1日1頁で構成されており、年月日が書かれた分厚い冊子を1日ごとに1枚ずつめくっていく(切り取っていく)ことで、日付を確認するカレンダー。発売元などでは日表(にっぴょう)、あるいは日めくりという分類で販売されている。さらに大判のものは大日表ともいう。
日付を確認するため、日付の文字がもっとも大きく、日曜・祝日は赤色、土曜は青色に着色されているものが多い。日付や曜日のほか、旧暦の日付、さらには六曜、二十八宿、中段(十二直)などの暦注が書かれており、このほかに暦注の吉凶の説明や日替わりの格言、潮汐表などが書かれていることもある。近年は少なくなったが、根強い人気のために現在でも販売されている。 月単位(多くは1か月か2か月)で構成されており、表示されていた月が替わるとともにめくっていく(切り取っていく)タイプのカレンダー。カレンダーの発売元などでは月表(げっぴょう)という分類で販売されている。 レイアウトとしては、紙の一面に各月ごとに、曜日と日付の1週間分を左から右へ横1列に並べて格子状に配置する形式が多い。日本では横1列の左端の曜日は日曜日とするものが多いが、月曜日とするものも市販されるようになった(曜日#週の始まりを参照)。日本以外の国では土曜始まりのものもある。 また縦横が逆転し、1週間を縦1列に並べ、週が変わると右に改行するものもある。このほか、改行せずに小さな文字で日付を横1列もしくは横2列に並べる形式や、日付とスケジュール欄のみを縦1列に並べる形式などもあるが、これらはポスターカレンダーや短冊カレンダーに多い。 日本のカレンダーは、普通、縦の列が左から日曜、月曜・・・土曜と7列ある。そして、横の行は一般には5行であり、1日が金曜または土曜から始まる場合に6行目が必要になることがあるが、その場合も新たに行を付け加えず、5行目のマスを分割したり斜線などを入れて2週分を詰め込むのが一般的である。特定の月だけ行を増やすと全体として整ったレイアウトをとることが難しくなるためであるが、最近発売されているカレンダーの中には月末の予定が書き込みにくくなるのを嫌って最初から6行分のスペースを用意してあったり、5行しか必要としない月は通常通りで、6行必要になる月は行の幅を2割ほど縮めて6行分を確保することもある(5週・6週併用型)。日本以外では、上に戻って1行目と同じ段に6行目の日付を記載するところもある。 日付の数字を枠内に上寄せあるいは左上詰めに配置することで、枠内に余白を設け、そこにスケジュールを書き込むことができるものも多い。 1年分(12か月)の暦を片面印刷で1枚にまとめたカレンダーや、半年分(6か月)を両面印刷で1枚にまとめたカレンダーなど。絵や写真を大きく表示し、ポスター状の形式を取ることが多い。めくる必要がないか、1年に1回裏返すだけである。カレンダーの発売元などでは年表(ねんぴょう)という分類で販売されている。銀行や保険会社など金融機関のカレンダーに多い。 形態としては、壁に吊り下げたり貼ったりして用いる壁掛けカレンダーと卓上に置いて用いる卓上カレンダーがある。 壁面に取り付けて用いる。紙の一辺が綴じられているものと、中央で綴じられて上下見開きの形をとっているものとがある。サイズにはA判、B判、四六判を基準とするものが用いられることが多い。金具、ホットメルト、ツインリングで綴じられているものが多いが、1枚の紙で構成されるカレンダーなどもある。 卓上において用いられる。ツインリングで綴じられたカレンダー本体を専用の台にセットするか、カレンダー本体となる紙を専用ケースにセットして用いるものが多い。1日ごとに数字のパネルを差し込んで用いるパネルカレンダーや、1か月ごとに数字や曜日のブロックを積んで表示するブロックカレンダーもある。また、デスクマット用のものもある。 カレンダーには雑貨として扱われるものや書籍として扱われるもの(出版会社が販売し、ISBNが与えられている。)が存在する。書籍として扱われるカレンダーは再販売価格維持(再版制度)が適用され、値引き販売はできないが売れ残った場合は書店が商品を出版取次に返品することができる。詳細は「再販売価格維持#書籍・雑誌」を参照 携帯電話、電子手帳、電波時計などの電子機器にはカレンダー機能を搭載しているものが多い。デジタル式の時計の中にはカレンダー表示をするものがあり、電子式の日めくりカレンダーや月めくりカレンダーも市販されている。一般に時計と兼用されている場合には、日または月の変わり目の瞬間にカレンダーの表示も自動更新されるため、当然「めくる」必要はない。旧暦や六曜を表示するものもある。 典拠管理データベース: 国立図書館
月表(月めくりカレンダー)
年表
形態
壁掛けカレンダー
卓上カレンダー
販売
電子機器のカレンダー機能
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 創設者でもあるジャニー喜多川の個人的な考えによる。
^ a b 共に西暦2013年である。
関連項目.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、カレンダーに関連するメディアおよびカテゴリ
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