オーストラリア_(映画)
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そこの管理人ニール・フレッチャーと、このあたりを牛耳り、アシュレイ家と敵対する大牧場主キング・カーニーが結託して、牛を盗んでいったのだった。彼女に残された道は、残った1500頭の牛を遠く離れたダーウィンの港へ持って行き、軍との食料用牛肉の契約をすることだけだった。

アボリジニの呪術師キング・ジョージに見守られながら、混血少年ナラたちとの旅が始まる。ようやく到着したダーウィンで牛の売買契約が軍とまとまる。カーニーは牧場を買い取りたいというが、サラは拒否。街でアボリジニ保護のための資金を集めるダンス・パーティが開かれ、サラとドローヴァーは互いに惹かれあう。ナラとの3人の生活が始まるが、感情のすれ違いが起こり、ドローヴァーはサラのもとを去る。キング・ジョージと成人儀式で旅に出ていたナラが警察に捕えられ、サラはダーウィンに向かうが、第二次大戦が勃発。ナラのいるミッション・アイランドは日本軍の最初の攻撃目標で、ドローヴァーはサラとナラを救うために向かう。戦火の中で3人は再会。サラの夫を殺した真犯人の魔の手もキング・ジョージが阻止する。こうして3人は新たな関係へと踏み出していく。
登場人物
レディ・サラ・アシュレイ
演 -
ニコール・キッドマン、日本語吹替 - 岡寛恵イングランド貴族。オーストラリア北部の牧場「ファラウェイ・タウンズ」を亡き夫から相続した。
ドローヴァー
演 - ヒュー・ジャックマン、日本語吹替 - 山路和弘野性味あふれるオーストラリア人のカウボーイ。本名は劇中では不明。レディ・サラ・アシュレイから道案内として雇われた。アボリジニの女性と結婚していたことがあるため、白人社会からは異端視されている。
ニール・フレッチャー
演 - デビッド・ウェナム、日本語吹替 - 牛山茂レディ・サラ・アシュレイの牧場の支配人。実はキング・カーニーの手先で卑劣な男。サラに対してなおも執拗に土地建物を押し買いしようとし、ナラを殺そうとするが、ナラの近親者に討たれて死ぬ。
キング・カーニー
演 - ブライアン・ブラウン、日本語吹替 - 小川真司北オーストラリア一帯の大半の土地を所有している大地主。戦争を利用して一儲けを企む。
キプリング・フリン
演 - ジャック・トンプソン、日本語吹替 - 宝亀克寿アルコール中毒の老会計士。
ナラ
演 - ブランドン・ウォルターズ、日本語吹替 - 木村亜希子「ファラウェイ・タウンズ」の使用人の子で、白人とアボリジニとのハーフの少年。ダーウィンへの旅でサラと同行する。実の父親は不明だったが、後半である人物であることが明かされる。
キング・ジョージ
演 - デイヴィッド・ガルピリルアボリジニの老人でナラの祖父。どこからともなく現れナラを見守る。「ガラパ」と呼ばれるアボリジニの呪術師。
キャサリン・カーニー
演 - エッシー・デイヴィスキング・カーニーの娘。物語後半でフレッチャーと結婚。

その他の日本語吹き替え:石住昭彦大滝寛仲野裕丸山壮史田原アルノ堀越真己ふくまつ進紗小林美奈沢木郁也谷昌樹加納千秋定岡小百合森夏姫橋耕次郎小室正幸北川勝博櫛田泰道深津智義勝沼紀義石川綾乃設楽麻美木村はるか

製作の背景

2005年5月、ラッセル・クロウニコール・キッドマンが直接20世紀フォックスバズ・ラーマン監督、映画脚本作家スチュアート・ビーティーによる映画の出演交渉に赴いた。だが、ラッセル・クロウは出演できず、ヒュー・ジャックマンが出演することになった。

製作に取り掛かったのは2006年9月だが、予算などの問題で2007年2月から始まった。ニコール・キッドマンは当時妊娠中であったが降板せず、撮影を無事終えた。
史実との差異

日本軍がオーストラリアに上陸し、子供を救いに来たオーストラリア人(アボリジニ)を取り囲み殺すシーンがあるが、これはフィクションである。日本軍は継続的にダーウィンを空爆し、その沖合70キロにある「伝道の島(Bathurst Island)」も攻撃したことがあるが、オーストラリア大陸には上陸していない。
評価
興行収入


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