オーストラリアは、生活の質、健康、教育、市民の自由、民主主義指数、経済的自由権、世界平和度指数、および政治的権利において世界最高値の順位に立っており[20]、さらに国内すべての主要都市が、国際的な居住性の順位(英語版)において高い確率で挙げられており、どれも例外的に機能を果たしている面を持つ。
また、オーストラリアは高度に発展した高所得経済国家(英語版)であり、2014年時点での一人当たりの国民所得は世界第5位であった[21]。2022年の時点で、経済規模は世界14位であり、 1人当たりの所得は9位となっている[22]。2021年時点の人間開発指数では5位にランクされている[23][24]。一方で同国は地域大国であり、軍事費が世界13位(英語版、フランス語版)という高さを誇っている[25]。
国際連合、G20、経済協力開発機構 (OECD)、世界貿易機関、アジア太平洋経済協力及び太平洋諸島フォーラム加盟国である。2013年9月MIKTAにも参加した。また、イギリス連邦加盟国で英連邦王国の一国となっており、その傍ら太平洋共同体の創設国で日米豪印戦略対話の当事国家の一国かつANZUS、UKUSA協定、AUKUS締結国の一国ともなっている。
国名詳細は「オーストラリアの国名(英語版)」を参照オーストラリアの最も古い地図(1547年)
正式名称は、Commonwealth of Australia(英語発音: [?k?m?n?welθ ?v ?(?)?streilj?] コマンウェルス・ァヴ・オ(ー)ストゥレイリャ)。通称、Australia 発音(豪)[ヘルプ/ファイル] 発音(米)[ヘルプ/ファイル]。
通常、日本語の表記は オーストラリア。正式名称たる Commonwealth of Australia を訳してオーストラリア連邦とすることもある。
日本における漢字表記では濠太剌利とされ、またそこから濠洲(ごうしゅう)とも呼ばれる[26]。「連邦」を付け濠洲連邦ということもある。「濠」「洲」は常用漢字の「豪」「州」を代用して豪太剌利・豪洲・豪州と書くことも多い。また、濠洲という略称は朝鮮語でも用いられ、ハングルでは ?? と表記される。中国語圏での漢字表記は澳大利亞、略称は澳洲となる。
国名の由来はラテン語で「南の地」を意味する terra australis で、これはヨーロッパにおける伝説上の大陸、テラ・アウストラリス・インコグニタ(ラテン語:Terra Australis Incognita)のことを指している。「マシュー・フリンダース」も参照