サーフロックやホット・ロッド・ミュージックの影響が交錯した結果、しばしばガレージロックの初期のサブジャンルとして言及されるフラットロック(Frat rock)と呼ばれるエネルギッシュかつアップビートな音楽スタイルが生まれた[8]。ザ・キングスメン
(英語版)が1966年に発表した「ルイ・ルイ」は、シアトルでローカルヒットした後、全米チャートで第1位を獲得し、やがて海外でも商業的な成功を収めた[9]。ザ・キングスメンは、解読が困難な歌詞の中に下品な言葉が使用されているという苦情を受け、連邦捜査局の捜査対象となっていた[10]。フラットロックは、ザ・キングスメンをはじめとした太平洋岸北西部のアーティストとよく関連づけられるが、他の地域でも盛んな音楽スタイルとなっていた[11][12]。1963年にはアメリカの他の地域出身のバンドのシングルが全米チャートにランクインし始め、その一例となるミネアポリス出身のザ・トラッシュメンの「サーフィン・バード(英語版)」[13]は、ザ・リヴィトンズ(英語版)がかつて録音した「The Bird is the Word」と「Papa Oom Mom Mow」を融合させた楽曲である[14]。1964年初頭にはインディアナ州サウスベント出身のザ・リビエラズ(英語版)の「カリフォルニア・サン」がヒットを記録した[15]。
主なミュージシャン
60'sガレージ・ロック
キングズメン(キング「ス」メンではなく、キング「ズ」メン)
ピンク・フェアリーズ
デヴィアンツ
エドガー・ブロートン・バンド
ザ・トラッシュメン
13thフロア・エレベーターズ(The 13th Floor Elevators)
アンボイ・デュークス(The Amboy Dukes)[16]
バーバリアンズ(The Barbarians)[17][18]
ブルー・チアー(Blue Cheer)[19]
チョコレート・ウォッチバンド
カウント・ファイブ
ディック・デイル
Downliners Sect
イージー・ビーツ
エレクトリック・プルーンズ
Hasil Adkins
イギー・ポップ&ザ・ストゥージズ(Iggy Pop & The Stooges)
レジェンダリー・スターダスト・カウボーイ
リンク・レイ(Link Wray)
MC5
ミュージック・マシーン
ナッシュビル・ティーンズ
ナッズ(The Nazz)[20]
プリティ・シングス
クエスチョン・マーク&ザ・ミステリアンズ
ザ・リメインズ
スクリーミング・ロード・サッチ(Screaming Lord Sutch)
ザ・シーズ
The Shadows of Knight
ソニックス
スタンデルズ(The Standells)[21]
ストロベリー・アラーム・クロック
シンジケート・オブ・サウンド(The Syndicate of Sounds)[22][23]
ヴェルヴェット・アンダーグラウンド(The Velvet Underground)[24]
70'sガレージ・ロック
ザ・クランプス
イギー・ポップ
フレイミン・グルーヴィーズ
80'sガレージ・ロック
プライマル・スクリーム
The Fuzztones
The Gories
Thee Headcoats
90'sガレージ・ロック
The Devil Dogs
The Mummies
The Phantom Surfers
The Trashwomen
ガレージロック・リヴァイヴァル(2000年 - )
アークティック・モンキーズ(Arctic Monkeys)
ザ・ヴァインズ(The Vines)
ザ・キラーズ(The Killers)
キングス・オブ・レオン(Kings of Leon)
ザ・サブウェイズ(The Subways)
ジェット(Jet)
ザ・ストロークス(The Strokes)
ザ・ダットサンズ(The Datsuns)
22-20s(トゥエンティトゥ・トゥエンティーズ)
ザ・ハイヴス(The Hives)
ブラック・レベル・モーターサイクル・クラブ(Black Rebel Motorcycle Club)
ザ・ホラーズ(The Horrors)
ザ・ホワイト・ストライプス(The White Stripes)
マンドゥ・ディアオ(Mando Diao)
ザ・ラカンターズ(The Raconteurs)
ザ・リバティーンズ(The Libertines)
ロックスリー(Locksley)
日本のガレージ・ロック
頭脳警察
ギターウルフ
MAD3
Jet boys
シーナ&ロケット