この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権を侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください
。(2013年3月)(使い方)勇敢な冒険家チャールズ・マンツに憧れる少年カールは1軒の空き家で、同じく冒険好きでマンツに憧れる少女エリーと出会い、意気投合する。成人した二人はやがて結婚し、初めて出会った空き家を新居とした。マンツが消息を絶ったという“伝説の滝”パラダイス・フォールについて語り合い、いつか二人で見に行こうと約束する。二人は夫婦の時間を楽しみ、長い間共に幸せに生きてきたが、度々の出費で中々滝への旅行費用が貯まらない事に加え、子供は授からなかったところを、カールがついに渡航チケットを手に入れた矢先、エリーは病に倒れ、亡くなってしまう。
最愛の妻を失ったカールは、街の開発計画によって周囲に高層ビルが建設されていく中、妻との思い出が詰まった家を守るため、立ち退きの要求を頑固に拒み続けていた。ところがある日、工事関係者が誤ってカールの家のポストを壊してしまい、怒ったカールは工事関係者を殴って怪我させてしまい、裁判の判決で立ち退かざるをえなくなってしまう。そしてこれをきっかけに、妻との約束を果たす事を決心し、10297個もの風船を結びつけた家ごとパラダイスフォールに向けて旅に出る。しかし、飛び立った後で“お年寄りのお手伝いバッジ”を手に入れて自然探検隊員としてのランクアップを目指している少年ラッセルが家に入り込んでいた事に気付く。
“お年寄りのお手伝いバッジ”入手に必要な書類へのカールの署名をしつこく求めるラッセルの助けもあってパラダイス・フォールのある土地にたどり着いた二人だったが、着地したのは滝から離れた場所だった。ラッセルの提案で家が浮くことが出来る限界の3日後までに滝まで移動しようと家をロープで引っ張って移動している最中、ラッセルが巨大な怪鳥ケヴィン、そしてケヴィンを追っていた犬ダグと遭遇し「ペットにしたい」とカールに懇願。成り行きで二匹も同行する事になった。 全て日本版。
キャッチコピー
愛する妻が死にました― だから私は旅に出ます。(チラシ・テレビスポット)
いくつになっても、旅に出る理由がある。(予告編・前売チケット)
じいさんだって、飛べるんです。(特報・パネル)
人生、このままじゃ、終われない。(新聞広告)
人生って、最高の冒険だ。(DVD・ブルーレイ・microSD)
僕のともだち、78歳。(DVD・ブルーレイ・microSD)
登場人物
主要人物
カール・フレドリクセン
主人公。無口で頑固な78歳の老人。冒険好きだった少年時代に同じ冒険好きの少女エリーと出会い、結ばれる。本来は口数が少ないが子供好きの優しい性格[注 1]でエリーと初めて出会った家を新居にして幸せに暮らしていたが、エリーを病気で亡くすと、エリーとの思い出が詰まった家を守ろうとするあまり頑固な性格になる。最近は足腰が弱くなって来た為、階段は普段電動椅子で昇降し、テニスボールがクッション代わりの4つ足の杖を使っている。偶然工事関係者がポストを壊した事で、これに怒ってその工事関係者を杖で殴り怪我をさせてしまい、裁判で立ち退きの判決を受けるが、これを機にエリーとの約束を果たすため、たくさんの風船をつけた家と共に旅に出る。当初は妻との約束である目的を果たす事のみに執着し周囲に冷たく当たっていたが、ラッセルと旅をする内に本来の自分を取り戻していく。
ラッセル・キム
好奇心旺盛なボーイスカウトの少年。肥満体型の8歳。一度も会話をしたことがない父親と話すべく「お年寄りの手伝いをする」という任務を遂行し、“お年寄りのお手伝いバッジ”の授与式に父を出席させるため[注 2]、何かできないことはないかとカールに付きまとっていた。複雑な家庭を持っている[4]。カールの旅立ちの際に家に紛れ込み、旅に同行することになる。父親に会う為だけにボーイスカウトのバッジが欲しいだけなのでマナーや実地訓練はほとんど受けていないに等しく、テントの張り方は知らず、位置確認はGPSで済ますだけだったり、相手の言葉を疑いもせずに真に受けたり、野生動物であるケヴィンに平気でチョコレートを与えてしまったり[注 3]、ペットとして飼いたいと思う等普通の少年とそれほど大差ない。