OpenStreetMapは、商用・非商用を問わずにデータの自由な利用と再配布を進めるため、初めはCC BY-SAというオープンなライセンス下で発表されたが、2012年9月12日にライセンスがオープンデータベースライセンス (ODbL) 1.0に切り替えられた。これは地図のデータセットにはODbLの方がより適切だとOSM財団が判断したからである[3]。
ライセンス変更の一環として、幾分かの地図データは削除する必要があった。新しいライセンスに同意しなかった人たちが投稿したデータと、そのデータに対する編集もすべて削除された。また、新しいライセンスと衝突する別のライセンス下で提供されたデータに基づく編集も削除された。現在[いつ?]の概算では全データの97%は保たれるが、例えばオーストリアは24?84%(データの種類により異なる)が保たれるといったように、地域によっては影響が大きい場合もある[4]。 このプロジェクトにデータを追加する場合はODbLと互換性のあるライセンスである必要がある[要出典]。こういったデータには、パブリックドメインのような著作権が切れたものも含まれる。また、参加者は必ずユーザー登録をした上で、現在のライセンスに同意する必要がある。政府の公開しているデータなど参加者本人以外が所有するデータを追加する場合は、ライセンスを調査しODbLと互換/整合性が取れるかを確認する必要がある。 OpenStreetMapの内部で使われていたり、OpenStreetMapを表示するのにつかわれているソフトウェアは他のプロジェクトから借用しており、そちらのプロジェクトにおけるライセンスが適用される。ユーザーが地図を編集したり変更履歴を見るためにアクセスするアプリケーションはRuby on Railsで構築されている。また、このアプリケーションはユーザーデータの保存とメタデータの編集のためにPostgreSQLを使用している。 標準の地図は描画にMapnikを、保存にPostGISを使用し、Apacheのモジュールmod_tileの機能も使用している。 Flashベースの地図編集ソフトPotlatch2などのソフトウェアはパブリックドメインで配布されている[5]。 オープンストリートマップのデータは、数多くのサイト経由で、異なった形式で提供されている。 地図の描画は汎用地図サイト上で、オンラインで利用できる: 地図サイトテーマ領域日本語版
追加データ
ソフトウェア
使用法
オンラインのラスタ地図OpenSeaMap.org では海域を航行中の船について、その船名、船籍、進行方向、航行速度
OpenStreetMap
デバッグ全世界○
Information Freeway
携帯電話上にOpenStreetmapのデータを表示させるための、いくつもの異なったデバイスをサポートするプログラムが数多く存在している。サポートされているデバイスの大多数は、Java MEを動かせるものであり、Android[6]、iPhone、Windows Mobile あるいは Openmoko
のようなプラットフォームと同様に、大多数の現行機種でOpenStreetmapを使えるようにさせる。数多くのプログラムは、たとえばラスタ地図か、ベクトル地図を使う場合、インターネット接続かオフラインで使え、自転車道[7]のサポート、アドレス検索やルーティングのような高度な機能をサポートするというような、キーとなる、異なった機能を売りにしているので、各種の目的に応じて地図を見るという必要性に対応することが出来る。携帯電話向けの、いくつかのプログラムライブラリ中でのOpenStreetmapのサポート[8][9]は、他のlocation-based serviceのOSM地図を含むことをも可能にしている。Yahooは、バグダード、北京、カーブル、シドニーと東京を含む全世界のいくつかの都市で、そのFlickrサービス内で、OpenStreetMapデータを使うことを開始した[10][11][12]。