ガンビア共和国(ガンビアきょうわこく、英語: Republic of the Gambia)、通称ガンビアは、西アフリカ西岸に位置する共和制国家。イギリス連邦加盟国であり(2018年に復帰[5])、西はガンビア川の河口がある北大西洋に面している。陸地部分の国境はすべてセネガルと接している。言い換えれば、海に面した西側以外でセネガルに取り囲まれている。首都はバンジュールで、最大の都市はセレクンダである。 公用語である英語では Republic of the Gambia。通称 Gambia [??ambi?] ( 音声ファイル
国名
国名はガンビア川に由来する。英語では正称・通称ともに国名の前に定冠詞(The)を付けるが、これは15世紀にこの地にポルトガル人が入植したときに、川の名前を「Rio Gambia」と呼び、それを英語に直訳した「The Gambia river」に由来し、長年同地域を「The Gambia」と呼ぶのが一般的であったことからである。ガンビアがイギリスから独立した1965年ごろに、非常によく似た名前を持つザンビアも独立をしたことから、混同を避けるために定冠詞をつけた状態を正式名称とした[6]。英称で定冠詞(The)をつける国は他にバハマ、スーダン、コンゴ民主共和国、コンゴ共和国、フィリピン、オランダ、アメリカなどがある。
2015年12月10日に当時の大統領ヤヒヤ・ジャメによってガンビア・イスラム共和国(Islamic Republic of the Gambia)に変更されたが[7]、ジャメの後任として大統領に就任したアダマ・バロウは2017年1月28日に「イスラム教徒は全体の90%であり、他にキリスト教徒やアニミズム(土着宗教)がいるため、イスラム共和国ではない」と述べ、国名を元に戻した[8][9]。
日本語の表記は、ガンビア共和国。通称ガンビア。 ガンビアの地域が初めて歴史に登場するのは、9、10世紀のアラブの商人の記録である。13世紀にはマリ帝国の勢力圏に入った。13世紀にマリンケ族の商人がイスラム教を広め、18世紀まで強い影響力を持っていた。1446年にはポルトガル人がガンビア川下流域に到達し、数十年後には当時まだガンビア川流域に影響を及ぼしていた内陸のマリ帝国と接触している。
歴史詳細は「ガンビアの歴史(英語版)」を参照
独立以前