言語学ではオノマトペの研究は立ち遅れた分野であったが、それはオノマトペが日常的で格式に欠けるとか、子供じみた幼稚なことばであるといった先入観や偏見によるためではないかと思われる[13]。しかし1980年代から、田守育啓、ローレンス・スコウラップ、浜野祥子らにより日本語でのオノマトペ研究は飛躍的に発展した。それ以前にも金田一春彦[14]、西尾寅弥らによる研究などがあった。 英語圏における東南アジア言語の研究では、expressivesという術語が、日本語学における「擬態語」に相当するものとして用いられてきた[15]。同様の現象は通言語的に見られ、英語圏ではイデオフォン (en:Ideophone
諸言語における擬態語
以下は中部アフリカで話されるバヤ語における擬態語の例である[17]。
?o?o?o 「雷」
zananana 「赤々と燃える火」
selele「完全な静寂 (しーん)」
参考文献
金田一春彦著、浅野 鶴子