1984年、カルロ・ルビアはシモン・ファンデルメールとともに、ノーベル物理学賞を受賞した。史上、発見から受賞までが最も短いノーベル賞受賞となった。同年、王立協会外国人会員に選出、1985年には同協会からベーカリアン・メダル、1989年にはニューサウスウェールズ大学よりディラック・メダルを受賞。
1989年から1993年までCERNのジェネラルディレクターを務めた。
また、ルビアは加速器駆動未臨界炉(加速器で陽子を燃料にあてて中性子を発生させる原子炉)の構想を提案している。トリウムを燃料とするもので、本質的に暴走事故の恐れがないこと、放射性廃棄物の半減期が短いことなどの特徴がある。
脚注^ C・ロヴェッリ『すごい物理学講義』河出文庫、2019年、169頁。
関連項目
ルビア (小惑星)
表
話
編
歴
ノーベル物理学賞受賞者 (1976年-2000年)
バートン・リヒター / サミュエル・ティン (1976)
フィリップ・アンダーソン / ネヴィル・モット / ジョン・ヴァン・ヴレック (1977)
ピョートル・カピッツァ / アーノ・ペンジアス / ロバート・W・ウィルソン (1978)
シェルドン・グラショー / アブドゥッサラーム / スティーヴン・ワインバーグ (1979)
ジェイムズ・クローニン / ヴァル・フィッチ (1980)
ニコラス・ブルームバーゲン / アーサー・ショーロー / カイ・シーグバーン (1981)
ケネス・ウィルソン (1982)
スブラマニアン・チャンドラセカール / ウィリアム・ファウラー (1983)
カルロ・ルビア / シモン・ファンデルメール (1984)
クラウス・フォン・クリッツィング (1985)
エルンスト・ルスカ / ゲルト・ビーニッヒ / ハインリッヒ・ローラー (1986)
ヨハネス・ベドノルツ / カール・アレクサンダー・ミュラー (1987)
レオン・レーダーマン / メルヴィン・シュワーツ / ジャック・シュタインバーガー (1988)
ノーマン・ラムゼー / ハンス・デーメルト / ヴォルフガング・パウル (1989)
ジェローム・アイザック・フリードマン / ヘンリー・ケンドール / リチャード・E・テイラー (1990)
ピエール=ジル・ド・ジェンヌ (1991)
ジョルジュ・シャルパク (1992)
ラッセル・ハルス / ジョゼフ・テイラー (1993)
バートラム・ブロックハウス / クリフォード・シャル (1994)
マーチン・パール / フレデリック・ライネス (1995)
デビッド・リー / ダグラス・D・オシェロフ / ロバート・リチャードソン (1996)
スティーブン・チュー / クロード・コーエン=タヌージ / ウィリアム・ダニエル・フィリップス (1997)
ロバート・B・ラフリン / ホルスト・ルートヴィヒ・シュテルマー / ダニエル・ツイ (1998)
ヘーラルト・トホーフト / マルティヌス・フェルトマン (1999)
ジョレス・アルフョーロフ / ハーバート・クレーマー / ジャック・キルビー (2000)
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