この節は特に記述がない限り、日本国内の法令について解説しています。また最新の法令改正を反映していない場合があります。ご自身が現実に遭遇した事件については法律関連の専門家にご相談ください。免責事項もお読みください。
カッターナイフを携行する行為は、軽犯罪法または銃砲刀剣類所持等取締法(銃刀法)によって規制されており、カッターナイフを理由なく持ち歩いてはならない。もし、警察官による所持品検査においてカッターナイフを見咎められた場合は、携行している理由及びその理由の正当性について説明しなければならない。正当な理由なくカッターナイフを携行していたことにより、刑事裁判において有罪となった判例は数多く存在する。オウム真理教事件の際の、現行犯逮捕の理由となった事例がよく知られる。他の犯罪を伴わずカッターナイフの所持のみで起訴・有罪となった例として京都地裁平成19年11月9日判決[8]が挙げられる。
カッターナイフは、小刀など他の実用目的の小型刃物に比べて、刃体の長さが製品によっては新品時に8ないし9センチメートルと長いため、軽犯罪法違反にとどまらず銃刀法違反に抵触する場合がある。この関係で、職務質問で刃渡り8センチメートルのカッターナイフを見つけて所持者を交番に連行したものの、銃刀法違反事件として処理する手間を嫌うあまり、警察官が刃を机に押し付けて折って5センチメートルにし、軽犯罪法違反事件として処理したという不正事件の例もある[9]。
主なメーカー
オルファ (OLFA)
エヌティー (NT)
ムラテック KDS (KDS)
TJMデザイン(タジマツール)
外栄金物 (KAKUI)
シルキー
エグザクト