カリフォルニア大学ロサンゼルス校
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2012年のUSニューズ&ワールド・レポート誌によるランキング (Best Hospitals 2012) では、UCLAメディカル・センターは西海岸で最良の医療研究機関とされ、ジョンズ・ホプキンス大学付属病院 、メイヨー・クリニックなどに次ぐ全米第5位と高い評価を得ている[13]
スポーツ2006年、UCLA vs FSU戦カレッジ・スポーツで使用されるUCLAのロゴ

カレッジ・スポーツ分野でのUCLAの活躍は学問分野における活躍と同様に目覚しく、全米中で各チームが強豪として知られる。UCLAのマスコットはブルーインズと呼ばれる熊で、チーム・カラーは"True Blue"と呼ばれる青と金 (このカラーは全カリフォルニア大学システムの大学に共通) 。パシフィック12カンファレンス に属する。

UCLA男子フットボール・チームは、パサデナ市内のローズボウルを活動本拠地として有し、男子・女子バスケットボール・チーム、バレーボール・チーム、女子体操チームはキャンパス内施設、ポーリー・パビリオンを活動拠点としている。その他にもUCLAは男子・女子クロス・カントリー、サッカー、漕艇、ゴルフ、テニス、水球チームを有する。

大学マスコットは熊 (Bruins) のジョーとジョセフィーンで公式応援歌は "Sons of Westwood"、 "Mighty Bruins"、校歌は "Hail to the Hills of Westwood" とされている。公式応援歌である "Mighty Bruins" は1984年に発表され、同年の対スタンフォード戦より応援歌として使用されている。歌詞は卒業生・在校生より募集され、2人の在校生の詞が採用された。作曲はアカデミー音楽賞受賞者である、ビル・コンティが担当し、先述の対スタンフォード戦でのお披露目ではコンティ自身が指揮した。

先述の通り、UCLAの各チームは全国的強豪として知られ、これまでの全米大学選手権での優勝数は127回に上る。この優勝数の内NCAA (全米大学体育協会) 優勝数は114回で、この数はスタンフォード大学に次いで全米大学チーム中第2位である。女子・水球チームが全米選手権において、史上最多の11回の優勝を誇る。(2017年12月時点)

数あるUCLAスポーツ・チームの中でも男子バスケット・チームの活躍は目覚しく、UCLAのカレッジ・スポーツを代表するチームと言っても過言ではない。UCLAのスポーツ史を振り返る際に忘れてはならない人物が、UCLAバスケットボール黄金時代を築き、20世紀最高の指導者とうたわれたジョン・ウッデンコーチである。彼がUCLAで指導した13年間で、UCLA男子バスケットボール・チームは10回の全米優勝を飾り、内1964年から1975年 (66年、74年を除く) までの連続7回の優勝は、伝説とまで言われている。また、1971-1974年には前人未到の88回の連続優勝記録を打ちたて、UCLA男子バスケットボール・チームの名を不動のものとした。NBA史上最高のセンターと言われ、マジック・ジョンソンと共にLAレイカーズ黄金期を築いたカリーム・アブドゥル・ジャバーは当時のチーム在籍者である。

UCLAは1928年のアムステルダムオリンピック以来、夏季オリンピックへは毎大会選手を送り続けており、参加した全オリンピックにてメダルを獲得している。2004年アテネオリンピックでは全米で最多となる56人の選手を送り込み、合計19のメダルを獲得した。2008年夏季北京オリンピックへも少なくとも34人のUCLA在籍生、卒業生が参加すると同校は公表している[14]

またUCLAのカレッジ・スポーツにおいて切っても切れない存在がUSC(南カリフォルニア大学)とのライバル関係である。両校は同じロサンゼルス市内、同じカンファレンスに属し、過去数々の名勝負を繰り広げてきた。NCAAでの全米優勝回数ランキングにでも、2位のUCLAに次ぐ優勝回数をUSCは誇り、UCLA最良のライバルとされる。このライバル関係はカレッジ・スポーツの枠を超えた、オリンピック選手輩出数でも見られ、メダル獲得数がUCLA、213個、USC、234個と接戦を繰り広げる。
入学ドッド・ホールロイス・ホール内部

秋学期新一年入学者統計 20182019
出願者数(人)113,748111,306
合格者数(人)16,02013,747
合格率(%)14.112.4

2008年秋学期より、1年生としてUCLAに入学する学生の平均加重GPA(Weighted GPA)は4.34(通常GPAは4.00満点だが、大学レベルの授業や優秀者選抜クラスの授業をとることで4.00を超えるGPAをとることが可能)、通常GPAは3.85(4.00満点)、SAT(Reasoning)の平均スコアは2001点(2400点満点)である。

UCLAはプリンストン・レヴュー誌及びバロンズ教育誌による入学難易度指標で"Most Selective"(最難関)を与えられている。1998年度以来、出願者数は全米中で最多である。2019年度秋学期への出願者数は111,306人に上り、そのうち13,747人に入学許可が下り、合格率は12.4%であった。入学者の9割以上を占めるカリフォルニア州民の合格率は12%であった。
編入学

他の米国の大学同様、編入学は盛んである。例年UCLAでは、5,500人程度を編入枠として用意している。2018年度秋学期には23,756人が出願し、5,575人に合格許可が下りた。合格率は23%で、合格者の平均GPAは3.72となっている。合格者の93%がカリフォルニア州内のコミュニティー・カレッジ出身者となっている。一年生入学と同様、例年出願者数は増加傾向にあり、2005-2008年度の間に出願者は1,910人増加し、14.3%の増加(対2005年度比)となった。合格率も前年比で4.45%下がった(2007年度合格率:40.27%・2008年度合格率:35.82%・2018年度合格率:23%)。
非州民生の入学


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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