オードレ・アズレ(仏: Audrey Azoulay、1972年8月4日 - )は、フランスの政治家、官僚、国際連合職員である。2016年から2017年にかけてフランス文化省大臣を務めた。2017年10月13日、国際連合教育科学文化機関(UNESCO)の事務局長に指名され、2017年11月15日から事務局長を務め、エジプトの文化遺産保護を視察するなど現場を見つめている[2]。 2006年にフランス映画庁(仏: Centre national du cinema et de l'image animee
来歴
国際的には2016年5月26日、東京においてルーブル美術館長の声明を支持、同年12月にアブダビでフランスとユネスコおよびUAEによる紛争地域における文化遺産保護会議(英: International Conference on Safeguarding Endangered Cultural Heritage)の開催と共同声明の草案に遺産の保護修復の基金提言を盛り込むよう尽力すると[6]、2017年3月に初開催となったG7文化相会議では文化遺産の破壊に強く抗議する「フィレンツェ宣言」をまとめ上げている。2017年3月24日には国連安保理に戦闘地域における文化財保護についての決議草案2347号を提出し、フランス、イタリア、ユネスコの主導によって満場一致で可決され、基金が発足した[要出典]。
2017年にはユネスコ事務局長職に立候補し、10月に4度の投票を経て選出された[要出典]。11月10日には第36回国連総会にてユネスコ事務局長の指名承認を受け、同月15日から就任の運びとなった[4]。2021年11月9日のユネスコ総会にて事務局長再任が賛成多数で可決された[7]。
パリ生まれ[疑問点 – ノート]。モロッコ王国のエッサウィラに居住していたユダヤ人家系に生まれ、父親はモロッコ王のムハマンド6世のアドバイザーであるアンドレ・アズレ[要出典]。本人は「超左翼的環境で育った」「パレスチナ問題に政治的関心がある」ことを明言している。
経営学の修士号をパリ第9大学、MBAをランカスター大学(1993年)、において取得している[1]。その他、パリ政治学院(1996年)、フランス国立行政学院(1998年-2000年、 “Averroes” graduation)においても学んだことがある[1]。