アシュレーは『ニューヨーク・ミニット』を最後に出演作品はなく[4]、2009年に俳優業を引退すると発表した[5]。メアリー=ケイトは2006年以降、単独で俳優業を続けていたが、2012年に俳優業の引退を表明した[5]。引退後はファッションデザイナーの仕事に注力したため、テレビなどの出演は『エレンの部屋』などのトーク番組へ時々出演する程度となり、『フルハウス』のスピンオフ『フラーハウス』の出演も見送っている[4]。 子役としてテレビの仕事を共にやっていた頃から、ファッションのデザインに携わっており、12歳のころに衣服、香水、化粧品、アクセサリーを扱うファッションブランド「mary-kateandashley(メアリーケイトアンドアシュレー)」を立ち上げている(2009年に廃止)。 2006年には高級ブランド「ザ・ロウ 姉妹が主力としている以下2銘柄は、2013年に伊藤忠商事が日本での輸入販売権を取得し、コロネット
ファッションデザイナーとして
ファッションブランド
また、ハリウッド女優などに愛用者が多いことで知られている[13]。
THE ROW(ザ・ロウ)
ブランド名はロンドンの「サヴィル・ロウ」から名付けられた[12]。ディテールやフィット感を追求したデザインを特徴としている[12]。ファッション誌「Vogue」で「感動的な服」と評された[8]。アメリカファッション協議会主催の「CFDAファッションアワード」では2012年と2015年にレディースウェア部門で受賞している[14]。ハンドバッグや靴も取り扱う。2016年にはヴィンテージのジュエリーをニューヨークとロサンゼルスの店舗のみで販売した[15]2016年にはメンズライン(紳士服)の小売りを一部で始め、2018年10月からフルコレクションの販売を開始した[16]。
Elizabeth & James(エリザベス&ジェームズ)[注 1]
アシュレーとメアリー=ケイト共にミューズであり共同デザイナーもつとめる。名前は妹のエリザベスと兄のジェームズ=トレントに由来する[2][17]。アップタウンの洗練された女性的要素と、ダウンタウンのカジュアルな男性的要素を、絶妙なバランスで表現したデザインを特徴としている[11]。ジュエリー、サングラス、靴の取り扱いがあった他、デニム素材の服「Textile Elizabeth & James(テキスタイル)」、および香水「Elizabeth & James Nirvana(ニルバナ)」も展開していた[18]。2019年にアメリカの百貨店「コールズ」と独占契約を結び、従来より価格を抑えた上で同店の専売ブランドとしてリニューアルすることを発表した[19]。