オールインワン
またノートパソコン、タブレットコンピュータ、スマートフォンのような形態のパソコンはその形態上基本的にオールインワンである。中にはテレビパソコンと呼ばれるTVチューナーを備える製品も存在する。ボードPCやスレートPCなど、必要に応じてキーボードを(場合によってはマウスも)接続する(無線含む)前提というカテゴリもある。
ラジカセ
従来は個別の製品であったラジオとコンパクトカセットテープレコーダーを一体化した製品。相互の機能を密接に連携させたため、付加価値に留まらない新しい価値観を創造した。これは後にCDプレーヤーやMDプレーヤー、さらにはエフェクターなどの元来コンポーネントで提供されていた各種高度機能を取り込むという形で、更にオールインワン化したCDラジカセやバブルラジカセのような製品も登場した。
コーヒーメーカー
登場当初より給湯器・保温器が組み込まれていたが、高級品ではコーヒーミルのみならず焙煎器までも内蔵した製品があり、コーヒーを淹れる装置としてオールインワン化されている。また、コーヒーメーカーとオーブントースター、小型ホットプレート、タイマーを一体化し、「朝食用に、コーヒー、トースター、目玉焼きの調理が一元並行して行える」ことを謳い文句にした製品が存在する。
洗濯機
発達の過程で脱水機を内蔵し、初期の2槽式から1槽式(全自動洗濯機)へ統合進化した。現代では乾燥機を統合した製品も現われ、洗濯という家事に向けてオールインワン化されている。
ファクシミリ・コピー機(複合機)
ファクシミリは文字画像伝送以外にも電話機とコピー機を一体化した製品という性格と用途を持つ。感熱紙方式が一般的だった頃はコピー機としてはあまり使われず、他に方法が無い場合の代替的な存在であった。レーザープリンター方式の製品が普及すると、コピー機としても積極的に使われるようになった。またコピー機も、スキャナとプリンターを一体化した製品である事が、パソコンの普及とともに意識されるようになり、パソコンの接続機能を装備し、その目的で使われる製品が作られるようになった。近年では、コピー機、ファクシミリ、パソコン用スキャナ・プリンターを兼ねる製品も増えている(複合機)。パソコン普及の黎明期(80年代後半?90年代前半)には、パソコンとファクシミリを接続し、ファクシミリをスキャナ・プリンターとして使用するための、パソコン用の周辺機器も存在したが、当時のファクシミリはスキャナとしてもプリンターとしても、パソコンの外部機器としての性能はあまり高いものではなかった。
ワードプロセッサ
パソコン、プリンター、文書作成ソフトを一体化したオールインワン機器と言える[注釈 2]。パソコンの普及とともに衰退し2001年に生産終了したが、未だに根強いユーザもいる[1][2][3]。
冷蔵庫
中型以上の家庭用冷蔵庫は冷凍室という形で冷凍庫と一体化しているものがほとんどである。
関連項目
設計
ユーザビリティ
複合機
製品
映像機器
テレビデオ
音響機器
ミニコンポ / カーオーディオ
ラジオカセットレコーダー / ラテカセ
パーソナルコンピュータ
ラップトップパソコン
ノートパソコン
省スペースパソコン
システムキッチン
ユニットバス
アーミーナイフ
ビクトリノックス
出典[脚注の使い方]
注釈^ むしろ単機能の「プロフィール」(ソニー)のような製品が例外的。
^ ただし他の多くの「多能的」オールインワン機器と違い、綺麗な印刷文書を得るための清書専用機という単能機という使い方が(特に日本では)専らであった。図形編集などの機能が付加価値として付けられているものも家庭用機などには多かったが、オマケないしカタログスペック上の販促要素といった色が濃く、まともに使い物になるDTPワープロと言えるようなレベルの製品は多くなかった。
出典^ ⇒逆行する需要...ワープロの可能性
^ ⇒ホームヘルパーの現場で 高齢者にワープロが人気?
^ 2010年8月20日放送のニュースウオッチ9 (NHK)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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