カクテル・グラス
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しかし、同一人物による著書でも、以前の書籍では容量75mlを標準とするとなっていた[1]のに、新しいものになると、容量90mlを標準とすると記述が変わっている[15]のも、見逃せない事実である。つまり、日本でのカクテル・グラスの容量は、75mlを標準としていたものが、90mlを標準とするように変化していっているのだ。

それでも、日本では容量75?90ml程度のカクテル・グラスが一般的と考えるのが良いだろう。
代用されるグラス

ショートドリンクの中でも完成時の量が多くなるカクテルについては、容量75?90mlのカクテル・グラスではなく、さらに容量の大きなカクテル・グラスが用いられることもある。しかし、大型のカクテル・グラスが指定されているレシピのカクテルの場合、容量の大きなカクテル・グラスを用いるのではなく、ソーサー型のシャンパン・グラスで代用されることが多々ある。
代用の背景

日本では、あまり大きなサイズのカクテル・グラスは普及していなかったため、また、特に容量120ml以上の大型のカクテル・グラスに至っては、なおのこと普及していないため、ショートドリンクに分類されるカクテルの中でも、比較的大きな容量を必要とするカクテルを作る場合、大型のカクテル・グラス(容量90ml以上)を用いるのではなく、ソーサー型のシャンパン・グラス(容量120ml程度)で代用するということが、しばしば行われるようになった。
シャンパン・グラスについて

シャンパン・グラスにはフルート型という、高さが高いタイプのものもあるが、こちらはカクテル・グラスの代用グラスとしては用いられない。これは、ソーサー型のシャンパン・グラスはシャンパン乾杯する時に、フルート型のシャンパン・グラスは比較的ゆっくりとシャンパンを楽しむ時に用いられるわけだが、カクテル・グラスと同様に、短時間で飲み干すためのグラスという共通点のある、ソーサー型のシャンパン・グラスが、カクテル・グラスの代用グラスとして用いられるのである。
代用の現状

2009年現在でも、このような代用は行われている。アイ・オープナークローバー・クラブナイト・キャップなどなど、特に鶏卵が材料として用いられるショートドリンクを作る際に、代用が行われることが多い。これらのカクテルでは、使用するグラスとして「大型のカクテル・グラス」ではなく、「ソーサー型のシャンパン・グラス」と書かれたレシピも多く見かけられる。
関連項目

コップ

グラス


カクテル

ショートドリンク


出典^ a b c 花崎 一夫 監修 『ザ・ベスト・カクテル』 p.179 永岡書店 1990年6月5日発行 ISBN 4-522-01092-3
^ a b 稲 保幸 『カクテル こだわりの178種』 p.214 新星出版 1998年7月15日発行 ISBN 4-405-09640-6
^ a b 澤井 慶明 監修 『カクテルの事典』 p.77 成美堂出版 1996年12月20日発行 ISBN 4-415-08348-X
^ 杉田 米三 『最新カクテルブック』 p.9 柴田書店 1969年12月20日発行
^ 若松 誠志 監修 『ベストカクテル250』 p.261?p.263 日本文芸社 2003年6月25日発行 ISBN 4-537-20211-4
^ 稲 保幸 『カクテル こだわりの178種』 p.120 新星出版 1998年7月15日発行 ISBN 4-405-09640-6
^ 浜田 晶吾 『すぐできるカクテル505種』 p.38 有紀書房 1991年6月20日発行 ISBN 4-638-00531-4
^ 杉田 米三 『最新カクテルブック』 p.8 柴田書店 1969年12月20日発行
^ 堀井 浩一 『つくる・飲む・楽しむ カクテール』 p.22 文研出版 1986年4月5日発行 ISBN 4-580-90230-0
^ 片方 善治 『洋酒入門』 p.90 社会思想社 1959年12月15日発行
^ 若松 誠志 監修 『ベストカクテル』 p.24 大泉書店 1997年9月5日発行 ISBN 4-278-03727-9
^ 山本 祥一朗 監修 『カラー図解 カクテル』 p.141 成美堂出版 1994年12月10日発行 ISBN 4-415-07873-7
^ 後藤 新一 監修 『カクテル・ベストセレクション100』 p.13 日本文芸社 1996年5月20日発行 ISBN 4-537-01747-3
^ 上田 和男 監修 『カクテル・ブック』 p.20 西東社 1988年12月30日発行 ISBN 4-7916-0926-3
^ 花崎 一夫 監修 『自分でつくる おいしいカクテル』 p.153 永岡書店 2000年9月10日発行 ISBN 4-522-41081-6
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