2度開催されたインスブルックオリンピック(オーストリア)。1976年大会では1964年大会のエンブレムが、かなり踏襲された。
開催国の国旗がモチーフになることもある。日本では計4回のオリンピック開催のうち、はじめの2大会で日の丸が用いられた。他の国でも、1992年アルベールビルオリンピック(フランス)で赤・白・青のトリコロールが使われ、1932年ロサンゼルスオリンピック、1984年ロサンゼルスオリンピック(アメリカ合衆国)はどちらも星条旗を彷彿とさせるものだった(星自体は1996年アトランタオリンピックでも使われた)。
走る人(選手)を表現したエンブレムもいくつかある(バルセロナ、シドニー、北京など)[26]。
冬季オリンピックでは、雪の結晶マーク(雪華模様)もしばしば見られる。
開催年の数字をモチーフにしたのが2012年のロンドンオリンピック。招致エンブレムにおいても幾つか見られる(2000年立候補のイスタンブール[27] や2024年立候補のパリ[28])。
なお、例えば富士山など「『社会の共有財産』と見なされるものと混同させるようなデザインを含まない」とのIOC規定が、あるともいわれる[29][30][31]。
脚注
出典^ a b 読売新聞 2016年3月8日朝刊31面 先読み東京五輪「記憶に残るエンブレム」
^ a b 東京 2020 大会エンブレム デザイン募集のご案内(応募要項) 2015年10月16日
^ 東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会がスローガン及びポスターを発表! - 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
^ ⇒IOC・JOCの定義による「エンブレム」と「ロゴ」の違い
^ ⇒マーケティング 「オリンピック・パラリンピックに関する知的財産等の無断使用および不正使用ないし流用は法的にも罰せられます。」 - TOKYO 2020
^ ⇒2016年のオリンピック候補地となっている4都市の招致ロゴ - GIGAZINE、2009年8月6日
^ ⇒シリーズ銀座×人 VOL.7 東京芸術大学 大学院生 島峰 藍 - Ginza Official、2013年1月17日
^ ⇒WORKS 東京オリンピック・パラリンピック招致エンブレム(2020招致) - GK Graphics
^ ⇒五輪招致ロゴに熱視線も IOC規定では使えず - 東京新聞、2015年9月3日 朝刊
^ 「招致の桜」エンブレム、継続使用はダメ なぜ?【東京オリンピック】 - ハフィントン・ポスト、2015年9月3日
^ ⇒想像力のメダリスト!デザイン王 - ヒーローズインタビュー、2011年1月18日
^ ⇒東京2020大会エンブレム、開幕5年前にあたる7月24日にいよいよ発表 - デザイン情報サイト[JDN]、2015年7月23日
^ ⇒Paralympic Games - Rio 2016 Summer Paralympics
^ a b c 応募に関するFAQ 「エンブレムの制作条件」 - エンブレム選考特設ページ #東京2020エンブレム>>TOKYO 2020
^ ⇒五輪エンブレム 似たデザインに問題なしの見解 - NHKニュース、2015年7月30日
^ ⇒選考のあり方にさらに疑問に感じさせた佐野さんの最初のデザイン案 - BLOGOS(大西宏)2015年8月29日