オーディン
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兄弟にヴィリとヴェー[19][注釈 3]がおり、彼ら兄弟は3人で原始の巨人ユミルを殺し、世界を創造した[21][22]

妻はフリッグで、彼女との間にバルドルがいるが、オーディンは女巨人との間にも子を成した。

娘のヨルズ[23]との間にトールグリーズとの間にヴィーザルリンドとの間にヴァーリがいる。他に母親は未詳であるがホズヘルモーズブラギヘイムダルも彼の息子とされている[24]
オーディンの呼称

オーディンは多くの呼び名(ケニング)を持っている。その呼び名としては、以下のものが挙げられる。

全知全能の神

詩の神

戦神

魔術と狡知の神

死と霊感の神

万物の神

槍の神(ゲイルチュール)

戦死者の父(ヴァルフォズル)

戦死者の神(ヴァルチュール)

戦死者を受け入れる者(ヴァルソグニル)

偉大で崇高な神(フィムブルチュール)

鴉の神(フラヴナグズ、フラヴンアース)

叫ぶ者(ゴルニル、ゴロル)

語る者

高き者(ハール、ハーヴィ、ホヴィ)

禍を引きおこす者(ベルヴェルク)

知恵者(フロプト、フロプタチュール)

軍勢の父(ヘルフォズル)

恐ろしき者(ユッグ)

勝利を決める者(ガグンラーズ)

仮面をかぶる者(グリームニル)

人間の神(ヴェラチュール)

兜をかぶれるもの(グリーム)

旅路に疲れたもの(ガングレリ)

兜をつけたもの(ヒァームベリ)

第三のもの(スリジ)

わきかえるもの・海?(スンド)

波(ウズ)

戦士の目をくらますもの(ヘルブリンディ

真実のもの(サズ)

姿を変えるもの(スヴィパル)

真実をおしはかるもの(サンゲタル)

軍勢の名で快く感じるもの(ヘルテイト)

突くもの(フニカル、フニクズル)

片眼を欠くもの(ビレイグ)

焔の眼をせるもの(バーレイグ)

(蜜酒を)隠すもの、守るもの(フィヨルニル)

誘惑に長じたもの(グラプスヴィズ)

途方もなく賢いもの(フィヨルスヴィズ)

眼深に帽子をかぶったもの(シーズヘト)

長髯の者(シーズスケッグ、シーズグラニ)

馬にのって突進するもの(アトリーズ)

船荷の神(ファルマチュール)

顔をかえることのできるもの(イヤールク)

船人(キャラル)(橇を引くときは)

促進者(スロール)(民会のときは)

滅ぼす者(ヴィズル)(戦では)

望むもの(オースキ)(神々のところでは)

最高のもの(オーミ)(神々のところでは)

同じように高きもの(ヤヴンハール)(神々のところでは)

盾をふりまわすもの(ビヴリンディ)(神々のところでは)

魔法(魔杖ゲンドゥル)の心得あるもの(ゲンドリル)(神々のところでは)

槍をもつもの(スヴィズル、スヴィズニル)

目覚めたるもの(ヴァク)

高座につくもの(スキルヴィング)

さすらうもの(ヴァーヴズ)

生贄に決められたもの(ガウト)

灰色の鬚(ハールバルズ)(渡守に身を変えたオーディン)

戦の狼(ヒルドールヴ)

がなり立てる者(ヴィズリル)

勝利を与える者(シグジル)

勝利の父(シグフォズル)

勝利の神(シグチュール)

万物の父(アルフォズル)

盲目の者(ブリンディ、ブリンド)

分捕品をつくる者(フェング)

攻撃者

救助者

疾駆する者

試す者

片眼の者(ホーアル)

知を欲す者

脚注
注釈^古エッダ』の日本語訳本として知られている谷口幸男訳『エッダ - 古代北欧歌謡集』 (1973年) は、「凡例」で「固有名詞はなるべく原音に近づけようとしたが、すでに本邦でよく用いられているオーディン、トールは、そのままにしておいた」と但し書きした上で「オーディン」表記を用いている。
^ 『古エッダ』の『グリームニルの歌』でオーディンが名乗る別名の「シーズスケッグ」[7]、「ハールバルズ」[8]、「シーズヘト」[7]は、それぞれ「長髯のもの」[9]、「灰色の髯」[10]、「目深に帽子をかぶったもの」[11]の意。


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