ガデュリン
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音楽:加藤みちあき

制作:セタ葦プロダクション

ゲーム

本作を題材としたスーパーファミコンロールプレイングゲームソフト『ガデュリン』は、1991年5月28日セタから発売された。同作は、惑星ガデュリンに不時着したリュウが地球に帰る方法を求める内容であり『 ディガンの魔石』と同じ世界観を有する[11][12]。また、同作は移植作品を除きスーパーファミコンで最初に発売されたRPGでもある。同作の戦闘システムは独特であり、攻撃してきた敵に反撃する「ゆうげき」や敵と交渉し仲間にさせる「そうだん」に加え、逃走用のコマンドが3種類もある。

同作のBGMは大山曜が制作したMIDIデータをもとに崎元仁がスーパーファミコン向けにアレンジするという方法が取られた[13]。大山は2020年のインタビューの中で後になって崎元本人からデータ化を担当したことを知らされたと振り返っている[13]。また、楽曲の半分は『ディガンの魔石』からのリメイクであり、大山はこのことについて「[『ティガンの魔石』と関連付けてほしいという発注は]確かあったと思います。スーパーファミコンで出すにあたって足りない部分を補った感じだったのかなと。仕様が変わって作り替えた部分もあるかもしれません。発注の流れは同じでしたね。」と推測している[13]

1991年には同作のサウンドトラック「ガデュリン全曲集」が発売され、2020年11月4日には未発表曲を収録した復刻版が発売された[14]
評価
ゲーム版に対する評価

株式会社QBQが編集したムック『懐かしスーパーファミコン パーフェクトガイド』では、ダンジョンの広さや戦闘時間の長さに加え、雑魚キャラに瞬殺されたかと思ったら逆にプレイヤーがラスボスを瞬殺するといったゲームバランスの不安定さが指摘されている[15]

4Gamer.netの風のイオナはアルバム「ガデュリン全曲集」(復刻版)のレビュー記事の中で、同作の音楽の完成度の高さを評価し、「悠久の時の流れ?オープニング」にはもの悲しさと神秘性を感じられると評価した[14]
脚注^ 増刊ファミコン通信 Vol.2. 株式会社アスキー. (1990年12月21日). p. 34 
^ 『自航惑星ガデュリン 神々の巫女たち』275ページより。
^ “自航惑星ガデュリン 神々の巫女たち(1)”. KADOKAWA. 2023年8月27日閲覧。
^ “自航惑星ガデュリン リューンの伝説(2)”. KADOKAWA. 2023年8月27日閲覧。
^ “自航惑星ガデュリン ガデュリン計画(3)”. KADOKAWA. 2023年8月27日閲覧。
^ “ガデュリン<愛・放浪編> 熱き風の乙女(1)”. KADOKAWA. 2023年8月27日閲覧。
^ “ガデュリン<愛・放浪編> 紅の戦士たち(2)”. KADOKAWA. 2023年8月27日閲覧。
^ “ガデュリン<愛・放浪編> 運命の聖兄妹(3)”. KADOKAWA. 2023年8月27日閲覧。
^ “ガデュリン<愛・放浪編> 太陽の娘(4)”. KADOKAWA. 2023年8月27日閲覧。
^ a b c d e f g “ガデュリン”. allcinema. 2023年8月27日閲覧。
^株式会社QBQ編 『スーパーファミコンクソゲー番付』マイウェイ出版発行、2017年。ISBN 9784865117097 p78-79
^ “ ⇒interview with Yoh Ohyama”. ele-king. 2020年11月13日閲覧。
^ a b c “ ⇒interview with Yoh Ohyama”. ele-king (2020年11月4日). 2020年11月13日閲覧。
^ a b 風のイオナ (2020年11月13日). “ミュージック フロム ゲームワールド:Track 212 「パックマン」40周年,「ガデュリン」”. www.4gamer.net. Aetas. 2020年11月13日閲覧。
^株式会社QBQ編 『 ⇒懐かしスーパーファミコン パーフェクトガイド』  ⇒マガジンボックス(M.B.ムック)、2016年。ISBN 978-4-86640-008-2 p29

関連項目

ミネルバトンサーガ ラゴンの復活

外部リンク

ガデュリン
- allcinema

ガデュリン(OVA)- Anime News Network中の百科事典





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