2021年、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、コロナワクチンの接種を3回(ブースターショットも含む)受けたが、2022年1月、シルビア王妃とともにコロナウイルスに感染して発症。王室は感染に関して「夫妻の症状は軽微で、健康状態は良い」と発表している[9]。
人物カール16世グスタフ夫妻
長年、ディスレクシアを抱えているのではないかとの噂が流れていた。とあるジャーナリストは、国王が継承文書に署名する際、自身の名前を誤って綴った事と、1973年にファールンの銅山を訪問し、岩壁に署名をする際に、自身の名前を“Cal Gustf”と書いた事に言及した。これらの事に関しては、シルヴィア王妃が1997年に出演したテレビ番組のインタビューの中で正式に認めている。同時に、夫妻の子女達も軽度のディスレクシアを抱えている事も公表している。
1975年6月25日から1977年2月9日までの間、イギリス海軍の名誉元帥を務めていた事がある。
毎年開かれるノーベル賞やポーラー音楽賞
即位前年の1972年、ミュンヘンオリンピック観戦の際、現地でカール・グスタフ王太孫の世話を担当したのがジルフィア・ゾマラート(母方はブラジル人)、すなわちシルヴィア王妃だった。これをきっかけに交際が始まったが、当初は年上でドイツ人の一般市民ということもあり、結婚にこぎつけるのは大変なことであった。1976年3月12日に婚約を発表[17]、3か月後の6月19日に2人は晴れて結婚する事となった。この日の披露宴では、スウェーデンを代表するポップ・グループ“ABBA”のメンバーも参列し、新曲だった『ダンシング・クイーン』を初演奏した。この曲は翌年、世界的な大ヒット曲となる。
1982年には、公邸をストックホルム郊外のドロットニングホルム宮殿に移し、それまで住んでいたストックホルム宮殿は公務の場とする事となった。
また夫妻は、次の1男2女をもうけた。
ヴィクトリア(1977年 - )王太子
カール・フィリップ(1979年 - )
マデレーン(1982年 - )
1980年1月1日からは、長子相続制に基づいて、ヨーロッパでは初めて男女にかかわらず最初に出生した子供に法定推定相続人の権利が与えられることとなり、2019年現在の王位継承順位第1位は長女のヴィクトリア王太子であり、1979年12月31日まで王太子であった長男のカール・フィリップ王子は第4位となった(第2位・第3位はそれぞれヴィクトリア王太子の子であるエステル王女とオスカル王子)。 カール16世グスタフ (スウェーデン王)父:
系譜
グスタフ・アドルフ (ヴェステルボッテン公)祖父:
グスタフ6世アドルフ (スウェーデン王)曾祖父:
グスタフ5世 (スウェーデン王)
曾祖母:
ヴィクトリア・フォン・バーデン
祖母:
マーガレット・オブ・コノート曾祖父:
アーサー (コノート公)
曾祖母: