カール・ツァイス
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同様に戦前からの商標が使えない地域向けの商品には、ビオターがB[9]、ビオゴンがBi[10]、ビオメターがBm[9]、フレクトゴンがF[9]、プラナーがPl[10]、ゾナーがS[9]またはSo[10]、テッサーがT[9]、ディスタゴンがDi、ミクロターがMなど略号で示されているものがある。

サッカークラブのFCカールツァイス・イェーナ1903年に創設され、東ドイツ(DDR)時代には国を代表する強豪チームであった。2009-2010シーズン現在、ブンデスリーガ3部に所属している。
東西統一?その後

1989年?1990年に渡って行われたドイツ再統一により、東西に分かれていたカール・ツァイスも統合の道を歩むことになる。イェーナにあったツァイスは東ドイツの経済の低迷に伴い経営に行き詰まっており、実質的にオーバーコッヘンのツァイスが吸収する形となった。現在もカール・ツァイス本社はオーバーコッヘンに置かれている。一方イェーナには1991年にイエナオプティックが設立され、東側のカール・ツァイスの一部事業は同社が継承している。

近年では半導体露光機(ステッパー)を製造しているオランダASMLに光学系を独占的に供給している。また、光学系に光ファイバーを用いたプラネタリウム投影機の生産も行っている。
製品

カール・ツァイスのレンズ製品一覧

ビオゴン

ビオメター

ビオター

ディスタゴン

ホロゴン

プラナー

プロター (レンズ)

ゾナー

テッサー

バリオゾナー

バリオテッサー

ウナー


ツァイス・イコン

ボックステンゴール

コンタフレックス

コンタレックス

コンタックス

イカレックス

イコフレックス

イコンタ


カール・ツァイスの天体望遠鏡製品一覧

この他に艦砲用光学測距儀潜水艦潜望鏡、銃器用の照準器など軍用の光学機器、コルポスコープなどの医療用光学機器も製造している。
人物
所属した設計者

エルンスト・アッベ

エルンスト・ヴァンデルスレプ

ルートヴィッヒ・ベルテレ

パウル・ルドルフ

ロベルト・リヒテル

ウィリー・ウォルター・メルテ

関係のある人物

カール・デーニッツ - 父エミル・デーニッツはカール・ツァイス社の技師だった。

ブランド供与と提携

カール・ツァイスは数多くの企業に「カール・ツァイス」のブランドの使用を許可している。フィルムカメラ時代には京セラオプテックがカール・ツァイスブランドで多くのレンズを開発した。コンタックスは、ヤシカとの連携で造られたブランドで、レンズをカール・ツァイス、ボディーをヤシカが製造した。デジタルカメラ世代になってからはソニーが数多くのカール・ツァイスブランドのレンズを設計・販売している。コシナは2005年よりカール・ツァイスブランドのレンズの製造を開始し、ソニー富士フイルムなどに供給している。そのほかにも共同開発や提携によって「カール・ツァイス」の名前で光学製品を製造・販売する会社は多い。
提携企業

アーノルド&リヒター

アルパ

コシナ

ハッセルブラッド

京セラ

ライカ

ローライ

ロジクール

ソニー

サイバーショット

α

ハンディカム

Xperia


富士フィルム

富士フイルム Xシリーズ


ヤシカ

コンタックス


ノキア

SoftBank 705NK

SoftBank X02NK


Vivo

製品利用の歴史カールツァイスイエナ製プラネタリウム 兵庫県明石市 明石市立天文科学館 カールツァイスイエナ製MCフレクトゴン35mmF2.4で撮影

ロベルト・コッホ - 1876年、カール・ツァイス製の顕微鏡を使って炭疽菌を発見。細菌感染症病原体であることを証明した。

現在世界最大の映画用レンズメーカーである。(映画用カメラの最大手であるドイツのアーノルド&リヒターとの提携)

東郷平八郎 - 5倍と10倍兼用の双眼鏡が発売されて間もない1904年(明治37年)、小西本店(コニカを経て現コニカミノルタ)が輸入したものを購入愛用し、日本海海戦でも戦艦三笠艦上で敵の沈没状況や降伏信号の確認等に使用した。

大阪市立電気科学館 - 1937年に開館、アジア初のプラネタリウムとして「カール・ツァイスII型」が導入された。戦火をくぐり抜けた投影機は1989年の閉館まで稼働し、1100万人以上の入館者を集めた。後継施設である大阪市立科学館に静態展示されている(電源投入は可能)。


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