オールスターゲーム_(日本プロ野球)
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1992県営宮城球場[注釈 1]ロッテ[注釈 2]
1996富山市民球場アルペンスタジアム中日
1999岡山県倉敷スポーツ公園野球場
(倉敷マスカットスタジアム)広島
2000長崎ビッグNスタジアムダイエー
2001札幌ドーム[注釈 3]西武
2002松山坊っちゃんスタジアム広島
2004長野オリンピックスタジアム西武
2006サンマリンスタジアム宮崎ソフトバンク[注釈 4]
2010新潟県立野球場
(HARD OFF ECOスタジアム新潟)横浜
2012松山坊っちゃんスタジアムヤクルト
岩手県営野球場楽天
2013いわきグリーンスタジアム
2018藤崎台県営野球場
(リブワーク藤崎台球場)ソフトバンク[注釈 5]
2022松山坊っちゃんスタジアムヤクルト
2026(予定)富山市民球場アルペンスタジアム

新潟は2004年4月の段階で2008年のオールスター開催が内定していたものの、同年に新潟県内では平成16年7月新潟・福島豪雨(7・13水害)や新潟県中越地震などの自然災害が相次いだ。県は災害復旧を最優先させるため、2008年竣工予定だった県立野球場の建設事業を凍結し、2005年7月に開催返上を決定。同月末に日本野球機構に開催辞退の申請を提出し、8月1日に行われた実行委員会で正式に承認された。オールスターゲームの地方開催を辞退するのは史上初のケースだった[注釈 6]。その後2006年に球場建設の目途が付いたことから再び開催地に立候補し、2010年の開催が内定。2009年6月の実行委員会で正式に開催が決定した(試合詳細は2010年のオールスターゲーム (日本プロ野球)を参照)。

2013年以降、地方球場でのオールスターの開催が途絶えていたが、2018年の第2戦は熊本県リブワーク藤崎台球場で開催することとなった。2018年以降、地方球場でも4年に1度開催するとしている[3]
選出方法

ファン投票により、外野手のみ上位3名まで、その他のポジションについては1位の選手が選出される。投手は「先発」「中継ぎ」「抑え」にポジションが分かれており、それぞれの1位が選出される。また、2008年より選手間投票が導入され、ファン投票と同様に各ポジション1位と外野手上位3名が選出される[5]。翌日発表の監督推薦(前年リーグ優勝球団監督が担当)を併せて両チーム28名ずつ(計56名)がメンバーとして登録される。

選手枠は原則として28名(合計56名)だが、試合数などを考慮し増加する場合がある。2010年は「プラスワン」により29名(合計58名)、3試合制の2011年から2013年は「プラスワン」を含め32名(合計64名)となった。

監督は前年度にリーグ優勝したチームの監督、コーチは前年度に2位・3位であったチームの監督が務める。前年度終了後に監督が交代した場合、またはシーズン中に監督が休養してコーチ等が代行を務める場合でもそのまま監督(監督代行)が監督・コーチとなる[注釈 7]
ファン投票

ファン投票は、公式投票はがき、市販の郵便・私製はがき、インターネット(パソコン、携帯電話)から投票する。インターネット投票では、同一メールアドレスから1日1回までという投票制限がある[注釈 8]

公式投票はがきは公式戦の開催会場や有名書店などで配布される[注釈 9]。公式戦会場などでは直接投票できる(切手不要)投票箱が設置されている。かつてはサークルKサンクス(現在のファミリーマート)でも配布されていたが、2016年をもって終了している。コンビニエンスストアの投票箱は2005年に一度設置を取りやめ、2006年から復活した。これは2005年に全面施行された個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)による影響との説があり、2006年以降の公式投票はがきには個人情報の記載が不要となっている。

投票開始日から数えて概ね1週間経過してから締切日までほぼ毎日(土・日曜日は除く)途中経過が発表され、締め切り後1週間程度をメドに最終集計が公表される。

1986年までは18名(1975年の指名打者制度投入後は19名)連記、あるいは1名のみの単記・または18名連記のどちらか等投票方式の変化をたどってきたが、1987年以後は単記・連記自由で、連記の場合は19名(セ・9人、パ・10人)までであれば自由となった(下記参照)。その後ルール改正で投手については「先発」「中継ぎ」「抑え」の3人ずつまで投票できるため、連記の場合は23人(セ・11人、パ・12人)まで投票できる。ただし、各リーグ・各ポジションにつき1名(外野3名まで)は厳守することとなっている。

公式投票はがきからの投票の場合、マークシート方式であらかじめノミネートされた選手の中から選んで塗りつぶす方式が取り入れられている。ノミネート選手外の場合は、チーム、ポジション、背番号の順に塗りつぶして投票する。2016年の原口文仁の場合、T→2→9→4の順に塗りつぶす。

2005年より、ファン投票において得票数トップとなった選手は「最多得票プレーヤー」として表彰される。表彰は出場選手発表後、所属チームのホームゲーム開催球場にて実施され、認定証、盾などが贈呈される。

基本的にファン投票で選出された選手は出場を辞退することができない。辞退した場合は野球協約86条により、当該選手が属する球団の球宴終了後の後半戦開始から10試合選手登録ができなくなる。2006年まで「顕著な傷病等により出場できなかったものとコミッショナーが認めた時は、出場登録できるまでの期間を短縮することができる」とあり、故障による出場辞退の場合は登録停止期間の短縮もしくは免除を受けることができたが、明確な適用基準がなく悪用の恐れがあるとのことから、この年を以って廃止となった。この制度の適用を受けたことがある選手は2003年の川崎憲次郎、2006年の福留孝介小久保裕紀の3人である。福留は後半戦開幕から活躍したため制度の悪用との批判があった(もっとも福留は他の年はすべて選出された年に出場しており、この年もオールスター前に怪我の影響で14試合を欠場している)。なお2019年より野球協約が改定され、脳震盪により登録抹消された選手は適用除外となる他、オールスターゲーム開催時点で出場選手登録を抹消中の選手については抹消期間中の試合数を10試合から差し引くことになった[10]
歴代のファン投票の方式

1951年、1952年:18名連記。市販のはがき使用による郵送のみ

1953年:単記(1名のみ)。はがき郵送のみ

1954年、1955年:単記・18名連記のどちらでも可(市販のはがきの郵送の他、新聞刷り込み投票用紙、はがき大の画用紙でも投票と持ち込みも可能)

1956年:はがきの場合は単記・18名連記どちらも可。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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