カートゥーンネットワーク
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2022年1月1日以降のバンパーやタイトルテロップは、「Dimensional」から「Redraw Your World(えがこう!キミだけの世界)」に一新され、同年2月より、日本におけるカートゥーン ネットワークの公式ウェブサイトは、2012年末ごろから長い間使われた「CHECK it 1.0」から「Redraw Your World(えがこう!キミだけの世界)」にリニューアルした。放送のバンパーは同時期に「CHECK it 1.0」に入れ替えた後、2016年ごろに「CHECK it 4.0」になり、「Dimensional」を経由した後、2022年に同様に「Redraw Your World」へと変更されている。

2022年7月1日にチャンネルの正式名称が「海外アニメ!カートゥーン ネットワーク」から「カートゥーン ネットワーク 海外アニメ国内アニメ」に変更された。

2023年6月以降、2003年より発行を続けていた月間番組表が廃止され、純粋なexcel方式のデザインでのみ配布されるようになった。ただし、一ヶ月後の番組を公式サイト上で見ることは引き続き可能である。

2023年8月1日、日本におけるワーナー・ブラザース・ディスカバリー傘下の放送事業者並びにJCOM傘下の放送事業者再編に伴い、運営(番組供給)事業者がディスカバリー・ジャパンに移管された[1][5]



番組内容と傾向

番組内容はハンナ・バーベラ・プロダクション、メトロ・ゴールドウィン・メイヤースタジオ、ルーニー・テューンズといった、ターナー・プロダクションが保有するアニメ作品と、近年のバットマンシリーズといったワーナー・ブラザース・アニメーションの作品(1996年にターナー・ブロードキャスティング・システムがワーナーに買収され、同一資本下)を中心とした欧米のアニメ(カートゥーン)がほとんどで、日本の多くの視聴者には海外アニメ専門チャンネルとして認識されている。なお「トムとジェリー」や「チキチキマシン猛レース」など日本で1960年代に地上波放送された際に製作された日本版オリジナルの主題歌は省略(存在しないとみなされる)されている。

開局から1年半の間は日本のテレビアニメ(主にエイケンキティ・フィルムスタジオぴえろ、NAS、葦プロダクションの制作・著作作品)が多く放送され、放送時間やタイトル数では外国アニメを上回っていた。

しかし1999年4月より日本作品の放送を平日6作品に留め、番組編成を外国作品中心に変更している。この頃からは1950年代後半から1960年代までにハンナ・バーベラ・プロダクションが制作し、かつ日本の地上波テレビ局で放送され、かつ放送当時の日本語吹き替え音声も現存する作品が中心(実際に日本の地上波で直接放送されたものは白黒ダウンコンバートされた映像がほとんどのため、その放送内容はターナーが直接保有するカラー映像に放送当時の吹き替え音声を充てたもの)のため、今となってはほとんど見られなくなった海外アニメが多く放送されていることから、海外アニメの愛好者や、子供時代に海外アニメを見て育った世代には特に人気がある。2003年以降には番組のほぼ全てが外国作品で占められるようになった。近年では韓国やフランス、カナダなどのアニメもしばし取り入れたりしている。

2004年での日本作品の放送は2番組のみで、積極的に日本のテレビアニメを放送している他国のカートゥーン ネットワークとは逆の経緯をたどっていたが、2005年から主にタツノコプロ手塚治虫原作のアニメを中心に再び増加の傾向にあり、2011年時点で7番組の日本アニメが放送されている(→後述)。

海外アニメを中心に扱うため、イースターハロウィンクリスマス等の西洋の年中行事が行われる時期には、時間帯に関係なくテーマに沿った作品内容やアニメーション映画が放送される。
コマーシャル

番組の合間には一般的な企業CMの他、5分程度のショートアニメやミニ番組、アニメに関連するミュージッククリップ、各番組ごとに独自制作された番組宣伝CM(独自の10秒CMが比較的多い)、アイキャッチが挿入される。番組宣伝CMはただ単に放送時間を紹介するのみでなく、映画の予告編のような雰囲気を出したり、作品中の場面を編集とナレーションによってストーリーを持たせるなど視聴者の興味を引くように作られている。

自局(ターナー・プロダクション)保有のキャラクターを起用した企画として、1997年後半 - 1998年前半にかけて三菱自動車工業とタイアップし、同社の自動車とCMへの出演を景品とした懸賞を行った後、当選者の一家がアニメキャラクターに扮し自動車でピクニックに出かけるという筋書きの短編アニメを制作してCMとして放送したこともある。これとは別段で同時期に、ターナー・プロダクション系作品のキャラクターがパジェロなど同社乗用車の地上波TV向けCMに起用されている(チキチキマシン猛レース、トムとジェリーなど)。余談ではあるが、同時期(1998年10月 - 1999年9月)に「原始家族フリントストーン」の実写映画版である『フリントストーン/モダン石器時代』をモチーフとしたキャラクター(俳優)とテーマソングがホンダ・キャパのTVCMに起用されていた。
海外のアニメ作品

カートゥーン ネットワークでの放送にあたり、地上波未放送エピソードの追加や原語に合わせた番組タイトルやキャラクター名の変更、それらに伴う新たな吹き替え作業が行われた作品もある。しかし地上波での放送の際に日本で独自に作られた主題歌は権利問題により放送されない場合もある。

また、アメリカでは現地の年齢制限にして18歳以上対象のアニメを放映する「Adult Swim」(アダルトスイム)ゾーンがある。この枠は南米・豪州には進出しているが、2023年現在日本には存在しない[注 1]
日本のアニメ作品

1999年から2000年初頭までに日本制作(国産)のアニメ番組の放送は殆ど終了したが、葦プロダクションの作品だけは2002年度まで長期に渡り放送が継続された。しかし決して優遇されていたというわけではなく、一部の作品ではアイキャッチや番組宣伝CMが制作されないまま放送が行われたり、広告チラシに葦プロダクション作品の掲載がされたものの実際の放送が遅れるなどといった問題点が見受けられ、むしろ軽視している印象を視聴者に与えていた(実際、局制作のアイキャッチには「日本的アニメのヒーローが叫んでいるシーンを見て、苦虫をかみつぶした表情をするジェットソン」が登場するものが存在する)。しかし2021年ごろから深夜枠で日本製アニメ作品を占める割合が急激に上昇したため、番組内の日本アニメと海外アニメの比率は変動しつつある。

2000年以降はアニメ制作の受託でワーナーとの関係が深い東京ムービーや、海外作品の日本語版を制作している東北新社の他、タツノコプロアニプレックスアニマックスとは兄弟会社)・タカラモバイルエンタテインメントの作品も放送されている。ただし放送形態については次回予告がカットされたり、アイキャッチが局制作の物に差し替えられることがほとんどである。特に日本のアニメと海外のアニメは放映後のバンパーを挟む余尺に大幅な差があることも原因である。(原則としては、海外のアニメの方が余尺が長くなる傾向にある。)

さらには最終回を待たずに放送が打ち切られた番組があったことから一部で批判があった。ただしカートゥーン ネットワークは月単位で番組を代える方式のため、放送月中は何度も繰り返し放送し、放送月が終了すると話の途中でも放送を打ち切るので、これは日本製アニメに限らない話である。

2005年にはProduction I.Gと共同でSFアニメ『IGPX』の制作を行い、将来的には日本のアニメ制作会社と組んで同局発のオリジナルアニメを継続的に制作していきたいという意向が表明された。

2017年7月より『スクールランブル』の放送を開始。2018?2021年にかけて『うたの☆プリンスさまっ♪』シリーズや『アイドリッシュセブン』といった女性向けのアイドルアニメを放送。2023年までは『鋼の錬金術師』『DEATH NOTE』といった作品やワーナー ブラザース ジャパン制作のアニメを放送している。

2024年現在は『ケロロ軍曹』、『HUNTER×HUNTER』、『モブサイコ100』シリーズの3作を放送することで留まっている。
番組宣伝ナレーター

過去の担当者

山川亜弥(番組宣伝、番組予告、2005年12月31日まで)

阪口大助(番組宣伝、番組予告、2005年12月31日まで)

野田圭一(番組宣伝、番組予告(サムライジャック)、2005年12月31日まで)

斉木美帆(番組宣伝、番組予告、2009年3月31日まで)

西脇保(番組宣伝、番組予告、2017年8月31日まで)

戸谷公次TOONAMI

中江真司(いろはにほへトゥーン)

屋良有作(カートゥーン シアター(旧名称:カートゥーン ネットワーク シアター)、2009年3月31日まで)


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