主力戦闘機のF/A-18のほか、早期警戒管制機、空中給油機などを装備している。対潜哨戒機であるAP-3Cも空軍が運用している。
戦闘機
F/A-18 ホーネット
1981年10月に、多用途戦闘機ダッソー・ミラージュIIIの後継機として採用。A型55機、B型16機を装備。航法・通信・識別システム改修。AN/APG-73レーダーへの変更などの能力向上が実施されている。JDAM-ER(統合型直接攻撃弾-射程延長型)の投下試験がF/A-18Aを使用して実施されている。
F/A-18E/F スーパーホーネット
左からF-35、F/A-18F、EA-18G2007年F-111の更新機種としてF/A-18F ブロックII スーパーホーネット24機の採用を決定。2010年3月からクイーンズランド州アンバーレイ基地に順次配備。RAAFのF/A-18の半数は将来F-35が配備された時点でEA-18Gグラウラーに改修できるよう内部の配線などが配慮された設計となっているが、2013年改造せず保持することが発表された。
EA-18G グラウラー
2017年から新たにE/A-18F12機を導入し、第6飛行隊で電子戦機として運用している。2018年1月、1機がエンジン火災により喪失。保有数は11機となった[2]。
F-35 ライトニング II
SDDプログラムにレベル3(出資割合1-2%程度)で参加している。2014年9月29日にオーストラリア空軍向けF-35A初号機(AU-1)、10月1日に2号機(AU-2)が初飛行した。2014年後半にオーストラリア空軍に引き渡され、アメリカ合衆国内で乗員訓練が行われている[3]。最終的には72機のF-35Aを発注。2022年7月現在、50機が納入済[4]。
練習機
ピラタス PC-21
2017年から導入され、基本練習機としてパイロット養成に使用されている。また、アクロバットチーム「ルーレッツ」の使用機でもある。49機が運用されている[5]。PC-9は2019年に運用を終了した。
BAeホーク
アエルマッキ MB-326の後継として採用された転換訓練機。F/A-18への移行を容易にするため操縦席がグラスコックピットになっており、前・後席にそれぞれ3基のカラーCRTが付けられ、前席にはヘッドアップディスプレイがある。二義的に近接航空支援任務も有している。Mk127型を33機運用している。
電子戦機・早期警戒管制機
E-7A ウェッジテイル
6機が第2飛行隊で運用されていて、ウィリアムタウン基地(ニューサウスウェールズ州)に配備[6]。
哨戒機
AP-3C
P-3Cに独自のアップグレードを施した機体。2002年から運用している。P-8Aの導入により順次退役。
P-8A ポセイドン
2016年からAP-3Cに代わり導入された機体。2022年7月現在、12機が納入されており、さらに2機が発注済み[7]。
輸送機・空中給油機
C-130J ハーキュリーズ
1999年から12機をリッチモンド基地(ニューサウスウェールズ州)に配備。C-130Hは2012年11月30日に運用を終了した[8]。
C-17 グローブマスターIII
国外展開用としてA400Mとの比較検討の上、2006年に4機の導入を決定、2008年までに受領した。2011年には2機の追加発注を行い、2012年11月までに受領している。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}2021年7月現在、8機が第36飛行隊に配備されている。[要出典]
C-27J スパルタン
DHC-4カリブーの後継として10機が運用されている。2014年以降にアメリカ国内で引き渡しと乗員訓練が始まり、2015年から第35飛行隊で運用が開始された。
KC-30A(A330MRTT)