESメンバーへの仲間意識も皆無である上に見下している態度しか見せない為、非常に嫌悪されている。理由は不明だがノーヴルズに激しい憎しみを抱いており、彼らへの復讐の為にあえて裏で結託している。しかし、ノーヴルズを見境無しに復讐の対象にしようとするだけでなく、目的の為にノーヴルズとは関係の無い人間達まで平然と傷つけ陥れようとし、更には利用する者全てを道具扱いしかせず、逆らえば暴力の行使や殺害までも辞さない等、結局本心ではノーヴルズのみならず自分以外の全てを憎しみの捌け口にする事しか考えていなかった。この「幼稚」とも言える常軌を逸するまでの被害者意識や悪行の数々から、かつてのESメンバーの仲間を含む作中の誰からも共感を得られず、エクレールからは「ただの我儘な子供」、リュミエールからは「復讐の建前の下に、権力欲を正当化しようとしているだけ」とそれぞれ酷評されており、パートナーであり母親であるドヴェルグからも、あまりに独善的で行き過ぎたやり方を諌められる事があった程。エクレールの起こしたGOTT本局への襲撃の際には混乱に乗じ、彼女の容姿と能力を吸収。エクレールに成り済ました上でGOTTの局長代理として組織を完全に私物化するだけでなく、私兵及び能力を吸収する為の道具としてエクレールとリュミエールのクローン達を製造し、GOTTをノーヴルズへの復讐の道具とする為に戦闘集団化を画策する。しかし、エクレールのクローンの一体には反抗的な態度を向けられた上に、復活したエクレール達の反撃の末、自滅に近い形で敗北。左半身に重傷を負いながらも生き延びる。その後も自らの復讐を諦めようとせず、デュカリオンの乗っ取りを画策するが、無関係な人間も殺害しようとする行いを諌めたドヴェルグに逆上して重傷を負わせ、シュヴァリエによって自分の能力と同じシステムによって身体を分解されてしまう事になる。しかし、逆にそれによってデュカリオンと一体化し、その偏執的な復讐心のまま、もはやノーヴルズもそうでない者も関係無く地球や人間そのものを滅ぼそうとするが、エクレールたちの活躍によって再び敗北。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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