カレーライス
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KANの曲については「カレーライス (KANの曲)」をご覧ください。

「ライスカレー」はこの項目へ転送されています。同名のテレビドラマについては「ライスカレー (テレビドラマ)」をご覧ください。
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カレーライス(和製英語:curry rice)は、カレー米飯にかけて食べる料理

インド料理を元にイギリスで誕生し[1]日本には明治時代にイギリスから伝わり[2]、日本で独自に変化・発展した料理である[3]。イギリスではもとは「curry and rice(カリーアンドライス)」、「curried rice(カリードライス)」と呼ばれていたが、現在の日本では「カレー」と略称されることが多く[注 1]ラーメンと並んで『日本人国民食』と呼ばれるほど人気がある料理である[4]小中学校の給食メニューの人気アンケートでもつねに上位に挙げられている[5][6]

インドのカレーよりとろみが強くなっているのは、インドからイギリスに伝わった際に、シチューと同様に小麦粉によってとろみをつけるようにレシピが変化したため[7]。また、ソースを重視するフランス料理の手法を取り入れたからという説もあり[8]、イギリスのクロス・アンド・ブラックウェル社により生産されたカレー粉フランスに渡り、フランス料理のカリー・オ・リ (curry au riz) の名の西洋料理になった[9]ともいわれている[10]。「日本のカレー」も参照
日本における歴史詳細は「日本のカレー」を参照
調理・内食

日本で初めて「カレー」という料理の名を紹介したとされる書物は福沢諭吉の『増訂華英通語』(1860年、万延元年)で、「Curry コルリ」という表記があり、これが始まりであると言われている[11]

カレーライスの調理法を初めて記載したのは、1872年(明治5年)に出版された敬学堂主人『西洋料理指南』[12]である。食材として「ネギショウガニンニクバターエビタイカキアカガエル小麦粉・カレー粉」を挙げている[13]。同書はインドのチャツネも掲載しているが、カレーとは結び付けられていない[14]。また、同年に出版された仮名垣魯文『西洋料理通』では、食材として「牛肉鶏肉・ネギ・リンゴ・小麦粉・ユズ・カレー粉」を挙げている。

小菅桂子は、材料に蛙肉が入っているところから、フランス料理の要素が取り入れられたと想像している[9]。しかし蛙肉を使ったレシピはあまり普及せず、ネギ(長ネギ)も大正時代にはほぼタマネギに置き替わった[10][15]後述)。カレーの具として普及しているジャガイモニンジン・タマネギは、明治のはじめにはまだ珍しい「西洋野菜」であったが、開拓地の北海道を中心に徐々に生産が広がった[3]。国産の安価なカレー粉が登場したこともあいまって[3][16]、大正時代の頃に日本のカレーライスの原型が完成したと考えられる[3]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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