サムロー(????????, アルファベット表記するならsamlor)はタイ語で「3つの車輪」あるいは「三輪車」(オート三輪車)を意味する言葉で、日本では「サムロ」とも言う。自転車やオートバイの車体後部に人力車の客席を接続した形の三輪車を利用して営業するタクシーである。オートバイを基に製作された車両を利用したものはサムロークアン(?????????????)と呼ばれている。サムロー専用の免許が用意されている一方で、サムローやサムロークアンにはナンバープレートがなく、登録の必要もない。自転車と同じような扱いを受け、タイでは飲酒検問などもされない。また、バンコク首都高速での運行はできない。 フィリピンでは、「トライシクル」と呼ばれる三輪タクシーが大量に走っていて、庶民の足として利用されている。定員は運転手を含め4人?7人程度で、大きなバス停の近くにトライシクルのターミナルが設けられていて、満員になると発車する。ルートを巡回する運行形態の場合、乗合料金は13.5ペソ/人で、貸切直行タイプは往路で60ペソ、復路で50ペソである(いずれもマニラ近郊)。100 cc程度の小型オートバイを改造した三輪自動車や、屋根付のサイドカーが利用されているほか、自転車に側車を取り付けたトライシクルもある。 マニラ近郊の大気汚染を緩和する一環として、2011年に電動トライシクルを導入するプロジェクトが行われたが、度重なる水害に巻き込まれたり過酷な使用状況から1年程度の間に半数近くが故障した。2013年からは、アジア開発銀行の協力を得ながら5億ドルの費用を投入して、2016年までに10万台を投入する計画が進められている[7]。日本のベンチャー企業トリトンEVテクノロジー(その後渦潮電機(現・BEMAC)が吸収合併)、テラモーターズの二社が相次いでフィリピン向け電動三輪タクシーの開発生産を発表した[8][9]。2019年には、渦潮電機がフィリピン政府がから受注した電動三輪タクシー3,000台を納入した[10]。 中国の地方都市では現在も三輪タクシーが利用されている。 国土が広大なため、地方によってその外見も多様である。 日本では1949年(昭和24年)ごろから大阪を中心に「半タク」と呼ばれる三輪タクシーがあった。戦前の半円タクシーから名称を流用しているが、料金は一般タクシーの80円に対し50円であった[11]。 タイでトゥクトゥクとして利用されている三輪自動車を日本に輸入、販売する業者もある[12]。日本ではタクシーとして営業することはできないが、日本の法規基準を満たすべく改造され、公道走行が可能な自家用車として登録されている。トライクと同様に、道路運送車両法では側車付二輪自動車として扱われ、道路交通法では普通自動車に準ずるものとなっている。そのため、普通自動車表記の運転免許証(AT限定含む)保有で運転できるほか、ヘルメットの装着は不要、高速道路での走行も可能である[13][14]。2016年(平成28年)6月時点、日本国内で400台ほどが販売されている。東京都内のタイ料理店で使われているトゥクトゥク
タイのサムロー
タイのサムロー
1950年代のタイのサムロー
フィリピンのトライシクル
トライシクル(側車タイプ)
オーソドックスな乗客定員4人のタイプ
乗客定員6人のトライシクル(側車タイプ)
乗客定員6人のトライシクル(三輪車タイプ)
中国中国・瀋陽の三輪タクシー(2007年5月)
日本
タイのトゥクトゥク車両の日本への輸入
脚注[脚注の使い方]^ ノー密「トゥクトゥク」快走中 千葉・南房総で周遊観光に
^ Thank you for launching Uber Auto!
^ Ola Autos